表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の国々が驚いた異界国家日本は本当にすごーいデス~ネ。  作者: 伊達教宗
第25章 勇壮なる大行進と交流演習っ!!東京サミット国際合同軍事演習会っ!! 1
436/464

314話 東京サミット国際合同軍事演習会っ!!! 17

アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月27日・午後14時15分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸・ユーラシナ大陸東側地方・コヨミ半島・東京サミット特別指定会場国・コヨミ皇国・東京サミット国際合同軍事演習会特別指定開催都市・万代藩・万代港・東京サミット訪問使節艦隊・寄港地・コヨミ皇国の万代藩・万代市から35キロ地点・北東部一帯・コヨミ皇国・万代藩・コヨミ皇国軍・万代藩軍・共同演習場・東京サミット国際合同軍事演習会・東京サミット国際合同軍事演習会場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 共通戦術装輪車と言う陸上自衛隊のファミリー車両のお披露目が終わり、続いて入って来たのは普通科車両隊だった。


「続きまして入場して来たのは、普通科車両大隊です。」


「我が国の自衛隊内の職種における普通科は他国から見れば、歩兵科に当たります。最初にやって来ましたのは、89式装甲戦闘車隊です。」


「89式装甲戦闘車は、10名の隊員を乗せて、戦車等の車両と共に前進し、前線で素早く隊員を展開させるのが目的の車両です。」


「武装には35mm機関砲一門、74式7.62mm機関銃一艇、79式対舟艇対戦車誘導弾発射装置 2基を装備して居ます。」


「戦車と呼ばれる兵器と一緒の行動を前提として居ますが、単体でもかなりの戦闘力を有して居ます。」


「79式対舟艇対戦車誘導弾発射装置は戦車撃破を前提とした兵器です。」


「この世界では対重騎竜に有効と見られて居ます。また、左右と後方には銃眼孔が開いており車内から小銃射撃が可能と成って居ます。」


「更に暗視装置が取り付けらており、夜間戦闘にも優れて居ります。また、車内から小銃を直接発砲が可能なガンポートと呼ばれる発砲口があって、外に出る事無く内部から乗車戦闘が可能と成って居ます。」



 89式装甲戦闘車の戦闘をしながらの兵員輸送、強力な武装、夜間戦闘を可能にした装置等と言うのは、やはり・・・この世界でも珍しい物であった。


 この世界でも夜襲は行われるものの、博打な要素も有る為、ここぞと言う時以外では使わない手だ。


 それにガンポート呼ばれる機能も魅力的で、陸戦に措いて敵に姿を晒す事無く、車内から攻撃が可能と言う戦法が取れるのも、この世界では有り得ない事でも有った。



 自衛隊の夜間行動の装備は、これまた各国に好評物と成った。


 次々と現れる未知の装備の登場に、驚きを隠せない会場の人々。



 自衛隊の敵地攻撃における、強力な武装車両と夜間装備に関して、各国の武官や将校達らは、各々意見を述べていた。



「歩兵隊の移動用車両に防御力だけで無く、強力な武装を施して、敵地に突っ込ませるとはっ!!」


「重騎竜の突撃攻撃ならば理解が出来るがっ!!」


「敢えて先制攻撃が出来る所が凄いっ!!」


「それに夜間暗視装置と言うのも優れて居るな。」


「真っ暗な夜や建物内に洞窟内と言うのは、亜人族の一部以外では、夜目が利かないからなぁ~」 


「敵に姿を晒す事無く、車両内部から攻撃が出来るガンポート呼ばれる機能か・・・・・」


「魔導戦艦なら分かるが、陸戦で使う小型車両兵器が無いアースティア世界では、珍しい機能だな。」


「これに付いても、是非とも導入したいっ!!」


「バカ高いと書かれて居るが・・・・・」


「調達単価が・・・・二ホン国通貨で・・・・約6億8千万円っ?!」


「「「「「えええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!」」」」」と驚きの声を上げて居た武官達であった。



