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異世界の国々が驚いた異界国家日本は本当にすごーいデス~ネ。  作者: 伊達教宗
第26章 勇壮なる大行進と交流演習っ!!東京サミット国際合同軍事演習会っ!! 2
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329話 東京サミット国際合同軍事演習会っ!!! 32

 アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月21日・午後15時15分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本列島・日本国・関東地方・神奈川県・鎌倉市・長谷・4丁目付近・和風喫茶・長谷にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 竜史たち一行らは、江の島灯台から見える由比ヶ浜の景色を堪能し、最後は鎌倉大仏で有名な高徳院や長谷地区方面の観光の締め括りとして、江ノ島電鉄線の長谷駅近くの和風喫茶店である和風喫茶・長谷へとやって来て居た。


「次は何所へ行きたい?」


「はいっ!!はいっ!!」と手を挙げるラピス。


「はい、ラピスっ!!」


「北条時行や源義経とかの関連場所に行きたいです。」


「それって、二ホン人サムライか?」と聞いて来たクリス。


「はい、武芸に秀でると言うよりも、軍略と戦略に長けた人物と聞いて居ます。」とラピスが答える。



「その二人って、強いのか?」と聞くクリスは、武人としての興味から来る言葉だった。


「最後は敗戦したけど、殆んどが連戦連勝。」


「義経は舞台劇やテレビドラマも多いし、近年に成って名前が知られて来た時行の方は、漫画にも成って居るんですよ。」と今度は竜史が答えて行く。


「あっ!私も知ってるっ!!逃げ上手の若君さまっ!!」と紅葉がタイトルを思い出した人物である事に気が付く。


「竜史さんの書庫にも有ると聞きますし、私は竜史さんのを読んでから、自分のを買い込んで5巻まで読みましたっ!!」とラピスも反応した答える。


「読んだっ!!読んだっ!!面白いわよっ!!」


「リュウくんが好きな物語かぁ~、うんっ!紅ちゃんたちが面白かったなら読んでみたいかもっ!!!」と二人に宣伝された事で興味を持ったアリス。


「だったら、日本国内の大きな書店なら何処にでも有りますから今度、買いに行きましょうよ。」とラピスはアリスを誘う。


「・・・・それなら、行ってみるか?」と言うクリス。


「それだけのだと、行き先が少ないから、源平合戦・元寇・太平記と言った3つの時代に関する。鎌倉歴史名所の場所を巡って見るかなぁ~、おやつに丁度いい喫茶店やお昼ご飯にも困らない場所も多いしね~」と行き先を決めた竜史であった。



 因みに逃げ上手の若君さまとは、漫画家・松田優征による日本の漫画作品の事で、『週刊少年ジャソプ』(集英社)にて2021年8号から連載中して居る大ヒット歴史パロディ漫画のこと。


 単行本の累計発行部数は2024年12月時点で、400万部を突破して居り、230年現在では主人公である北条時行の最後の戦いと行く末を描く、最終章が連載されて居る。


 この物語の劇中では、紅葉・ラピス・クリス・アリス・リナ・リリィらがドハマりして居るサムライ漫画と成ってしまい、自分用・保存用・普及用と3冊も買い込むと言う始末まで、大いにハマってしまう事に成った。


 それが日本の友好国の王族・軍人にまで大きく広がって行く事にも成るとは、夢にも思っていない一行らであった。





 アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月21日・午後19時45分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本列島・日本国・関東地方・神奈川県・藤沢市・江ノ島・藤沢ビジネスホテル・同ホテル内・喫茶・食堂藤沢店内にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 竜史たち一行らは、江の島灯台から見える由比ヶ浜の景色を堪能し、最後は鎌倉大仏で有名な高徳院や長谷地区方面の観光を終えた一行らは、近場の和風喫茶店で和菓子とアイス抹茶ティーを楽しみ、夕方頃に成ると江ノ島電鉄線を使って、藤沢市・江ノ島・藤沢ビジネスホテル近くの駅まで移動して、鎌倉観光の拠点として居るホテルへと到着する。


 

「うぃ~、紅葉っ!紅葉っ!一緒にお風呂行こうっ!」と言って、軽くほろ酔い気分のリナは、ハイテンションで屋上展望露天風呂へと向かった。


 シェスカも、クリスやアリスらと供に、自室へと戻り、入浴の準備をしようと戻って行く。


 ハンナは、いつも一緒に居るリナに、入浴の用意をして貰ってあったので、紅葉たちの後に付いて行った。



「竜史さん、疲れて居るのに、私のわがままにお付き合いをして頂だいて、本当にごめんなさい。」



「別に良いよ、ラピスとはも付き合いは浅いけど、もう随分と話して来たし、日本史に付いても語り合って居るしね。」


「ですね。」


 ラピスは、セラルーノ王国の王族として東京サミットと日本に来日しただけで無く、東京サミットの最中に紅葉と自身が見聞きした事をユーゴたち、ミンフィル王国東南諸国同盟の首脳閣僚幹部と官僚職員らに伝えるオブザーバーの役目を担って居た。



