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curse  作者: 鷹真
7/7

後日、西賀はなんと警察官とも仲良くなっていたようで、事件の真相を仕入れてきた。

曰く、

中谷涼香は竹中勝一に脅されていた。ネタはもちろんあの堤監督に見せて貰った動画だ。ドラッグパーティの様子が映っていた。

竹中勝一はフリーランスのライターで、あくどい事も色々やっていたようで、そのツケが回って某組に追われる羽目になり、大金が必要になった。それで中谷涼香を脅す事を思いついたのだろう。

一方、田中は時折、中谷涼香をストーキングしていた。本人曰く、見守っていたそうだ。

監督が言っていた見るだけのストーカーが、田中だった訳だ。

そのストーキング最中、竹中に脅迫されている現場を目撃した。排除すべく、中谷と別れた竹中を付け、人気の無くなった場所で犯行に及んだ。メッタ刺しにした背景には、自身の恨みも相当こもっていたようだが。

さらに驚いたことに、臨時警備員として関西試写会会場にいたというのだ。不幸が無ければ、中谷涼香も参加していた試写会だ。そう見越しての臨時警備員か。

その試写会会場で鈴木と偶然に再会し、昔のように見下してきた鈴木に当時からの積もりに積もった恨みに加え、あのドラッグパーティには鈴木も居たのだ、いつ竹中の様に中谷涼香を脅すか判らない、そう思って鈴木を狙い照明機材を落下させた。

警備員が会場内を見て回るのを不審に思う人はいまい。細工も楽に出来たことだろう。


僕が巻き込まれてしまったのは、偶然に過ぎない。だが、偶然に8ミリを発見した事から派生した、まさに8ミリの呪いのような出来事だった。


数日後、僕と西賀は映画館にいた。

中谷涼香が本当に事故死だったのか、噂どおりに自殺だったのかは判らない。

ただ、スクリーンの中での彼女は幸せそうに笑っていた。

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