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異世界の国々が驚いた異界国家日本は本当にすごーいデス~ネ。  作者: 伊達教宗
第25章 勇壮なる大行進と交流演習っ!!東京サミット国際合同軍事演習会っ!! 1
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307話 東京サミット国際合同軍事演習会っ!!! 10

 アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月27日・午前10時00分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸・ユーラシナ大陸東側地方・コヨミ半島・東京サミット特別指定会場国・コヨミ皇国・東京サミット国際合同軍事演習会特別指定開催都市・万代藩・万代港・東京サミット訪問使節艦隊・寄港地・コヨミ皇国の万代藩・万代市から35キロ地点・北東部一帯・コヨミ皇国・万代藩・コヨミ皇国軍・万代藩軍・共同演習場・東京サミット国際合同軍事演習会・東京サミット国際合同軍事演習会場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 東京サミット特別指定会場国であるコヨミ皇国の万代藩・コヨミ皇国軍・万代藩軍・共同演習場で開かれる事に成った、東京サミット国際合同軍事演習会と東京サミット・コヨミ皇国・東京サミット開催記念式典・特別国際合同観閲式。


 

 その会場であるコヨミ皇国軍・万代藩軍・共同演習場には、たくさんのサミット関係各国の数万規模のサミット参加国の国家元首と首脳閣僚幹部とコヨミ皇国藩政府要人に、各国大使や文官と武官たち。


 またローラーナ帝国が盟主と成って居る西方バルバッサ帝国同盟に対抗すると言う政治的、軍事的な意味合いと、コヨミ皇国と日本国内の国民達への理解をして貰うと言う観点から、東京サミット国際合同軍事演習会と東京サミット・コヨミ皇国・東京サミット開催記念式典・特別国際合同観閲式・一般公開観覧抽選会で選ばれたコヨミ皇国内の各地方の国民達もやって来て居た。



 ごった返して居る招待客席の右手方向には、けたたましいエンジンが鳴り響きつつ、目の前では、自衛隊音楽隊による演奏が始まると、その音楽隊が西側から会場の中央まで行進曲を奏でつつ、徒歩行進をしながら進んでやって来て居た。



 自衛隊音楽隊が会場中央に差し掛かると、民間客席の方へと進行方向の向きを変えて、陸軍分列行進曲の演奏を続けるのであった。





 本格的な自衛隊の部隊がコヨミ皇国にやって来てから、4ヶ月の月日が経とうして居た。



 この間の合間に自衛隊は、コヨミ皇国軍の協力の下で、観閲行進の会場の整備に、総合火器演習会場の整備と設置準備、自衛隊総合火器上陸演習の準備、飛行場のジエット仕様にする整備を行った。



 その他に日本国内から観閲行進の為に、応援部隊がやって来て居り、東北方面隊から第6師団と第9師団が混成師団と成って編成派遣されて来て居た。


 また、東部方面隊直轄にあり、司令部を群馬県北群馬郡榛東村の相馬原駐屯地に置く。


 群馬県・栃木県・新潟県・長野県の防衛警備・災害派遣を任務とするほか、民生協力および国際貢献活動を行って居る事でもしられて居る第12旅団から第12ヘリコプター隊と陸上部隊の3000人が、万代市へと追加派遣されて来て居る。


 自衛隊の各航空機も、この日に合わせて、万代統合基地・航空自衛隊区画・陸海空自衛隊共用空港や近くの日本国国内基地に来て居るか、又は航空護衛艦で出発まで待機して居るか、もしくは日本本土に在るコヨミ皇国に近い位置に在る小松基地や福岡空港と言った空港内で、観閲行進の飛行時間に合わせて待って居る事に成って居た。


 また、東京サミット開催記念式典・特別国際合同観閲式の開催に合わせて、自衛隊装備の展示会も開かれて居る。


 普通は軍事機密の扱いをするべきだと思うが、別に見られても装備や訓練方式等を真似される事すら不可能な事と、別段に取り立て隠すような物が少ないので、開催国の市民に対しての相互理解を目的とした機会にしたいと日本政府は考えて居たの展示会と成って居る。