 そんな様々な人々が驚き、驚く間も無く、次の車両が入って来た。


「次は73式装甲車隊と96式装輪装甲車隊です。73式装甲車は旧式ですが、路外機動が優れて居ます。」


「詰まり、荒地や雪上移動が得意であります。人員輸送を目的として居ますので、武装は小振りです。」


「12.7mm重機関銃1艇、74式7.62mm機関銃1艇が装備されています。」


「96式装輪装甲車は73式装甲車の後継機に当たります。」


「走行する部分は履帯もしくはキャタピラーとよばる車輪の部分を装輪式に変えて居り、これにより装甲車の高速移動が可能と成って居ます。」


「武装には96式40mm擲弾銃1艇、12.7mm重機関銃1艇のどちらかを戦況によって装備させて居ます。」


 73式装甲車は主に北海道に配備されて居て、74戦車と一緒に行動するのが元々の使用目的であった。


 96式装輪装甲車が本土での主要装備となって来て居るが、未だに北部方面隊には退役を免れて居る部隊が多くある。



「雪上可能な乗り物かっ!!」


「雪国である我が国も欲しい装備だっ!!」


「これくらい装備だったら二ホン国政府もケチな事は言わんだろうっ!!」


「全くですっ!!一々殺傷装備を輸出するのは、元老院議会での法整備が必要とか言うのは、本当に如何にかして欲しいっ!!」


「国内事情が有るのは分るが・・・・・・」


「我々が欲しいのは、バカ高い最新式装備では無い。」


「その通りですなっ!!」


「欲しいのは、2・3世代前でも構わない。我が国でも、それらは十分に最新式装備なのに、購入したいと伝えると、直ぐに断わるのが可笑しいっ!!」とか、言って居る各国の外務官僚に、武官や将校達。


 防衛装備品を輸出して貰おうと訪ねた先である交渉窓口を担当して居る省庁の防衛省・防衛装備庁・経産省・外務省などが、口々に一々殺傷装備を輸出するのは法整備が大変で、直ぐには・・・・とか言うので、交渉する度に、ほとほと困り果てて居たからだった。


 因みに昨今の法律では、技術移転が可能と成って居るらしく、侵略戦争を受けて居る当事国や同盟諸国との売買契約条約締結がある場合に限り、支援協力や売買が可能と成って居る。


 具体的に言えば、アメリカとのミサイルと発射装置の売買やフィリピンへの旧式護衛艦の売買譲渡とウクライナへの防衛装備の支援協力である。


 これらに照らし合わせて、アースティア世界の反帝国同盟諸国との防衛装備品の輸出や支援協力が出来る様に成るのでは無いか?と言いたい所だが、日本の法律内には、アースティア世界の反帝国同盟諸国や中立国家に対する防衛装備品の輸出や支援協力と言う項目が無い。


 これにより、日本政府と各省庁は、地球世界での法整備以前に逆戻りして居たのである。


 そんな訳で、再び法律を改定する必要がある為、防衛装備品を輸出して貰おうと訪ねた反帝国同盟諸国の外交官や武官たちらは、交渉先である交渉窓口を担当して居る省庁の防衛省・防衛装備庁・経産省・外務省なへと赴くと・・・・・・口々に一々殺傷装備を輸出するのは法整備が大変で、直ぐには・・・・とか言うので、交渉する度に、ほとほと困り果ててしまって居た。


 東京サミットの前後には如何にかしたいとの話をして居るので、今は大人しくして貰って居た。



「続きましてご紹介を致しますのは、高機動車隊です。高機動車は普通科部隊に多く配備される基本的な車両です。」


「武装はされて居ませんが、素早い人員の移動と資器材の運搬使用されて居ます。」


「続く高機動車に牽引された大砲の部隊は、120mm迫撃砲隊です。」


「120mm迫撃砲は、普通科部隊が持つ最も大きな火力が有ります。」


「その後方に続く部隊は、96式多目的誘導弾隊と中距離多目的誘導弾隊です。96式多目的誘導弾と中距離多目的誘導弾は上陸してくる敵上陸舟艇を撃破すると共に、敵戦車を遠距離から撃破する事を目的とした装備です。」


