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詩集「节日」  作者: 維酉
パレード
5/8

パレード

しみいるように痛む

潮風は死んでいた

たまに寂しくなった

128円のソーダを買った


「  」

「       」

「   」

「     」

「                」

「     」

「  」

「 」

「      」


物音がした

ひとのこころはしれない

おつりが溶けた床にふわりと飲み込まれて死んだ

ありふれた恋

とおい稜線のかなたに暮れていく

ありふれた恋


「            」

「  」

「    」

「  」

「               」

「 」

「  」

「   」

「      」

「  」


欠片として落ちていった

否定する海の青とはなびら

痛みのなかに見つけたこたえ

まちがいさがしのようなはっきりした音

リモコンで切り替える愛情と嘘

ほんとうをかくすようにマントを翻した午後

かわいそうな靴音


「    」

「 」

「    」

「  」

「     」

「   」

「  」

「 」

「    」

「 」

「      」

「       」

「 」

「                          」

「   」

「           」

「       」

「      」

「                」

「  」


なまえを

おとして

すなのうえに

ただ足音だけがのこって……おわる

なにもかもおわる

くらいとかこわいとかつらいとかやわいとか

なにもしらなかった

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