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異世界の国々が驚いた異界国家日本は本当にすごーいデス~ネ。  作者: 伊達教宗
第25章 勇壮なる大行進と交流演習っ!!東京サミット国際合同軍事演習会っ!! 1
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313話 東京サミット国際合同軍事演習会っ!!! 16

アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月27日・午後13時50分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸・ユーラシナ大陸東側地方・コヨミ半島・東京サミット特別指定会場国・コヨミ皇国・東京サミット国際合同軍事演習会特別指定開催都市・万代藩・万代港・東京サミット訪問使節艦隊・寄港地・コヨミ皇国の万代藩・万代市から35キロ地点・北東部一帯・コヨミ皇国・万代藩・コヨミ皇国軍・万代藩軍・共同演習場・東京サミット国際合同軍事演習会・東京サミット国際合同軍事演習会場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




 特別合同記念観閲行進・有志国連合陸軍による重装甲家畜生物部隊や機甲兵器部隊行進が終わり、陸上自衛隊の車両による車両行進と陸自が誇る機甲科車両行進が始まろうとして居た。


 東京サミット国際合同軍事演習会と東京サミット・コヨミ皇国・東京サミット開催記念式典・特別国際合同観閲式は、いよいよ最終番を迎えていた。



「続きまして、陸上自衛隊の車両による車両行進と陸自が誇る機甲科車両観閲行進が開始されますっ!!」と言うアナウンスが終わると、陸上自衛隊の行進曲が始まり、エンジン音を響かせながら陸自の車両行進が始まった。


 最初に入って来た部隊は、陸自偵察隊である。


 因みに自衛隊の派遣隊名は、防衛省・新世界アースティア・ユーラシナ大陸調査自衛隊派遣隊と成って居る。


 第1師団を筆頭とする各派遣隊では、それぞれの方面隊と師団の指揮系統は、出来得る限りそのままにして、事態に応じて統合運用を前提とする事が決まって居る。


 これは実戦経験が全く無く、実戦に関する熟練度が高まるまでの処置である事を付け加えて置く。



 後に実戦や訓練により熟練度が高まった隊員を主軸とした教官との訓練を経た事で、運用方法が改定され、アースティア大戦を戦い抜く自衛隊が完成して行く事に成った。



 車両行進は各師団と旅団から代表部隊を30両づつ出して行われ、観閲行進が始まった。





「最初に入場して来ましたのは、シベ派遣偵察大隊ですっ!!」


「各師団と旅団から選出された、偵察隊車両で編制されて居ります。」


「その編成は、偵察用オートバイ隊、軽装甲起動車隊、87式偵察警戒車を中心とした部隊で編制されて居ます。」


「陸上自衛隊偵察隊は、敵陣深く潜入し敵情を偵察し、味方を支援する事を目的として居ます。」


「偵察用オートバイは、少数の部隊で敵地を偵察、自動車の通れない狭い道の走破、船で河川を移動も可能な車両です。」


「軽装甲起動車は、偵察隊以外にも、多くの部隊で配備されて居る車両の一つでもあります。」


「また、87式偵察警戒車は、防御力と火力を持った偵察専用の車両で、威力偵察にも活躍する車両と成って居ます。」


「この隊の主要兵装は、軽装甲起動車に、5.56ミリ機関銃MINIMI。01式対戦車誘導弾等の各種ロケット弾を搭載して居ます。」



「87式偵察警戒車には25mm機関砲一門。74式7.62mm機関銃1艇が装備され、敵地で安全に偵察を行い、撤退時には機関砲の一撃を与えて即時撤退する事が可能です。」


 自衛隊の敵地における偵察活動の一端を担う部隊に対して、各国の武官や将校達らは、各々意見を述べて居た。



 この世界の軍隊で物見または斥候と言う仕事は、専ら下士官たちが担う仕事の事であり、悪く言えば下っ端と間諜者の仕事として知られて居た。



 主な任務遂行者なのは、装備が貧相で特殊な訓練を受けたスパイか、正規軍では騎馬を要する騎馬斥候が居る。



「二ホン軍は、高々偵察兵如きに、あの様な兵器が与え、運用させて居るのかっ!?」


「我が国を始め偵察兵や間者には、貧相な武器しか持たす事が無い。」


「況してや重騎竜を一撃で仕留められられる武器を持たせるなんて・・・考えられないわっ!!」


「撤退時に、敵兵らに一撃を与えられるのも凄いぞっ!!アレならば斥候を放っても、偵察兵どもの帰還生存率が格段に上がるなっ!!」


「我が国もっ!!是非とも導入したいっ!!」


 日本の軽装甲を有する車両や騎馬より素早く移動するオートバイ、敵に察知された場合に、一撃を喰らわせられる偵察車に搭載されて居る機関砲と機関銃はとても魅力の有る物だった。




