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異世界の国々が驚いた異界国家日本は本当にすごーいデス~ネ。  作者: 伊達教宗
第3章 動くシベリナ連合諸国と雷帝魔導師の過去
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アースティア大戦史・歴史紀行・第15回

 リナと紅葉の出会いは、紅花園の誓い (こうかえんのちかい)のメンバーが集まる切っ掛けと成った運命の出会いでした。


 二人が5歳の時の事でした。



 リナとその両親は諸国会議の出席する為に、コヨミ皇国を訪れていたリナの両親は、魔法関連の技術者であり、同時に古代文明や転移文明の遺跡の研究者で、戦争に必要な技術関連の会議に出る為でした。



 その会議の合間は、貴族の子供等に取っては、とても退屈な時間でもありました。


 リナに限らず会議に政府関係者の子供等が連れて来れるのは見合いか、知り合いを増やすのが目的だったとの事です。



 幼い時から互いを見知って置けば、何かと便利と考えての事です。


 リナと紅葉の出会いは、リナの両親がコヨミ皇国での会議に、出席する為に訪れた時の事でした。



 コヨミ皇国を訪れていたリナは、東洋の果てに在るコヨミ皇国のとても珍しい古い町並みに目を奪われ、大使館の近所を探検して居た様です。


そんな時にリナは紅葉と出会います。


 お転婆で有名なお姫様として、従者達を困らせる事で有名な皇女だった紅葉は、諸国会議で城内の警備体制が薄くなる事を見計らって、星都城を抜け出しており、城外の遊び友達と相撲をして遊んで居たのです。





 リナは、金持ちな感じのする子が、こんな所で取っ組み合いしているのが珍しかったので、子供達が相撲する様を遠巻きに見て居ました。


 紅葉が1人の女の子を投げ飛ばすと、何かを感じ採ったのか振り向いてリナの元へと駆け寄って来た。



「随分と大変な目に遭っているのね。」



「えっ?!」



「貴女、西から来た子でしょ。でも其処に何時までも立って居ると、怖ーい人達に掴まるわ。私と一緒に遊びましょ。」


 紅葉は、星読みの力でリナの素性を察知すると、リナを無理やりに悪童仲間達の中へと行き吊り込みました。


 このコヨミ皇国で、西の子とは自国以外の西側全ての友好国の子供達の事を指して言って居ます。


 偶にやって来ては、見ず知らずの地元の子供と適当な付き合いをし、遊んで帰って行くからです。


 これがリナと紅葉の最初の出会いでした。



 その後リナと紅葉は、相撲を取りますが、卑怯な事に紅葉は、星読みの力を使って連戦連勝を誇って居ました。


 その事に付いては、後に紅葉の回顧録を取材した雑誌者の記事や歴史書に書かれて居ます。


 ですが、リナは無心で適当に紅葉を投げ飛ばすと言う荒業に打って出た事により、紅葉に打ち勝ちます。



 丁度、その時でした。


 紅葉とリナを探す者達が現れます。



 紅葉には、従者達である加藤絵美里と福島香織。


 リナには、姉のレナとその親友達でした。


 二人は息がピッタリと合うかのように、直ぐに逃げる方向を決めた駆けて行くのです。



その後二人は、何か在れば行動を共にする仲と成り、紅花園の誓いへと至るのです。


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