 そして、恐らくは・・・・ローラーナ帝国の間者が、万代市内と演習場会場へと偵察にやって来て居るだろうが、そんな事は関係ない。


 寧ろ・・・自衛隊の実力と日本国の国力を直に知って貰い、少しでも恐怖心でいっぱいに成って貰いつつ、本格的な直接対決を先延ばしにするのが狙いにも成って居る。

 

 

 この日、コヨミ皇国の万代藩・万代市から35キロ地点・北東部一帯で自衛隊観閲行進が行われる。



 日本が海外で・・・・しかも、異世界の国家で、自衛隊が観閲行進を行うと言う事は、歴史上では初めての事で、少数人による記念式典への参加を除けば、異例中の異例開催であり、本来ならば有り得ない事である。



 それでも牽制の意味を込めて、やらなければならない事情があり、転移前の日本では、絶対に考えられない事態だった。


 何せ、今の日本の西側に問答無用の強盗的な動きをするローラーナ帝国なる国が、今か今かと侵略準備を整え侵攻の機会を伺って居るからだ。


 そして、遂に・・・・・一月以上もの月日の準備と練習を終えて、コヨミ皇国政府要人やコヨミ皇国民達とサミット参加国の国家元首と首脳閣僚幹部とコヨミ皇国藩政府要人に、各国大使と武官らへのお披露目たる観閲式の日を迎えた。



 最初に入って来たのは、コヨミ皇国軍の紅葉皇女の近衛隊隊長である加藤絵美里が、自衛隊を始めとする各国観閲行進部隊の先導官として騎馬隊を率いながら、自衛隊の各部隊らを先導して観閲行進会場へとやって来た。


 これは自衛隊の観閲行進が、コヨミ皇国政府とコヨミ皇国軍の許可と要請の元に行われ、東京サミットの予定プログラムの一環として行われて居ると・・・・世界各国へのアピールの為であり、日本国にして見れば・・・・国内に向けて、日本国政府と自衛隊が、絶対に他国を侵略や傀儡にして居ないと申し開きをして居る為でも有るのであった。



 両国が・・・東京サミットの開催に合わせて、この東京サミット国際合同軍事演習会と東京サミット開催記念式典・特別国際合同観閲式を行うに当たって協力し合って居るのは、明らかだと内外に必死に訴えても居た。


 因みに加藤絵美里は、この先導官の任務をして居る理由と言うのは、彼女の家は古くからコヨミ皇国の近衛隊を率いて来た一族の一つで、今の近衛隊の司令官は、加藤絵美里の父親でも有る加藤清忠であるからだった。



