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異世界の国々が驚いた異界国家日本は本当にすごーいデス~ネ。  作者: 伊達教宗
第25章 勇壮なる大行進と交流演習っ!!東京サミット国際合同軍事演習会っ!! 1
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318話 東京サミット国際合同軍事演習会っ!!! 21

アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月27日・午後16時18分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸・ユーラシナ大陸東側地方・コヨミ半島・東京サミット特別指定会場国・コヨミ皇国・東京サミット国際合同軍事演習会特別指定開催都市・万代藩・万代港・東京サミット訪問使節艦隊・寄港地・コヨミ皇国の万代藩・万代市から35キロ地点・北東部一帯・コヨミ皇国・万代藩・コヨミ皇国軍・万代藩軍・共同演習場・東京サミット国際合同軍事演習会・東京サミット国際合同軍事演習会場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



凄まじいエンジン音を響かせて、全ての戦車隊が走り去ると一瞬だけ静寂が流れた。


少し間を置いてから会場に、アナウンスが入った。



「以上を持ちまして、陸上自衛隊の車両行進を終わりに致します。」



「最後に観閲官及び異世界国家交流統合支援省大臣、高見竜史より観閲式閉会の挨拶が御座います。」


 竜史が閉会の挨拶の為、席を立ちあがり力仁国皇に一礼、日本とコヨミ両国の政府関係者に一礼をして壇上へと向う。マイクの高さを調整し、演説文の書かれた用紙を手に会場の人々へと閉会の挨拶をする。


(はぁ~、引き受けたはいいが、やっぱり面倒だな。てっきり、こんな挨拶演説をするりは、総理大臣の安元さんや諏訪部さん。コヨミ国皇の力仁陛下がすると思ったんだけどなぁ~)


(正直に言って人前は苦手だし、何よりめんどくさい。)


(こんな時、自衛隊、彼の地にとかの伊○さんとか、うたわれしものとかのハ○オ●さんとか●クとかだったら簡単に逃げられるだろなぁ~)と、所々でピー音が入るような名前が登場するが、此処ではスルーを願いたい。


(この閉会の演説、3人揃って「「「やってくれるね?」」」だもの。返事が「はい」しか選択肢が無いし・・・・・あ~あ~、めんどくさいなぁ~)



昔やっていたアニメの逃げの達人である登場人物を上げつつ、彼は顔に出さずに心の中で面倒事から逃げ出したいと思っていた。


 それを遠くから眺めて居る紅葉。


(うふふっ、あれは、めんどくさいって思ってるわね。まぁ、精々頑張りなさい。此処から先も、もっともっともっともっともっと大変な目に遭うのだから・・・・・・・)自身の能力を使わずとも、数週間で彼の行動が有る程度、理解し始めて居た。


 そして、その将来に対して意味深な事を含めて含み笑いをして居るのであった。


「コヨミ皇国と異世界・・・・アースティア世界の皆さん、初めまして、日本国・内閣特命担当大臣として任命された交援省大臣を勤めさせて頂いて居ります、高見竜史です。」


「僕は日本国と言う、異世界地球から転移災害によって、この世界に転移してしまった国の一つからからやって来ました日本人です。」



「日本国は、此処から東に位置する4つの島と大小の諸島と群島で構成される島国で在ります。」


「そして、日本は地球と呼ばれる星・・・・つまり、皆さんからすれば異世界からやって来ました。」


「何故、異世界からこの世界に来てしまったかと言うと、我々にも分かりません。」


「そして、故郷である地球への帰り方も分かりません。」


「混乱する中で、我々は周辺を調査して居ました。」


「そんな中である出来事が起こりました。」


「既に一部の方々はご存知だと思いますが、あさくら号と言う民間客船が謎の船団に襲われると言う事件が起きたのです。」


「僕も・・・その客船に乗って居た当事者の一人でした。」


「あの日、僕はあさくら号の中から、見た事も無い帆船からの砲撃に晒され、多くの怪我人が出てしまいました。」


「僕達は・・・我が国の防衛組織である自衛隊の救援を待つ中で、救援をして頂いたのは、紅葉と嶋津義隆公らが率いる水軍艦隊でした。」


「これがコヨミ皇国と日本との初の接触での出来事でした。」


 竜史は会場の民衆を見渡し声を張り上げて演説を続ける。


「あさくら号に乗船して居た僕と日本国民を襲った謎の船団の正体は、コヨミ皇国の皆さんがご承知の事と思いますが、アースティア世界の覇権統一平定を国是として居るローラーナ帝国でした。」


