298話 東京サミット国際合同軍事演習会っ!!! 1
アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月20日・午前10時15分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・地球海洋諸国連合同盟加盟国・日本列島・日本国・関東地方・神奈川県・鎌倉市・由比ヶ浜海岸・由比ヶ浜町・四丁目から長谷二丁目付近・由比ヶ浜海水浴場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
荒れに荒れた東京サミット会議場・横浜総合平和国際会議場・東京サミット本会議場で議論された第二議題テーマであるアースティア世界新経済構想。
会場外では、外交官同士の会合や同盟勢力同士の会合も相まって、如何にか、こうにか、すったもんだの末に、日本国政府の思惑を理解が出来たアースティア世界諸国らは、全会一致でアースティア世界新経済構想に付いての国際政策を可決する事に決まった。
そして、次なる議題テーマと成って居る第三・アースティア世界・新国際安全保障会議。
これには日本国と地球海洋諸国連合同盟加盟諸国諸国の軍事力視察訪問が入って居る。
主に視察公開予定先なのが、自衛隊基地と在日米軍基地が中心と成って居て、陸上装備の体験乗車や体験視察。
海上艦艇への訪問視察やドッグ見学。
各種航空機への搭乗体験や近くでの視察見学と言った感じものが多い。
視察先に在日米軍が入って居るのも、自衛隊だけだと、国内に措いて色々とうるさいので、国外での視察の序でに、在日米軍の沖縄基地からグアム島の米軍基地に有る射撃訓練場へと移動して、其処で視察団らに銃の試射をさせて見ようと言う理由からである。
これは地球世界式の軍隊と装備品をまじかで見たり、聞いた入り、体験したりする内容が入って居る。
中でも東京サミット国際合同軍事演習会と言うのは、日本国内では行われ無いので、新たに隣国と成ったコヨミ皇国での特別会場で、開かれる予定と成って居る。
北海道や富士演習場でやる方が・・・・と言う意見もあるが、それだと内陸部に在る為、上陸作戦演習が出来ないので、国外の・・・それも外国の演習場を借り受ける方が利便性が良かった為でもあるのであった。
これも国内の反戦対策と大規模な演習場が有るのは大陸で、東京サミット国際合同軍事演習会での予定行事として行われる事に成った、国際観閲式と国際観艦式・国際航空観艦式と国際合同軍事演習会と言った物をコヨミ皇国でやれば、取り合えずは、騒ぎ立てする人達との距離が取れると言う理由からであった。
東京サミットの参加者達らは、次の会場はコヨミ皇国の万代藩・万代市へと成るので、取り合えずは、日本国内の政府省庁なんかも遅めの夏休み期間に入る事から、それらに合わせる形で、中休みを入れてからの移動をする事しようと話に纏まる事に成ったのだった。
直ぐに移動する事も考慮して、参加者達らは、次回の開催地であるコヨミ皇国・万代藩・万代市へと向かえる交通機関が整って居る東京都近郊や新潟県や群馬県と言った地域に在る宿泊施設へと移動し、その地域周辺地域での観光も兼ねた休暇期間に入った。
東京都近郊に泊まる事を決めた者達は、指定ホテルの一つである東京サミット本会議場参加者専用滞在指定ホテルの横浜国際ホテルに泊まる事に成った。
横浜国際ホテルに泊まった者達らの移動方法は、羽田空港の民間チャーター便を使う予定なので、集合日時までは、自由行動と成って居るので、竜史達ら一向らも中休みを取って、近くに遊びに行こうと言う事に成り、涼風を求めて海に行きたいと言って、横浜市から近い神奈川県・鎌倉市・由比ヶ浜海岸・海水浴場に来ていた。
地球世界だったら8月後半の海水浴は、それなりのクラゲが多く出没したり、水が冷たいと感じる物だが、アースティア世界へと転移した永久を受けて居る為か、クラゲ類は少なく、程よい感じの海水温であった為に、それ程冷くは無かった。
この世界の気候と言うのは、土地の地形や気象、それに加えて、その土地に住み着く属性精霊の影響で、その土地の気候が定まって居るとされて居た。
