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異世界の国々が驚いた異界国家日本は本当にすごーいデス~ネ。  作者: 伊達教宗
第25章 勇壮なる大行進と交流演習っ!!東京サミット国際合同軍事演習会っ!! 1
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317話 東京サミット国際合同軍事演習会っ!!! 20

アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月27日・午後15時48分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸・ユーラシナ大陸東側地方・コヨミ半島・東京サミット特別指定会場国・コヨミ皇国・東京サミット国際合同軍事演習会特別指定開催都市・万代藩・万代港・東京サミット訪問使節艦隊・寄港地・コヨミ皇国の万代藩・万代市から35キロ地点・北東部一帯・コヨミ皇国・万代藩・コヨミ皇国軍・万代藩軍・共同演習場・東京サミット国際合同軍事演習会・東京サミット国際合同軍事演習会場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



東京サミット・コヨミ皇国・東京サミット開催記念式典・特別国際合同観閲式の陸軍行進は、尚もまだまだ続く。




「続きまして登場を致しました次なる部隊とは、地対艦誘導弾隊です。」


「この部隊は移動式の長距離ミサイル発射装置を使って陸上から海上の戦艦を狙い打つ為の装置と成って居ます。」


「その先陣部隊は、88式地対艦誘導弾隊です。発射装置、レーダー、射撃指揮装置を専用のトラックで運搬し、6発のミサイル発射、その後に素早く撤退する事が出来る様なって居ります。」


「その後ろに続くのは、12式地対艦誘導弾隊です。」


「12式地対艦誘導弾は88式地対艦誘導弾の後継機と成って居ます。」


「88式より改良され、ミサイル能力の向上、目標情報更新能力、目標識別能力の向上、地形追従能力の向上等が図られて居ます。」


「誘導には中間誘導とGPSと呼ばれるシステムを使っての目標追尾が可能と成っており、また、再装填時間も短縮されて居ます。」


 対艦誘導弾が登場すると、コヨミ皇国水軍の一画である万代藩の水軍艦隊の将校達の長たる高雄瑞樹は対艦攻撃が陸地から遠距離で行う有用性に気づく。


「対艦遠距離攻撃が出来れば、敵艦は何も出来ずに沈めれるわ。」


「それどころか、船に搭載して有れば、攻め入られる陸地に来る前に、いとも簡単に敵を圧倒できる。」


「うふふふふふ、馬鹿な敵を沈め、高笑いしっ放しよっ!!」


 その横で相方の愛宕千棘が笑顔で瑞樹窘める。


「あらあら瑞樹、ま~た顔が怖く成ってるわよ?」


「だって、凄いじゃないっ!!これからは有視界戦闘時代じゃないっ!!」


「探知機を使った遠距離戦で、陸海空から敵をズタボロにして、居残った奴らを優位な所から降伏させる。」


「全ての軍人に取って、夢のような戦術なのよっ!!うふふふふふふ・・・・・・・・・・・」


「あらあら、瑞樹の悪い癖ね。ま~た、黒い死神さんが出てるわ。」


 コヨミ皇国水軍での二人の通り名は、黒い死神と笑顔の悪魔と巷では囁かれて居た。


 そんなこわーいお姉さま達が、現代艦隊を操ったら、それはそれは恐ろしい艦隊に成る事だろう。


 そんなポワポワお姉さんとクールビューティーお姉さまたちらの会話を聞いて居る部下達らは、冷汗を掻いて居たという。



「続きまして、ご紹介を致しますのは、陸上自衛隊の主力兵器である戦車部隊です。」


「戦車とは回転砲塔を有し、中近距離にて同系の戦闘車を撃破する事と主目的とした兵器の事です。」


「シベ派遣隊には3機種派遣されて居り、先ず最初に行進し来たのは、74式戦車隊です。」


「74式戦車は旧式でありますが、長らく主力戦車として使われてきた機体であります。」


「武装に105ミリ戦車砲、12.7mm重機関銃、74式車載7.62mm機関砲が装備されております。」


「日本製戦車の特性と特徴的な機構として、油気圧サスペンションと言う装置を搭載する事により、車高を変えての射撃が可能と成って居ます。」


「この装備は3機種すべてに搭載されて居ます。」


「その後ろに続きますのは、90式戦車隊です。90式戦車は、74戦車の後継機であり、車体が一回り大きく成って居ります。」


「最大の特徴は前進と行進時に行進間射撃が可能である事が特徴です。砲身も120mm戦車砲が搭載されおり、これは現在の所、中戦車砲として最大の火砲です。」


「12.7mm重機関銃と74式車載7.62mm機関砲も74式と同じく車載されて居ます。」


「更にその後ろに続きますのは、10式戦車隊です。10式戦車は、我が国で最新の戦車であり主力戦車に成りつつ有ります。」


「その特徴とは、90式には無かった蛇行運転であるスラローム射撃が可能と成って居ます。」


「その他に戦車間での情報共有による敵識別による射撃管制にも優れ、機動力を有した戦車です。」


「武装は120mm戦車砲、12.7mm重機関銃と74式車載7.62mm機関砲されています。」



 現実世界に措ける日本の戦車は、将来的には機動戦闘車と併せて300両前後となるらしい。


 この異世界に転移した日本は諸事情で代替と再編が送れており、戦車だけで500両前後、機動戦闘車が100両であった。


 シベ派遣隊には、まだ退役を免れて居る74式戦車を100両を全部派遣して居り、10式戦車と90式戦車を合わせて200両が派遣されて居る。


 日本国内に残るって居るのは、凡そ200両前後の10式戦車等の新型が残る事に成る。


 日本政府は、ユーラシナ大陸派遣するのに当たって、機甲装備の出し惜しみは、良くないと考えている様だ。


 たが、全戦力を出すのは不味いので、使い古しの74式戦車を多めに出す事にした。


 もう、これが最後の活躍だろうと防衛省も考えて居る。


 74式戦車隊を長きに渡って関わって来た一部の隊員達の間では、最後の奉公ができると泣いて喜んでるとか。新世界にて主力と成る兵器である事には違いなかった。



 因みに現実世界の日本国・2024年代世界では、74式戦車は 予備装備品として保管する計画が持ち上がって居る。


 これはウクライナ戦争での教訓から来るもので、戦況が長引くと防衛装備品が不足する懸念がある事が、今更ながら浮き彫りに成ったからである。


 国会議員の一部では、「古い装備品は無駄だから要らない」と言うが、此処に着て見直しをする必要性が出て来た為であった。


 そんな事情から74式戦車は、もう暫らくの間は倉庫の中でのんびりした隠居生活を送る事に成るだろうと思われる。



「おお、なんと凄い物が有るのだっ!!中近距離での大砲戦に作られた主力兵器か?歩兵との連携を取れれば、その効果は絶大的だなっ!!」



「戦線に投入されれば、この世界の野戦に措けるあり方も変わるだろうっ!!」


 とある将校が重厚な戦車の勇壮を見て叫ぶ。


 歩兵同士の野戦のも一変する地球兵器たる戦車。


 この兵器はこの異世界において陸戦での戦闘の主力として配備され、多くの国家で対帝国戦の一翼となって行く事に成る。



 凄まじいエンジン音を響かせて、全ての戦車隊が走り去ると一瞬だけ静寂が流れ、自衛隊音楽隊による軽快な行進曲の演奏が指揮者によって締め括られ、東京サミット国際合同軍事演習会・東京サミット国際合同軍事演習会場・観閲行進のプログラムは終わりを告げたのであった。


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