299話 東京サミット国際合同軍事演習会っ!!! 2
アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月21日・午前9時35分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・地球海洋諸国連合同盟加盟国・ 日本列島・日本国・関東地方・神奈川県・鎌倉市・雪ノ下・2丁目・1番・31号・鶴岡八幡宮にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東京サミットの参加者達らは、次の会場と成って居るのは、日本国外の特別会場にも成って居るコヨミ皇国と成るので、取り合えずは、日本国内も遅めの夏休み期間に入る事から、それらに合わせる形で、中休みを入れてからの移動をする事に成った。
直ぐに移動する事も考慮して、参加者達らは、次回の開催地であるコヨミ皇国・万代藩・万代市へと向かえる交通機関が整って居る東京都近郊や新潟県や群馬県と言った地域に在る宿泊施設へと移動し、観光も兼ねた休暇日に入った。
東京都近郊に泊まる事を決めた者達は、指定ホテルの一つである東京サミット本会議場参加者専用滞在指定ホテルの横浜国際ホテルに泊まる事に成った。
横浜国際ホテルに泊まった者達らの移動方法は、羽田空港の民間チャーター便を使う予定なので、集合日時までは、自由行動と成って居た。
そんな中で竜史達ら一向らも夏休みを取って、近くに遊びに行こうと言う事に成り、涼風を求めて海に行きたいと言って、横浜市から近い神奈川県・鎌倉市・由比ヶ浜海岸・海水浴場や藤沢市・江ノ島などの観光名所にやって来て居た。
後年に成って、この鎌倉旅行は、初期メンバーで初めて行った旅行だったと語って居り、とても楽しかった思いで話の一つとして、子供らに語って居る。
特にリナは、自身の娘を含めた娘らに、『リナおかーさんって、本当に着る服に困って居たんだね』と言われる程に、当時の若い頃の記念写真の服装を見る度に言われて居り、特に水着姿は・・・胸の小さな子供たちからは羨ましいと言われて居たりして居た。
鎌倉旅行の二日目は、鎌倉市の名所巡りをする事に成った。
竜史達らは手始めに、鶴岡八幡宮へと向かう事にした。
鶴岡八幡宮は、神奈川県・鎌倉市・雪ノ下にある八幡宮の事で、鎌倉八幡宮とも呼ばれて居る。
11世紀後半に、源氏の守り神として創建され、以後は、鎌倉武士の守護神と成って居るが、現代では全国の八幡宮の中で、鎌倉幕府の初代将軍である源頼朝のゆかりある神社として、その境内は国の史跡に指定されて居り、関東方面を中心に、知名度が高い八幡宮である。
また永禄4年(1561年)3月16日に、長尾景虎(上杉謙信)は、上杉憲政の要請もあって鎌倉の鶴岡八幡宮において、山内上杉家の家督と関東管領職を相続、名を上杉 政虎と改めた事でも知られる。
上 杉謙信に反旗を翻したのは、一説には鶴岡八幡宮で行われた関東管領の就任式で長泰が下馬をしなかったことで謙信に扇で烏帽子を打ち落とされるという恥辱を受けたため、兵を率いて居城へ戻ったといわれている(『相州兵乱記』)。
長泰が下馬しなかったのは成田氏が藤原氏の流れをひく名門で、祖先は源義家にも下馬をせず挨拶をしたという名誉の家門であるので、長泰は古例により下馬をしなかったという逸話があるが、小田原城の戦いの後、隣地である羽生領の帰属を巡って、謙信と衝突したためとも言われて居るが、まぁ謙信と言う人も知らない事は知らないんだなぁ~と言う、失敗をやらかしたエピソードも付け加えて置く。
武門の氏神様として、知られて居り、その鶴岡八幡宮のご利益には、勝負運、出世運、恋愛運、生命力アップ、健康運、安産と多岐に渡って居る。
これらのご利益は史実に由来して居て、以下の通りがご利益の起源とされて居る。
・勝負運は源頼朝の武家としての成功から。
・良縁(縁結び)は源頼朝と北条政子夫婦の仲睦まじさから。
・安産はご祭神の一柱である神功皇后が身籠もったまま戦に出かけて勝利したという故事から。
紅葉たち紅花園の誓い (こうかえんのちかい)のメンバーらは、何れも武家や戦いに身を置いて居る者たちである事から、八幡宮への参拝をする事にした。
