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3話 思い上がり

癖が強い担任のホームルームも終わり、入学式も滞りなく終わった。


そして下校の時間になった。


「ねえねえ、コミュ障君」

と美少女こと犬塚に声をかけられた。いや小宮だけどな。


「ん、ん?」


と平常心を装いながら返事をする俺。改めてみてもとても可愛い


「どうせ一緒に帰る人いないでしょ?一緒に帰ろ?」


「な、なんて失礼な。まあいないんだけど」


(こんな展開合っていいのか?まるでどこかでよく見るラブコメじゃあないかこれは。)

心拍数が上がっていく。


「やったー」


彼女は言いながら当たり前の様に腕を組んできた。

痛い、周りの視線が痛すぎる。


「ちょ、ちょっと」


とたまらず離そうとすると


「いやだ?」


と上目遣いで聞いてくる犬塚

「い、いやではないけど」



コミュ障童貞の俺の心臓には負担がきつすぎる.....

「ならいいじゃーん、ほら帰ろう~」


(いやいや距離感おかしくない?

まさか俺の事を...いやまさか...でもワンチャンあったりしないかこれ

聞く?聞いちゃう?もう聞いちゃうか!)


と人生一番の勇気...ではなく三番目くらいの勇気を振り絞り犬塚に尋ねる


「い、い、犬塚さんってさ、か、彼氏とかいたりする?」

「いないけど~?どーして?」


彼女は可愛らしくそう答えた


「い、いやもしかしたら僕のことタ、タイプとかなんじゃなないかなーっていやでもそしたらさこんな僕...」

「...は?何言ってんの?」


そんな浮かれた態度の僕の言葉に被せながら彼女は拒絶に近い反応を返してきた

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