もし僕がたった1行でAIを語るとしたら
AIとは、コンピュータのプログラムである。
もし僕がたった1行でAIを語るとしたら、僕はこう言うしかないだろう。
「AIとは、人工知性のことだ、その略語だ」という、ありふれた説明をしないのは、本物の「人工知性」自体がまだファンタジーであること、AIという略語がすでにひとり歩きしているからだ。
しかし。
こんな定義では、とうてい認めることのできないかたもおられると思う。でも、2021年の現在では本当にそうなんだから仕方がない。では、なぜ僕の説明を認められない、あるいは、認められないだろうと僕自身が思ってしまうのか。
このテキストは、その理由をそれなりに沢山の言葉で語ろうとするものなんだ。
あくまでも、僕の言葉で。
さて、次回は、今回に引き続き、落語で言うところの「枕」。
いわゆる「前説」のことだ。
僕自身の、ささやかな経験として、前説をもう1回だけ語りたい。
僕は、ロボットを作ったことがある。
そしてまた、僕はAIに語りかける。
アイを知ってほしいから。
読んでいただいて、ありがとうございます。
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