 日本史が知りたいと紅葉に行った所を顔見知りで詳しい人物は、竜史だった為に、そのまま竜史なら詳しいと言われ、その竜史も今は公務中だから、教える時間も無いので、それだったら文科省関係者から簡単な資料を取り寄せて、手元に送る様に手配してくれて居た。



 そして、最近では、余暇時間で時間が有れば、日本留学に向けて、日本史や日本語形式の書体の読み方とかを教え込む・・・・現代国語を教えられる範囲で教えて居て、ラピスが知って居る様なコヨミ皇国の文書体と言うのは、チョッとだけ古い書体で書かれて居る文書体なので、それとの齟齬を埋められるように学んで覚えて行くと言うのは、正に才女と言えるであろう。  



「それでさ、今日は何が聞きたいのかな?」


「はい、実は地球世界の武器や兵器に付いての解説をお願い致したいです。」


「へぇ~、何でまたそんな事に興味が湧いたの?やっぱり、大好きなお兄様のため?」


「もうっ!幾らなんでも、流石に其処までお兄様の為では有りませんわっ!!それでもお兄様は素敵な方ですけどっ!!」と、ホボッと頬を赤らめるラピスは、やっぱりブラコンであった。


「さてと、冗談はさて置き、その様子だと、イザーク陛下やお国の為では無そうだねぇ~?」と、流石にラピスの心情を察した竜史は、本題に入る事にした。


「はい。竜史さんも関わりが有るので知って居るとは思いますが、6日後に東京サミット国際合同軍事演習会が開催される事に成って居ます。」


(あ~、この子・・・・リナと同じことをねぇ~・・・・うん、いいや。友人同士の拳をぶつけたいって言う、友情の戦いを邪魔するのも野暮ってもんだろう。)


(それに腕試しに、一手、手合わせって言う展開にも、個人的な趣味からすれば、物凄く燃える展開だしね。)


(よ~しっ!!此処は頼ってくれた女の子たちの為にも、知らぬ存ぜぬで中立的な立場で行こう・・・・それに・・・多分、この子、リナが僕に相談をして居るって分かって居そうだしなぁ~)とラピスの話を聞きながら、凡その事柄が分かって来た竜史は、リナとラピスが自身に相談されて居る事を事が終わるまで黙って置く事にした。


「そのプログラムの一環として、特別国際合同航空観閲式には、観閲飛行だけで無く。演武飛行や射撃演習が行われます。我がセラルーノ王国の水竜騎士団長として参加するので、その演習項目に如何に挑むべきなのかと、私は苦慮しつつ、どう臨むべきかを将棋演習で部隊長たちと話し合って居る所です。」



「その事で・・・小耳に挟んだお話ですが、リナが交援省・魔導専門技師として、東京サミット国際合同軍事演習会の東京サミット・コヨミ皇国・東京サミット開催記念式典・特別国際合同航空観閲式の演武飛行の射撃演習を取り仕切ると聞き及で居ます。」


「一般には言って居ないだけで、隠しては居ないからね、リナには、魔法関連の裏方仕事をやって貰う事に成って居るよ。」


「それに付いて、各所から色々とリクエストが来て居る事もね。」


「ラピスも、リナにリクエストかな?演習とは言え、久しぶりに再会した親友が何やら強いらしいとの噂でも聞いて居たんだろうか?演習での勝負事で、種明かしをしたくないから、それと無く、僕に何かを言ってほしいのかな?確かに勝負事の前に、言い辛い事が・・・」と言った時である



「違いますわ。」と否定の言葉を言うと共に、ニッコリと笑うラピス・・・・だったが、その笑顔が何故か怖く、悪寒を感じた竜史。


「お待たせしました。コーヒーとチョコレートケーキです。」と店員さんがデザートを持って来てくれた。


「ありがとうございますわ。」と、今度は本当の笑顔だった。


 さっきのラピスの笑顔は、騎士であり、戦士としての・・・殺気を隠した時の笑顔だったらしい。

 

「リナの事です。エリン様や地球連合諸国軍を相手に、白星を付けられるのを早々に諦めて居ると思います。」


「ですが、それでは面白くないと考えても居るでしょうね。」


「陸上軍と海上軍の直接的な戦いは有りませんが、航空部隊は的中てと供に、デコイ魔法の操縦者が、演習参加者と直接的に戦う唯一の演習会でも有ります。」



「そして、私たち・・・友人同士が戦える又とない機会なのです。」


「それを逃すなんて、詰まらないじゃないですか?」


(あ~、この子も・・・紅葉さんたちのお友達だぁ~)と、納得する竜史。


 要するに、紅花園の誓いのメンバーらは、何某かの事での負けず嫌いの集まりなのだ。


 それも血の気が多い乙女たち・・・・戦乙女たちである。


 喧嘩を売ってはいけない集団でもあったから性質が悪いと言えるだろう。


「そ・こ・で、竜史さんには、リナが取って来る手段の中で、もっとも可能性が高く。」


「それに打ち勝つ対抗手段のアドバイスと、参考に成りそうな地球兵器や武器に付いてのお話を相談して欲しいんですわ~」と、目を輝かせて言うラピス。



 その目論見は恐ろしいものであったと言う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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