 今回の任務は、東京サミット開催記念式典・特別国際合同観閲式等の式典に措いて、コヨミ国皇の護衛で、手の離せない父に代わって任務を受けて居る。


 清忠からすれば、これから先の事を見据えて、公務に措ける少しでも娘の経験を多く積ませたいと言う親子心でもあったとの思惑も含めた親バカかも知れない手心でもあった。



 そんな彼女の装束は、近衛隊所属の証である派手な紅い色の鎧と帽子の様な黒い兜であった。



「おおーーっ!!すげええぇぇぇーーーっ!」


「流石はコヨミ皇国軍・皇室近衛隊だっ!!」


「我がコヨミ皇国もローラーナ帝国の侵略戦争に負けまいとっ!!東京サミットを盛り上げようと尽力して居るのだなっ!!」


「「「「「コヨミ皇国っ!!ばんざーいっ!!」」」」」


「「「「「暦力仁国皇陛下っ!!ばんざーいっ!!」」」」」


「「「「「コヨミ皇国っ!!ばんざーいっ!!」」」」」


「「「「「暦力仁国皇陛下っ!!ばんざーいっ!!」」」」」




「「「「「コヨミ皇国っ!!ばんざーいっ!!」」」」」


「「「「「暦力仁国皇陛下っ!!ばんざーいっ!!」」」」」


「「「「「コヨミ皇国っ!!ばんざーいっ!!」」」」」


「「「「「暦力仁国皇陛下っ!!ばんざーいっ!!」」」」」



「「「「「コヨミ皇国っ!!ばんざーいっ!!」」」」」


「「「「「暦力仁国皇陛下っ!!ばんざーいっ!!」」」」」




 騎馬行進で、堂々と入場する近衛隊の勇姿を見たコヨミ皇国民の人々からは、万歳三唱と拍手喝采を浴びて居た。



 そんな中で、加藤絵美里の父親でも有る加藤清忠と暦力仁国皇の二人は、割り当てられた貴賓席で雑談を交わす。


「清忠。」


「はっ!!」


「お前も親バカだな。此処で目立って置けば、娘の将来は安泰と思って居るのだろう?」


「いえ、陛下。将来・・・あのような格好の武士は居なくなるでしょう。二ホン国も、その昔・・・・我が国と同じく、武士が居たと聞き及んで居りますが、国外との国力差と国内改革開放と言う節目を迎えたが故に、歴史の表舞台から消え去ったとのこと。」


「結局の処は、我が国の武士たちもまた、時代の移り変わりに消えて行くと言うのが定め。」


「ふむ・・・・紅葉からも、その様な昔話を聞いたな。「


「明治維新と言う革命を成し遂げたのは、下級武士であり、日本新政府の要人にも成り得た西郷隆盛なる人物が、折角新時代の改革開放を成し遂げ、消え失せてしまうと言う事態に憂え、不平不満を叫んで居た武士たちを率いて、全てを背負って終わらせたともな。」


「その通りで御座います陛下。」


「在日本国コヨミ皇国臨時大使として福岡市の在日本国・コヨミ皇国連絡事務所に赴任して居る南西国藩の文官である南郷幸之助から、我が国の将来の参考資料に成ると考え、日本国内の鹿児島市や佐賀市。それに熊本市や萩市ななどの明治・幕末時代の資料館を視察訪問した資料を見れば、見るに堪えない最後も遭ったとのこと。」


「しかしながら佐賀の江藤新平殿や鹿児島の西郷隆盛殿のような悲劇は、我が国には必要は御座いません。」


「我がコヨミ皇国は、早急に日本国内の明治・幕末時代の良い所を参考にした、次代の国家体制を構築せねば成りません。」


「それに此度の様子は、二ホン国の記録魔道具に記録され、後々の世の記録に残るとも聞いて居ります故・・・・・・」


「やはり、親バカだな。」


「それに我が娘には、私とは別の道を歩ませたいのです。」


「ですので、我が国の出自・身分関係無く、多くの若者たちを日本国への留学へと派遣させる件をお願い致します。これは現近衛師団を含めた政府省庁官僚職員たちとしての総意です。」


「近衛師団や政府省庁の全てが、政府省庁を始めとする地方藩政府・市町村自治体に加え、コヨミ皇国軍と地方藩領軍の組織改革に賛成か?」


 二人の話に横から銀髪の足柄一葉が入って来た。


 彼女はコヨミ皇国の総指揮官であり、コヨミ皇国軍の最高地位である将軍職に就いて居る。


 そして、彼女はオローシャ帝国の貴族の血が入って居り、故に銀髪であり、その容姿が際立って美しく、それに加えて剣の達人でもある為に、世間一般からは剣聖将軍とも呼ばれて居た。


「いいえ、私の地方藩政府・市町村自治体に加え、領国軍と私が指揮をして居る皇都・星都市防衛軍である第一師団に所属する各大隊長らや皇都・星都市職員らも賛成を述べて居ます。」


「一葉か?」


「国家体制の改革開放に合わせて、軍制改革も早急にしなければ成りません。その為の手本が目の前に有ります。」


 一葉が東側に目をやると観閲部隊総司令官である家中正・陸将が入って来た。



 防衛省・新世界アースティア・ユーラシナ大陸調査自衛隊派遣隊の陸上自衛隊の総指揮官でもある家中陸将が、自衛隊派遣隊の観閲行進の代表として73式小型トラックも呼ばれて居た三葉自動車工業株式会社製造のパジェロに乗って現れた所だった。


 その威風堂々たるパジェロに乗って現れた家中陸将が率いる自衛隊が行進して行く姿と言うのは、コヨミ皇国の軍首脳と力仁国皇らは、自国の将来は、あのような精強で近代的な軍隊を創り上げて行く決意と、その将来像の姿に思いを馳せて居るのであった。


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