表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の国々が驚いた異界国家日本は本当にすごーいデス~ネ。  作者: 伊達教宗
第25章 勇壮なる大行進と交流演習っ!!東京サミット国際合同軍事演習会っ!! 1
431/462

309話 東京サミット国際合同軍事演習会っ!!! 12

 アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月27日・午前10時35分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸・ユーラシナ大陸東側地方・コヨミ半島・東京サミット特別指定会場国・コヨミ皇国・東京サミット国際合同軍事演習会特別指定開催都市・万代藩・万代港・東京サミット訪問使節艦隊・寄港地・コヨミ皇国の万代藩・万代市から35キロ地点・北東部一帯・コヨミ皇国・万代藩・コヨミ皇国軍・万代藩軍・共同演習場・東京サミット国際合同軍事演習会・東京サミット国際合同軍事演習会場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 そんな中で、観閲行進の先発部隊の様子を見ていたコヨミ皇国の国民の1人が、簡単な感想を述べていた。


 

「これじゃ、コヨミ皇国軍の歩兵部隊行進と大して、変わらないような?」


「そうだなぁ~、歩兵行進なんて奴はぁ~、何所の国でもやって居るから、さして目新しさに欠けるなぁ~」


「これじゃ、軍事演習とか言うのも、歩兵行進とセットの単なるパフォーマンスだよなぁ~」とのやや不満と心配してまう声が、散見されてしまう。



「皆様、続きまして陸海空自衛隊の航空部隊と東京サミット・コヨミ皇国・東京サミット開催記念式典・特別国際合同観閲式・特別合同記念観閲飛行に参加する航空軍を有する有志国連合による観閲飛行が始まりますっ!!」


 此処で観閲行進会場に、航空機の到来のアナウンスが入る。


「おい、何か始まるみたいだな?」


「ねえ、あれを見て、西側の空から何か飛んで来るわ。」



 観覧席に座って居た、とある女性の指差す方向から自衛隊の航空機が飛来して来た。



 特別合同記念観閲飛行とは、ぶっちゃけ言えば陸海空軍の航空部隊による観閲式で会場上空を飛ぶ事である。




「今回参加する航空編隊は、陸上自衛隊の第1師団・第12旅団・第2師団・第7師団・第5旅団・第8師団から、それぞれ派遣されてくるヘリコプターを中心とした航空隊っ!!」


「海上自衛隊の航空隊は岩国基地・八戸基地からっ!!航空自衛隊の航空隊は小牧基地・三沢基地・百里基地からっ!!」



「有志国連合は、コヨミ皇国・ラクロアナ王国・万代港を含めた近隣地域の指定駐屯地や軍港、又は海上に停泊する空母などより飛び立ち、観閲式会場へと飛行して来て居りますっ!!」



「間も無く、陸海空自衛隊及び特別合同記念観閲飛行・有志国連合空軍の全航空部隊は、この観閲行進会場の西方向上空側よりっ!!飛来して参りますっ!!」



「最初は陸上自衛隊の編隊群ですっ!!指揮官機は輸送ヘリコプターCH-47JAっ!!自衛隊海外派遣航空団団長っ!!井上一彦一等陸佐っ!!」との紹介が為されると、観閲式場・観覧席上空で井上一佐は、観閲者たる各国首脳閣僚幹部らに、良く見えない機内座席から敬礼をして飛び去って行く。



 指揮官機が観閲式場の上空を過ぎて行くと、続々と陸自自慢の精鋭ヘリコプター編隊が飛来して来た。


「第一編隊っ!!OH-6D・観測ヘリコプター編隊っ!!」


「第二編隊っ!!OH-1・観測ヘリコプター編隊っ!!」



「この2機種のヘリは敵情偵察と地上観測を主な任務とする機種ですっ!!逸早く敵の位置や災害時の地上状況を知らせる事が出来る機体と成って居ますっ!!」


 航空機が飛行してくる合間に各機の使用用途と性能説明が放送される。


「第三編隊っ!!UH-1J・多用途ヘリコプター編隊っ!!」


「第四編隊っ!!UH-1H・多用途ヘリコプター編隊っ!!UH-1JとUH-1Hの機体は同じ機種ですが、UH-1Jの動力を改良したのがUH-1Hですっ!!」


「両機種ともに歩兵部隊を素早く展開したり、物資とオートバイと言う軽車両を運搬する事ができますっ!!」


「また、固定した武装はありませんが、敵勢力地や要地に素早く潜入し飛行停止したまま部隊を展開をさせる事も可能ですっ!!」


「第五編隊っ!!UH-60JA・多用途ヘリコプター編隊っ!!UH-60JAは人員の輸送とスリングベルトを使って懸架し、小型自動車を空中輸送が可能と成って居ますっ!!」


