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異世界の国々が驚いた異界国家日本は本当にすごーいデス~ネ。  作者: 伊達教宗
第25章 勇壮なる大行進と交流演習っ!!東京サミット国際合同軍事演習会っ!! 1
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304話 東京サミット国際合同軍事演習会っ!!! 7 

 ローラーナ帝国暦600年・アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月10日・午前10時05分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸・ユーラシナ大陸東側地方・ロートレア地方・ドラグナー皇国(おうこく)・首都・新王都・ニューサリヴァン市・ニューサリヴァン港・西側地区・ローラーナ帝国・第三方面軍・帝国東方制圧軍・ドラグナー皇国方面監査陸海軍共用駐留基地・外征司令官専用臨時司令室・ローラーナ帝国海軍・第一外征艦隊総司令官・シドウ・ギワザン准将・臨時執務室にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 ヴァロニカの副官であり、第1中隊と第1空挺艦隊の隊長たるユウリーンとローラーナ帝国海軍・第一外征艦隊総司令官・シドウ・ギワザン准将らは、長引く二ホン国との戦後処理交渉に付いての対策会議を進めて居た。


 議題テーマは、難航を極める可能性が高いと見られる賠償金も見舞金の話へと移って行く所である。


「畏まりました。」


「それで、二ホンと地球連合諸国との間に起きた一連の戦で出た捕虜の総数はどれくらいな成るのだ?」


「はい。閣下には、二ホン国側から入手を致しました、資料をご用意しましたので、此方をご覧ください。」


第一次龍雲海沖海戦


 ローラーナ帝国海軍東洋方面艦隊の第120艦隊は、約8割近い損害を受けて、指揮官アディーレ・グレッサ辺境侯爵(少将)を残して撤退した。


 交戦した4000人の帝国軍の内、撤退したのが440名、戦死者60名、軽傷者400名で、約3000人近い将兵が、日本国・自衛隊の手に由って捕虜に成って居り、敗北した帝国将兵である本人達でも信じられない戦果である。



第二次龍雲海沖海戦


 ローラーナ帝国海軍・イースト・ウッド・ブリヂストン第一外征艦隊こと、ローラーナ帝国・第一外征艦隊の第二次龍雲海沖海戦の投入艦艇と動員総兵力・12万人・2330隻。


 生き残ったのが、7万人前後で、その約半数が海賊艦隊所属の海賊である。


 戦線に投入された海賊軍3万人の兵力の内、生き残った1500人が捕らえられ、海保・海自による戦いで、1500人を討ち取られており、生き残った者達は、罪状次第では処刑される可能性を秘めて居るとの報告がある。


 今はコヨミ皇国で、関係各国の裁判官と検察官らによる取り調べの真っ最中と成って居るの事である。


 因みに日本国内の法律で、海賊行為をした場合は・・・・無期懲役と言う判決が下されるのが打倒であると、マスコミ各所からの声が高いと言われて居るが、第二次龍雲海沖海戦に参加したアースティア世界海賊艦隊の海賊の場合。


 殺人行為と奴隷売買に強盗致傷等々と、とてもでは無いが情状酌量の余地が見当たらないと、民間法律専門家(有識者弁護士団)と交支省・法務課、法務省官僚に加えて検察官らも交えた有識者海賊問題刑事法務会議での結果は、中級幹部以上の死刑。


 それ以下の海賊団構成員であっても、有識者海賊問題刑事法務会議に措いて、事によっては死刑判決は免れないとされたのだから、会議の傍聴をして居た人権団体らも、最初は声高に死刑は良くないと言って居たが、裁判に掛けられる海賊団達らの死刑を求刑する罪状を聞かされて卒倒してしまったと言う。


 アースティア世界は地球世界とは違うことをまざまざと見せ付けられたでは無く、聞かされてしまったと言えるだろう。


 ローラーナ帝国海軍・イースト・ウッド・ブリヂストン第一外征艦隊本体軍の方は4万人が撤退し、残り5万人の正規兵は4万人が戦死し、一万人が漂流者として、二ホン国海上自衛隊の護衛艦隊と同盟国であるアメリカ合衆国海軍艦隊に救助される形で捕虜と成った。


ブラキュリオス湖畔紛争


 グリクス地方軍団・レジェンダリア諸島遠征軍のブラキュリオス湖畔紛争での動員総兵力・50万人で、敗戦して逃げ帰ったのが3万人で、投入された艦艇数・1239隻で、逃げ帰った残存艦艇が28隻。


 生き残ったのは3万人前後と成って居るが、戦死した者達は、そのほとんどが二ホン国・自衛隊武器・兵器による攻撃での即死である事を付け加えて置く。


 捕虜に付いては詳細が不明だが、シベリナ王国連合に少なくとも数千人規模の捕虜が収容所に収容されて居ると言う話である。




ジャンブロー要塞の嵐戦役



 ジャンブロー要塞の嵐戦役では、ローラーナ帝国・第四方面軍・東南方面制圧軍・通称名・ゾルモン要塞軍団の第四方面軍総司令官・アーノルド・ドズール大将旗下・木造帆船型の空挺魔導力戦艦200隻・鉄鋼型の空挺魔導戦艦180隻・400メール級の大型空挺魔導戦艦7隻・300メートル級陸上魔導力戦艦と100メートル級駆逐級・巡洋級の陸上魔導力艦を併せて150隻と動員兵力・約270万人が投入された。