「此処で我が国の最新式装備を紹介しますっ!!」


「これからご紹介を致しますのは、共通戦術装輪車と言う陸上自衛隊のファミリー車両と成って居る装備で、偵察用車も含まれて居り、異なる3タイプからの車両と成って居ます。」


「目的と配備先が異なって居ますが、この観閲行進に合わせた行進順番と成って居ります事をご了承くださいませっ!!」


「此処でわざわざ新兵器のお披露目だとっ!?」


「二ホン国は、まだそんな余力があるのかっ?!」


「・・・と言う事は、先ほど紹介れさた兵器や装備は旧式なのかっ!?」とか言う驚きの声を上げる。


 ・・・・と言うよりも、これは日本国政府と防衛省・防衛装備庁の思惑が有るのは間違いなかった。


 まぁ、旧式に成りつつ有る装備車両を売り込み、新型装備車両を生産配備したいと言う打算的な思惑であり、此処で売り込めば非殺傷装備以外の旧式装備車両を堂々と販売できる事業展開を防衛産業界に奨励が出来るからだった。


 更に共通戦術装輪車と言う陸上自衛隊のファミリー車両のお披露目にも成って居た。


 共通戦術装輪車は、16式機動戦闘車と連携して、敵の制圧・撃破や敵城の解明を行う車両として開発されて居る。


 近接戦闘を行う戦闘職種向けに配備されるとされ、96式装輪装甲車の後継として陸上自衛隊が調達する次期装輪装甲車(パトリアAMV)と並行して調達される経緯が有った。


 2018年(平成30年)1月に三葉重工業と「共通戦術装輪車システム設計A」と2018年(平成30年)2月に大松製作所と「共通戦術装輪車システム設計B」の契約が結ばれている。装輪装甲車(改)の事業中止を受け、試作車両の契約は三葉重工業とのみ行われた。


 三葉重工業が製造した試作車両は16式機動戦闘車をベースに開発され、各部が共通化されて居る。


24式装輪装甲戦闘車


 装輪タイプの歩兵戦闘車であり、車長、砲手、操縦手によって運用され、他に人員8名が乗車できる。武装はMk.44・30mm機関砲とMk.52・7.62mmチェーンガンが用いられる。


24式機動120mm迫撃砲


 装輪タイプの自走迫撃砲であり、車長、操縦手、照準手、砲手、弾薬手によって運用される。車両後部に2R2M迫撃砲を搭載する。



25式偵察警戒車


車長、砲手、操縦手、監視員、斥候員によって運用される87式偵察警戒車の後継車両に当たり、武装は24式装輪装甲戦闘車型と同じである。


 共通戦術装輪車と題された車両を採用し、偵察警戒車両に必要な装備として、車体後部には、カメラを搭載した監視装置や衛星通信アンテナが装備されて居る。



 まだ数が多くない自衛隊の貴重な新兵器を国内から持ち出して来たと言う事態に対して、各国の武官や将校達らは、各々意見を述べていた。


「二ホン国政府は、ローラーナ帝国と西方バルバッサ帝国同盟への国防対策・・・・安全保障問題を真剣に考えて居ると言う事なのか?」


「彼の国の国内を見る限り、残念な情勢と国民性と見て居ましたが、現政権政府と官僚・武官達らは、本気で政務に取り組んで居ますが、国民達との齟齬が目立ちますからなぁ~」


「まぁ、極端なのは3割程度で、中間層思想者が多く、真面目に考えて居るのが3割と微妙な数値と聞き及んで居ますし・・・・・・・・・」


「亡国の危機に成っても怯えて居て、戦争が怖い。」


「人殺しは悪い事だと、本気で言う積りなのが、とても怖いと所ですなぁ~」



「・・・ですね。」


「しかしながら、我々も二ホン国と地球転移諸国との交流を深め、ローラーナ帝国と西方バルバッサ帝国同盟との戦いで自立した結果を出せば、この戦争を早く決着を着けられるかも知れません。」


「要は、おんぶにだっこでは、二ホン国民と地球転移諸国民達らは嫌だと言う事なのでしょう。」


「それは分かっては、居るがなぁ~」


「二ホン国民と地球転移諸国民達らにも、平和と言う世情でも、別の意味で余裕がなぁ~」


「無いのは理解は出来るが・・・・・・・・・」


「その自立すると言う事を実行する。」


「当然のことで、実に当たり前の事だが、その当たり前を実現するのが難しい。」


「「「「「うーん・・・・・・・・」」」」」と、各国の武官や将校達らは、現実と理想の狭間で頭を抱えてしまう意見を述べてしまうであった。


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