「第六編隊っ!!CH-47JA・輸送ヘリコプター編隊っ!!CH-47JAは多数の人員の輸送や車両を積載と小型自動車を空中輸送が可能と成って居ます。」



「第七編隊っ!!AH-1S・対戦車ヘリコプター編隊っ!!」


「第八編隊っ!!AH-64D・戦闘ヘリコプター編隊っ!!AH-1SとAH-64Dは戦車と呼ばれる兵器を撃破する兵器ですが、対人戦闘も行う事も出来ますっ!!」


「西方面海自派遣艦隊・通称・ダバード・ロード王国派遣艦隊に同行派遣された際には、ローラーナ帝国軍の重騎竜を一撃で撃破しましたっ!!」 


「おおっ!!あの重装甲で、硬い突撃竜を一撃必殺でかっ!?」


「それは凄いぞっ!!」


 重騎竜を一撃必殺で、打ち倒したと言う事に驚く、コヨミ皇国民たち。



 しかしながら、観閲飛行を見て居る国民たちの中には、ある一つの疑問を呟いたのである。



「でもよぉ、さっきから・・・えー何とか、ユー何とか、言ってて、何の事だが分かり辛いなぁ~?」


「ちゃんとした名前は無ぇのかよ?」


 其処に近くで観戦して居た女性が会話に割って入って来た。



「ほら、此処に書いて有るわよ。二ホン軍の兵器って言うのは、全て型番形式で呼んで居るんですってっ!!」


「型番だってっ!?何だって、そんな覚え辛い呼び方してんだよっ!?」


「そんな事は私に聞かれても知らないわよ。此処の有るパンフレットの説明文には、詳しくは書いて無いし・・・・・・あっ!?でも、愛称みたいな呼び方が書いて有るわ。」



そう女性に言われ周囲の見学者達は入場の際に手渡されたパンフレットの冊子に書かれた説明が書かれた所に、一部のヘリに名付けられた愛称がある事が書かれて居た。


 其処には対戦車ヘリのコブラとアパッチ、多用途ヘリのブラックホーク、大型輸送ヘリのチヌーク、OH-1にはニンジャと言う愛称の呼び方がある事が書かれて居た。


自衛隊は多数の装備品を保有して居るが、実の所は全てが日本国内が開発された装備では無い。


 厳密に制式装備に分類されるのは、名称に、その装備が採用決定した西暦の採用年度、または採用改訂年度の下二ケタの数字が付けられて居る。


 例えば10戦車や89式小銃などである。


 ただ、海外で開発されライセンス生産された装備には制式年数が付かない。


 例えば英独伊が共同開発した155mm迫撃砲やベルギーの会社で開発された5.56mm機関銃MINIMIが例題に上げられる。


 航空機も同様で、アメリカ企業で開発されたコブラやアパッチ勿論の事と、川崎重工がが開発したOH-1にも○○式と言う名称はない。


 航空機以外の純国産装備品で○○式と付かないものは、全て部隊使用承認として導入されたものだ。



 部隊承認とは、自衛隊が行動する際に装備品と共に自衛隊として使用する事が許可された物を言う。



 例に挙げると軽装甲起動車や中距離多目的誘導弾などが当たるだろう。



 制式装備も運用を開始するにあたって部隊使用承認が必要と成るが、制式装備以外のモノは物品に分類される。


 自衛隊の活動では自衛官個人の携帯が使用される事も有るらしいが、この場合に私物の使用によって問題があった場合は、全ての責任を私物を使った自衛官個人が負う事になって居る。


 これと同様に部隊使用を許可を受けた物品の使用責任は部隊や自衛隊にも発生する。


 装甲車に分類される軽装甲車や中距離ミサイルを放つ事ができる中距離多目的誘導弾が物品扱いされるのは不思議に思うだろうが、これにはちゃんとした理由がある。



 軽装甲車に使われて居る部品は、全て民生部品使われて居る。


 同じく中距離多目的誘導弾にも民生部品が多く使われて要る。


 これは開発コストを抑える意味で民生部品多く使って居るが、民生部品は自衛隊の装備に比べ短い期間でモデルチェンジが行われる。


 仮に中距離多目的誘導弾を制式採用した場合、使用する部品を新しくするには、複雑な事務手続きが必要に成ってしまう事から、物品扱い使用にして居る経緯が有るからだ。



 自衛隊の装備品の開発と調達コストは、その高性能化が進み年々高額化が進んで居る。


 其処で民生部品を使用した装備は不可欠になってきて居り、少しでも調達コストを下げて、少ない国民達の血税を上手く使用して装備を整える努力を防衛省と自衛隊はして居るのである。


 また、民生部品を使用した装備は制式採用した装備に比べて仕様変更の手続きが簡単であり、改良がし易いと言うメリットもあるのだ。



 そう言った理由から、今後も民生部品を使用した装備が、今後も増えて行く事だろう。


 だが、この様な自衛隊装備の調達事情を載せても、コヨミ皇国民や諸外国の大使らに分かり辛いし、装備のコスト高の国外に露呈する事と言うのは、返ってローラーナ帝国にから見れば、彼の国が推し進めている戦争に措ける戦術・戦略的に利する可能性を考慮して、コヨミ皇国民を含めた各国の来賓たちには、表立っての公には、日本国内の軍事費用対効果の懐具合事情を伏せられた内容と成って居る。


 そんなへんてこりんな名前だなぁ~と見聞きする来賓たちの目の前を陸自のヘリコプターが飛び去ると、続いて現れた海自の飛行編隊が観閲行進会場に飛んで来たのである。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