 他にもガルベ・マグベ大佐旗下・オデュッサ軍団艦隊150隻と兵力40万人とサイクロプス隊の軍団・軍団長・シュナイダー・バーデン大佐旗下・5万人も併せての戦力が投入され、ジャンブロー要塞の戦いでは捕虜は居らず戦死者多数の被害を被って撤退して居る。



 その撤退支援の後詰めの為に、カリフア大陸方面制圧軍団総司令官であるキシリアーナ・ザルビッシュ少将は、サイクロプス隊の軍団隊長であるシュナイダー・バーデン大佐に命じて、旗下のサイクロプス隊の艦隊旗艦である洋上型強襲揚陸魔導艦ルビコンを中心とした艦隊をゾルモン要塞に大規模奇襲攻撃仕掛けられて居る欧州諸島連合国の近隣地域に在る無人島・・・・・・アラダマスカル本島の中心部へと前進させた。



 アラダマスカル本島の中心部には、洋上型強襲揚陸魔導艦から発進して行く魔導機兵隊から成る魔導機兵軍団と重騎竜のトリプトドンと火竜のフレイムランドドラゴン混合編成軍団から成る重機動師団が、全部で2万人と歩兵師団3万人を合わせた5万人が攻め込んだが、8割近くを壊滅させられてしまった。


 更には逃げ込んだ先であるカリフア大陸東部方面軍艦隊の拠点たるカリフア大陸東部の沿岸地域の海軍基地と湾港都市をも壊滅されてしまうが、シュナイダー・バーデン大佐を中心としたサイクロプス隊の中心将兵達らは生き残って居る。


「ふーむ・・・これは思って居た以上に、甚大な被害だな。」


「それにしても、資料一覧に書かれて居る。この各戦役での名称は?」


「はっ!!地球連合やシベリナ王国連合で、便宜上に付けられた戦役名称との事ですが、閣下がこのお名前をお気に召しませんと仰ると言うのならば、名称を決める交渉も致しましょうか?」


「いいや、以外にも、この名称は覚え易いから、このままで構わない。特に敵国側が勝ったっ!!勝ったっ!!と、吹聴するような名称でも無く、特に敵国有利な名前でも無いからな。」


「これならば、ローラーナ帝国本国政府やゾイザル殿下らも、この名称の事を納得するだろう。」



「分かりました。名称に付いては公式に両者間で認める事に致します。その方がお互いに書類作りが楽に成るでしょうしね。」


「それで・・・戦後処理交渉に関して、今後は如何致しましょうか?東京サミット開催期間が有る限りは、二ホン政府も我らは構っては居られませんので・・・・・・・・」


「・・・・・・・それならば、東京サミット開催期間が終わって、4ヶ月以内までを交渉期限とする事を求めるとしたい。」



「それに向こうも、捕虜を何時までも抱えて置くのは、お荷物と成るのは目に見えて居るだろうし、早く停戦したいと考えて居る筈だっ!!この条件で断る理由も無いだろう。」


「延長したければ、その都度、交渉すれば良い。特に金が絡む交渉は詰めて置かないと、後々の禍根と成るだろうしな。」


「よって、身代金と経費に関わる金銭の支払い料は、捕虜収容から捕虜交換引き渡しをしたその日までに掛かった諸経費を上回る分を身代金とする事を条件として、一人に付き一月あたりの生活費用を最低20万エイリスから30万エイリスとし、輸送渡航費用の上限を30万エイリス。医療費用を30万エイリス。その他の諸経費を30万エイリス。一人当たりの身代金上限を120万エイリスとする。」



「合計金額で、一人当たりの金額を240万エリスを上限とする条件で交渉を進めて行く。」


「支払いは、金銀のインゴット又は宝石類や原石での支払いとし、一括払いか半年間の分割払いとしたい。」


「まぁ、これは何所の市場にも言える事だが、金銀のインゴット又は宝石類や原石での支払いを一括払いをすると、市場が荒れるからな。市場が荒れる余波と言うのは我が帝国も含まるから、荒れるのは誰もが困ることだからな。」



「この手の事は適当にすると碌な事はならない。」


「その辺りは、二ホン国側も変わり無いのだろう。」


「帝国では、身代金は即金払いが殆んどですからね。」


「帝国の税収入は、全世界6割5分以上だ。これくらいの金は、単なるはした金と言っても差し支えない。」


「それに捕虜の早期解放を理由に進んで金を差し出す者達も多いからな。費用は直ぐに集まるだろう。」


「たが、換金する際に多すぎても、少なすぎても利益が出ないものだ。それは異世界でも変わりない筈であろう。」


「恐らく・・・・その通りかと。二ホン国内にも金銀市場と宝石市場が有るとの報告を交渉団から受けて居ます。」


「ともかく、交渉は一任するから、何とかして来て貰いたい。」


「分かりました。閣下、お手数ですが、交渉に必要な書類の作成をお願い申し上げます。出来れば、正式な委任状を含めた、関係各所の責任者のサインも添えてお願いします。」


「分かった。それくらいならば直ぐに取り揃えてやろう。」と言って、この場の話を締め括ったギワザン准将は、地球連合を始めとする国々との戦後処理交渉を本格的に進めて行くべく、書類作成をして行くのであった。


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