日本列島が出現した事で、最初の頃はビックリして居た水の精霊たちも、落ち着き、新しい土地に興味を抱いた精霊たちらが、勝手に入り込んで住み着き始めて居ると言う。
交援省の傘下に有る省庁出向専門部署課である環境課と気象課は、文科省派遣専門部門である文科課と供に、精霊に付いての研究と観測研究を始めて居るが、精霊が住み着いた日本列島の自然環境が、どんな環境下へと成って行くのが分からず、決して油断が出来ないと言う事が報告されて居る。
ぶっちゃけて言えば、初めての事だらけなので、居付いた精霊たちが、日本列島の事を気に入ってくれたら、良いなぁ~と言う事に成るだろう。
逆に精霊が不安に成れば、日本列島は災害発生地帯と成ってしまう。
日本政府と交援省は、国民達らに自然環境を今まで以上に大切にしないと、トンデモナイ事に成るので、注意喚起を促して居ると言う。
要するに、自然環境が劣悪な物に成れば、そのツケは・・・・本当に人間の方へと跳ね返って来るのであるから、自然との付き合いを大事にしなければならないからだ。
その事に付いての忠告と言うのは、紅葉を始めとする各国の要人や学識者から、受けて居るので、日本国政府は、異世界アースティアに措ける日本国の新たな環境問題であるとして、環境省・気象庁・文科省らに対策専門チームを結成させ、交援省に出向させる様に指示を出して居る。
そんな中で竜史達ら一向らも夏休みを取って、近くに遊びに行こうと言う事に成り、涼風を求めて海に行きたいと言って、横浜市から近い神奈川県・鎌倉市・由比ヶ浜海岸・海水浴場や藤沢市・江ノ島などの観光名所にやって来て居た。
「流石に・・・・この時期だと、海水浴客が疎らか・・・・・・」
「そうなの?」
「まぁ、転移災害の影響も有りますからね。この時期に措ける地球世界の日本国内だったら、海水温と海流との関係で、素人が海に入るのは避けた方が良いとされて居るんです。」
「他にも毒クラゲとかの生き物の類が増えたりするせいで、避けた方が良いとも言われても居ますからね。特にカツオノエボシとか言う、青色のクラゲには要注意ですよ。」
「特にハンナはっ!!注意するようにっ!!」
「ふえ?」とハンナは、好奇心旺盛が故に、物珍しそうな砂浜に干乾びて居た青色の物体に手を出そうとして居たが、リナに取り押さえられ、カツオノエボシは魔法で燃やされた事で、事無きを得て居た。
「ほらっ!!言わんこっちゃないっ!!」とリナは、片手でハンナの首のブラジャーの紐を引っ張りつつ、左手でファイアと言う魔法を撃ち放って居た。
その足元ではカツオノエボシが、一瞬にして灰と化してしまう。
「なぁ、勇治。アレは?」とリナが指さす方を見ると、サーファーたちが、サーフボードを持って、海へと入って行く。
「ああ、アレね。サーフィンと言う地球世界のスポーツだよ。大きな波を待って、波が来たらサーフボードと言う板版に乗って、そのまま波に乗って遊ぶんだよ。」
「あの人たちは、好き好んでやって居るから特に気にしては居ないね。装備品さえ整って居れば、関東地方から日本南部の地方ならば、真冬の寒い日を除けば、好き好んで殆んど一年中やって居るしね。」
「ふーん・・・・」と、変わったスポーツが有る物ねぇー・・・と見て居るリナ。
それよりも・・・・・・リナは、由比ヶ浜海水浴場へと出て来た時から、男女を問わずに視線が釘付けに成ってしまって・・・・いいや、釘付けにさせてしまって居た。
因みに身長を含めたスリーサイズは、身長175センチ・バスト95・ウエスト58・ヒップ94と言うダイナマイトなボディスタイル成って居る。
着られる下着や水着も特注品が多い為、リナの水着姿と言うのは、サイズ大き目のビキニ物を着るしかなかった。
ワンピース物も有ったが、それを着ると大きなメロンバストのせいで、返って自身の身体付きが太って見えてしまうからと、水着を買いに行った時に・・・周囲には着るのを止めて置くと言って、黒地のビキニを着込んで居た。
そのせいでやや癖毛風の金髪ロングヘアースタイルとキリリした目付きがクールビューティーに加えて、ダイナマイトボデイの凄さも相まって見えてしまう事から、周囲からの視線を釘付けさしてしまって居るのだった。
「所でさ、何であたし達らは、こうも衆目を集めて居るわけ?」と、クリスは呟く。
「そりゃね・・・・・」と呆れ顔に成る竜史。