「撃って素早く撤退を可能して居ます。」


「因みに中距離多目的誘導弾は96式多目的誘導弾の後継機的な物と成って居ます。」



 96式多目的誘導弾と中距離多目的誘導弾は、その見た目が、そっくりに見えるがミサイルの発射と誘導方式が少しだけ違う。


 詳しい内容は説明が難しいので、此処では省くが、96式多目的誘導弾は誘導装置と発射装置などの複数車両に積載されて居る。


 これが理由で96式多目的誘導弾の調達費が27億円となって居て、高く付き過ぎるのとの声が高まり、新たに開発、調達する事になった中距離多目的誘導弾である。


 この装備は○○式と成って居らず、コストダウンを目的とした部隊装備として呼び名成って居る。


 映画シン・〇ジ〇にも登場して居るが、何で最新式の中距離多目的誘導弾ではないのだろうか?と首を傾げる自衛隊を良く知っている怪獣映画ファンも居たかもしれない。




「1/2tトラック隊、高機動車と同じく多くの部隊で運用されて居る車両です。」


「トラックと呼ばれる車両名をして居ますが、その実態は民間の常用車を改装した装備車両です。」


「主に人員や物資を輸送が目的ですが、場合によっては戦闘にも参加する事もできます。」


「固定武装はありませんが屋根の取り外しが可能で、5.56mm機関銃MINIMIや12.7mm重機関銃等を搭載可能です。」


「高機動車と同様の自衛隊の足として多くの部隊で運用されています。」


 73式トラックの後継で、1/2tトラックは、三菱自動車(この世界では三葉自動車と成って居る。この作品では実在の人物と企業団体名は極力書かない事に成って居ます。ご本人様方のご迷惑を避ける為です。但し、2016年までの人物名は書く可能性がありますが、架空設定を避ける形を取りつつ、現実とは一線を引く形を取りますので、どうかご了承を下さいませっ!!)のパジェロの車体を元に作られた車両で有名である。


 マラソン等で先導車として活躍するのをテレビ等で見た人が多いだろう。


 これも○○式では調達費用が高く付くので、平成8年から名前の変更と代替わりが始まって居るからだった。


「民間企業の乗り物を軍事用に転換したのか?」


「コストダウンを目的として居ますが、これらの車両だったら、防衛省・防衛装備庁・経産省・外務省に掛け合って、トヨカワ自動車工業株式会社と三葉自動車工業株式会社と交渉すれば何とか成るかも知れませんねっ!!」


「地球世界では、民間車両を軍事転用して居る国々や武装勢力・・・テロリストが居たと聞く。」


「テロリストのして居る事を真似するのは、些か気が引けるが、民間車両を軍事転用して居るやり方くらいは真似ても構わないだろう。」


「まぁ、此方の世界でも、単なる荷運び用の荷馬車を軍事転用して、ワゴン防護車両にして居ますからなぁ~」


「それは突発的な想い付きで始まった物だからな。アレを装甲車と認識するのは違うだろう。」


「地球諸国の装甲車両とは違って、防御力が紙切れのようなものでするからなぁ~」と述べていた。


 地球世界でもウォーワゴン成る移動野戦要塞荷馬車と言うべき物が有る。



 ウォーワゴン(War wagon)とは、戦争に使われた重厚な馬車である。


 内部乗員は馬車で、大砲や矢から身を守りながら、細いスリットから槍・弓・弩・銃等で攻撃を行った。


また、キャンプを囲い機動的な要塞としても運用された。


 時代や地域によって、Wagon Fort、ヴァーゲンブルク(Wagenburg)等とも呼ばれる。


 ウォーワゴンの運用で最も知られるフス戦争では、ボゾバ・ハラドバと呼ばれて居る。


 古代には戦車チャリオットとして戦闘用の馬車は存在したが、チャリオットは馬に牽引されて戦場を駆け回る機動戦力として運用されたのに対し、ウォーワゴンは戦闘時は馬を外す、移動可能なトーチカである点で区別されるが、アースティア世界でも似たような形式の荷車が有るようだ。


 しかしながら、この世界では魔導兵器の発達から、ワゴン防護車を装甲車と呼ぶのは違って居るらしく、陸軍補給部隊が陸上輸送する際に使う単なる荷馬車に過ぎず、決して安全性が高いとは言えない代物だったからであった。




「だが・・・・考えて居る事は、例え世界が違っても同じに帰結すると言う事だな。」と、各国の武官や将校達らは、各々意見を述べていた。




「続きました登場するのは、16式機動戦闘車隊です。16式機動戦闘車隊は戦車が展開し難い場所での使用目的で設計されて居ます。」


「主任務は普通科に所属する各部隊の火力支援と都市部での戦闘での中近距離火砲支援が可能です。」


「また戦車相手でも装備されて居る。105mm砲で対抗できる火力を持って居ます。」


「他にも12.7mm重機関銃1艇と74式7.62mm機関銃一艇と言った戦車等にも装備されて居る小火器も付いて居り、近接戦闘も対応可能に成って居ます。」


「素早い移動で敵を撃破するそれが16式機動戦闘車隊です。また、車体が軽量である為、空輸も可能である事を加えさせて頂きます。」



 次に登場したのは、異世界の人々でも中々思い付かない様な部隊だった。



 しかしながら、アースティア世界人の人々が更に驚いく事に成る戦闘車両ではない、特殊な部隊が現れたのであった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