「皆さんが通称、帝国と呼称する国家の海軍が、武装が一つも無い、単なる一民間客船を襲うと言う、我々の居た世界でもありえない暴挙な行為して来たのです。」


「紅葉殿下達は、これに対して敢然と立ち向かって、僕たち・・あさくら号に乗船して居る人々を助けてくれました。」


「乗員と乗客、日本国政府と日本国民並びに、僕も含めて改めて御礼申し上げます。」


「日本国内で言う、あさくら号襲撃事件・・・龍雲海沖海戦とも称される出来事に付いて日本国政府は、改めて様々な観点からローラーナ帝国に付いて調べを進めました。」


「彼の国のこの世界での在り様を聞いて愕然しました。」



「余りにも酷いの一言に尽きます。」


「地球に措いても、この様な国家は無かった・・・・と言いたいですが、似たような国も在れども、ローラーナ帝国ような世界覇権統一平定と言う馬鹿げた政策を取って居る国家はありませんでした。」



「ローラーナ帝国の最終目的は帝国による世界統一、独裁による暴力的な統治、その為なら何でもすると言う物は、日本人や同胞たる地球人からすれば、有っては為らない行為なのです。」



「我が国は平和憲法制定して居り、侵略戦争の否定、戦争による解決も否定していますが、自衛権は認められて居ます。」


「しかしながら、今から85年前・・・・地球世界での第二次世界大戦に措ける日本建国以来の大敗戦により、その被害と荒廃による反省から自衛権行動以外での軍事行動と自衛戦力の運用に厳しい制限を掛けられて居ます」


「そんな自衛隊は、国外での活動・・・・海外での活動にも、非常に厳しい制限が掛けられて居ます。」


「我が日本国に措いて、外国での自衛隊の活動は治安維持と復興支援呑みと成って居るのです。」



 この演説で聞かされた自衛隊の行動規約の法律に、多くのコヨミ皇国民たちらは、自衛隊の行動規範に対して驚いていた。


 それどころか、これ程の軍事力を誇る日本国と自衛隊が外国に遠征する事を制限して居る事に対して「それならば、如何やってローラーナ帝国から俺達を守ってくれるんだ」と言う者たちも多く居た。


「皆さんの疑問は最もですね。」


「現在、日本政府は、アースティア世界。延いてはローラーナ帝国と西方バルバッサ帝国同盟諸国に対抗する為の新たな法案が議会で審議中です。」


「恐らく皆さんの期待に出来るだけ沿えるものに成ると思います。」


「そして、最後に・・・この場に居る皆さんは自衛隊を見た事と聞いた事を周り人共にも伝えてください。」


「我々は・・・・・決して侵略を許さないとっ!!」


 そして、彼は・・・・竜史は、ある人々対して、ドキリとする一言を言い放って居た。


「それとこの場に居るローラーナ帝国と西方バルバッサ帝国同盟諸国。及びその関係国の密偵に警告する。」


「諸君らの主に伝えろっ!!!」


「我が国は先に見せた兵器を日当たり数千台、月に数千万台、年間数百億台は軽く作れる工業力が有るっ!!言わば、日本列島は高い工業力を有する堅牢な大要塞であるとっ!!」


「如何なる手段を用いて、兵器を破壊したとしても、それらを上回る数量を作り出す事が可能であるっ!!」


「願わくば、これ以上の愚考に出ない事を願うものである。」


「そして、コヨミ皇国及びシベリナ連合との国交持つ国家の皆様と国民の皆様、今後とも日本国と地球海洋諸国連合同盟を宜しくお願いします。」


 竜史の演説が終わり一瞬だけ静まり返る。



 やがて・・・・ポツポツと拍手が巻き起こり、第に沢山の人々から喝采の拍手を貰ったのである。


「・・・・・・以上を持ちまして、東京サミット・コヨミ皇国・東京サミット開催記念式典・特別国際合同観閲式を終わります。」


「観閲官である日本国総理大臣安元総理及び力仁国皇陛下が退場されます。会場の来賓の皆様がたは、解散の指示がアナウンスされまで、そのままでお待ち下さい。」


 安元総理と力仁国皇の二人を含めて、ごく一部の国家元首や大臣達らは、それぞれ用意した公用車と馬車に乗り込み会場を後にした。


 その次に諏訪部やコヨミ皇国の一部の首脳らも、一斉に観閲式会場を後にした。


「それでは来賓の皆様は、最寄の自衛官と皇国兵士の指示に従って、ご退席して下さい。」



「なお、午後16時30分から19時30分に掛けて、4時間ほど会場入り口付近にて自衛隊の装備を一部展示して居ります。観覧を希望する場合は、自衛官の指示に従って頂きますよう、お願い致します。」


 市民らは周辺にいる自衛官と皇国兵士の誘導に従って移動を開始した。


 来客は半分ほど帰ったが、興味を持った、一般市民は自衛隊の装備を見学して行くのであった。


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