竜史たちらは、目立った格好をしては居なかった・・・・とは言えず、地球世界の日本式ファッションを着こなして居たが、流石にハンナの白い羽だけは隠せないので、鶴岡八幡宮の社務所に居る宮司さんらにお願いして、境内にて参拝させて貰う事にした。
その際に王族である紅葉やラピスらは、少ないですがと小切手で30万円づづを寄進して居る。
「二人とも、別に其処までしなくても、軽く払える金額で良いのに・・・・・・」
「そうもいかないわ。」
「そうですわ。寺院への寄付は王侯貴族に取って、とても大事な慈善事業なんです。それに支払ったお金は、神様へと言うよりは、歴史ある寺院への寄付の意味合いも有るんです。」とラピスは締め括った。
(そう言えば、鶴岡八幡宮の宮司さんたちは、寄進して支払った寄付金を見てビックリして居たっけ?)と心の中で呟く竜史。
それもその筈である。
見るからに歳若い女の子たちから、いとも簡単にポンと、そこそこの金額である30万円もの小金を寄付された事に、鶴岡八幡宮の宮司さんたちらは驚いたからである。
その後、参拝に際して、やけに祝詞が饒舌に成って居たような気がすると竜史思ったが、知らぬ存ぜぬで居ようと思ったと言う。
それはお金が欲しいからでは無くて、昨今の神社・寺社と言うのは、昔と違って金銭的に苦労して居るからでもある。
お賽銭や寄付金だけでは、働いてくれて居る人たちの給料と自身の収入は如何にか成っても、建物や備品の類まで手が回らないと言う訳である。
そう言った真っ当な意味に措いて、とても喜んでくれてた事を誤解のない様に付け加えて置きたい。
鶴岡八幡宮の参拝を終えた竜史たち一行らは、鶴岡八幡宮を中心とした鎌倉武士団関連史跡の観光へと向かうのであった。
アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月21日・午前11時35分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・地球海洋諸国連合同盟加盟国・ 日本列島・日本国・関東地方・神奈川県・藤沢市・江ノ島・江ノ島一丁目及び二丁目付近・江島神社及び江の島灯台周辺地域にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
鶴岡八幡宮の参拝を終えた竜史たち一行らは、鶴岡八幡宮を中心とした鎌倉武士団関連史跡の観光を終えると、江ノ島電鉄で江ノ島方面へと移動して行く。
徒歩で江ノ島へと渡った竜史たちらは、定番観光名所である江島神社へと訪れて居た。
江島神社は、神奈川県藤沢市江の島にある神社で、旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社にして、日本三大弁天の一つに数えらて居る。
其処の門前町商店街である江の島弁財天仲見世通り商店街は、江の島の入口から江島神社までの参道に連なる歴史ある商店街です。旅館や飲食店、土産物店などが並び、多くの観光客で賑わって居る。
「賑わって居るけど、江の島弁財天仲見世通り商店街は、良くテレビのバラエティー番組やニュース番組なんかで見て居たけど、今年は例年より少ないなぁ~」と呟く竜史。
「転移災害の影響か?」と聞き返すシェスカ。
「そうですね。これで戦争が無ければ良いんですけどね。」
「竜史よっ!!たこせんべいとは何であるか?」と・・・もう、食いしん坊バンザイという感じに成って来たハンナは、目新しい物を見つけると、直ぐに飛び付くのである。
「たこの鉄板焼きだよ。たこ一匹を丸ごと鉄板プレスして、おせんべいにするんだ。」
「みんなは初めてだろうから、出来立ての奴が良いだろう。それだとチョッと量が多いから、みんなで分けて食べてみようか?」と言った竜史の言葉に、頷く一行らは、たこせんべい・あさだ屋さんを訪ねて行く。
たこせんべいを注文した一行らは、プシューと言う蒸気が立ち込めるプレス機を眺め見ていた。
それとは別にシェスカは、店先のフランチャイズチェーンをして居ると言う書かれて居る看板を見るとを意を決して店主にフランチャイズチェーンの話を聞いてみる事にした。
「店主、私はオローシャ帝国の東方の州で、フローレイティア家が管理統治をして居る。フローレイティア州を中心に商船活動をして居るフローレイティア輸送商船商会の会長。シェスカーナ・フローレイティアです。」
「此処の鉄板プレス機の飲食店に興味が沸いた。それに店先のフランチャイズチェーンをして居ると言う書かれて居る看板にもだ。」
「是非とも出資し、我が国にたこせんべいを持ち帰りたい。」と名刺を、たこせんべい・あさだ屋の社長に手渡すシェスカ。
「オローシャ帝国?フローレイティア輸送商船商会?」
「あっ!!すみません。シェスカさんってば、何かと商売繫盛に成りそうなものに口を挟むものでして・・・・・」と竜史は、突然の事で困惑をしてしまう社長さんに頭を下げて居た。
「おや?君は・・・・ああっ!?雑用大臣くんか?・・・という事は、このお嬢さん達らは、今噂の横浜に来ている異世界人さんたちか?」
「はい、今はサミット期間中の予定に在る中休み旅行中でして、僕はひょんなことからお付き合いする関係に成ったんです。そんな訳で、今は此処では余り騒がないで下さい。」
「・・・と言う訳です、店主。如何だろうか?」
「随分とお若いのに商売熱心ですね。分かりました、乗りましょうっ!!」と言うたこせんべい・あさだ屋社長。
「ええっ!!もう乗っちゃうのっ!?」と、商売即決の速さに驚く竜史。
「有難う御座います。」とシェスカは、あさだ屋社長と握手を交わす。
「あっ!!だったら私も出資するわっ!!コヨミ皇国の皇都や・・・万代藩の愛美も巻き込んで、我が国でものフランチャイズチェーンを展開するわよっ!!」と言うのは、紅葉だった。
まぁ、ぼったくり藩主の伊達愛美も、この儲け話に乗るに違いないから、嫌と言う所か、利益率に付いて激論と成るかも知れない。
「此方は?」と社長は聞き返す。
「コヨミ皇国の第一皇女の紅葉殿下です。小金が余ってらっしゃるので、お小遣いで、面白そうな事を何かとしたがる皇女様です。」と説明。
「何よっ!いいじゃない自分のお小遣いでやるんだから~」とぷんすかと怒りながら言う紅葉。
「参ったなぁ~」と呆れるあさだ屋社長は、面白そうな展開に成って来たと苦笑交じりにぼやくのであった。
そして、たこせんべい・あさだ屋の社長との簡単な話し合いを終えた竜史たちらは、出来立てのたこせんべいを頬張って行く。
あさだ屋とのフランチャイズとの契約云々は、後日に改めて人をやって話し合ってから取り決める事に成った。
「バリバリ・・・・ゴックンッ!!うむっ!!美味しいのであるっ!!」と太鼓判を押したハンナは夢中になって食べて居た。
「海産物で、単なる料理の食材の一つに過ぎない筈のたこが、こんなお菓子に成るなんてね。」
「二ホン人の発想と考え方が分からんっ!!」と言いながら、仲良く姉妹揃ってせんべいを分け合って食べて居た。
「これって、タコが獲れるならば、何所でも出来そうですね?」
「そうだな。プレス機とやらがそれなりの値段が高そうだが、売れれば経費と見なして買う事を考えるだろうな。」とラピスとリナらは言う。
「単なる食材をお菓子に変える発想。それも混じりものを入れないと言うやり方よ。此処が二ホン人の凄さよね。」と紅葉。
「まぁね。他にも小魚や豆に、お米なんかもお菓子にしちゃいますからね。そう考えると単なる炭水化物や砂糖に卵なんかを使って居るお菓子なんかよりも低カロリー、身体に良い栄養素と言った物を摂取が出来る食べ物が多いかも知れませんね。」と竜史は締め括る。
たこせんべいから様々な商売繫盛のコツを産み出す二ホン人の底力を見た紅葉達らは、凄いなぁ~と思いつつ、その味を堪能した後はと言うと・・・・江ノ島のシンボル的な構造物でもある江の島灯台へと向かう。
江の島灯台は、神奈川県藤沢市江の島に立つ日本初の民間灯台で、何かとテレビやアニメに映画などで移る事が多い灯台である。
展望台にも成って居るので、江の島を訪れた観光客らが良く訪れる観光名所にも成って居た。
竜史たち一行らは、江の島灯台から見える由比ヶ浜の景色を堪能し、最後は鎌倉大仏で有名な高徳院や長谷地区方面の観光を堪能し、藤沢市のビジネスホテルへと戻るのであった。