「リナのせいだろう?」とシェスカは言う。
「いいや、シェスカさんや紅葉さんも入って・・・・うん、絶対に入りますね。」
「うふふふふふふふふふふふふふふふっ!!アレは所詮、脂肪の塊よ・・・・・アレは所詮、脂肪の塊よ・・・・・アレは所詮、脂肪の塊よ・・・・・アレは所詮、脂肪の塊よ・・・・・アレは所詮、脂肪の塊よ・・・・・アレは所詮、脂肪の塊よ・・・・・アレは所詮、脂肪の塊よ・・・・・アレは所詮、脂肪の塊よ・・・・・アレは所詮、脂肪の塊よ・・・・・アレは所詮、脂肪の塊よ・・・・・アレは所詮、脂肪の塊なのよ・・・・・うふふふふふふふふふふふふふふふっ!!あははははははははは・・・・・・・・・・」と、親友たちのナイスバディ身体つきを見た事で、病んデレモードへと突入したアリスが、ブツブツと独り言を言いながら、妄想の世界へと旅立って居た。
「アリスっ!!アリスっ!!アリスっ!!アリスってばっ!!」と姉のクリスが、可愛い双子の妹を現世へと呼び戻すべく、ひたすらに呼び掛けていた。
「はっ!?わたしは何を・・・・・・」
「あはははは・・・・アリス。そんなに心配しなくても、自分に自信を持って良いんだよ。」
「リュウくん・・・・・・・」とアリスは、竜史の何気ない一言を笑顔で喜んでしまう。
そう、竜史はアリスに対して、小さいのはステータスだっ!!十分な武器で魅力的であると言いたいのだろうが、それは単なるオタク趣味的な言い回しに過ぎないのであった。
「リュウっ!!アリスに手を出したらああああぁぁぁぁぁーーーーーーーっ!!」と、今度はクリスが反応し、鬼の形相と成って竜史の事を睨み付けていた。
「あれ?僕ってば、この手の事に付いての対処を知って居る筈なのに、迂闊にも地雷を踏んだっ!?」
単にアリスの事を慰めようとしただけなのに、迂闊にも地雷を踏んでしまう竜史。
「竜史さん、それよりも折角のお休みなんでかすら、こうして集まった機会を逃すのは損ですよ。」とラピスは、透かさずフォローに入る。
こんな所で古今東西のラブコメディーの定番であるツッコミと言う名の暴力沙汰に成るのを防ぐ為であった。
「そうだね。今日は海で、明日から鎌倉観光だったけ?」
「はいっ!!その通りですよっ!!古の昔に・・・いざ鎌倉っ!!と言った鎌倉武士団に関する史跡は殆んど無いと聞きますが、名残りは見られるのが楽しみです。」と言うラピスは、竜史から日本史を習って居る関係から、日本史に嵌って居る様子である。
「ラピスの言う通りね。無駄口ばかり叩いて居ると、あっという間に時間が無くなるわ。」と言いつつ、紅葉は、ビニール製のビーチボールを手にして居た。
「それっ!!」と紅葉は、シェスカに向かってボールを投げる。
「よっとっ!!リナっ!!」
「りょーかいっ!!」と・・・リナは、シェスカがレシーブで受けてボールをアタックで撃ち返す。
その際に二人揃って、大きなバストが激しく揺れ動いたのを見ていた周囲の人々らは、男女問わずにガン見をして居た。
それ程までに二人のボデイスタイルのプロポーションと言うのは、現時点では空想の世界でしか有り得ない身体付きだったのであった。
「ううっ、羨ましくなんかっ!!羨ましくなんかっ!!羨ましくなんかっ!!羨ましくなんか無いもんっ!!」と悔しがるアリス。
「アリスっ!!ボーっとしないで欲しいのであるっ!!」
「へっ?!」とアリスが、ハンナの方を見た時である。
「ああっ!!危ないっ!!」とクリスが、アリスを庇おうと動くが間に合いそうに無く、其処へ急ぎ竜史とラピスが協力して撃ち返したボールをレシーブして事なきを得る事に成った
(竜史っ!!さっきからアリスとイチャイチャしてええええぇぇぇぇーーーーっ!!)と、最近は何かと嫉妬深く成って来た紅葉さん。
紅葉は、日本へとやって来た親友達らが、竜史と何某かの形で、親しく成って行く事に、ヤキモキをして居たりするのであった。
竜史も竜史で、ラブコメを知って居る癖に、何かとラブコメネタの地雷を踏んで居たりする。
そんな紅葉は、自分の事をもう少し構って欲しいと言わんばかりに、ビーチボールを「竜史っ!!」と紅葉がボールを撃ち返す。
「ええっ!!またこっちなのっ!!」と言った時である。
紅葉の手によって、ビニールが粉々にならない程度に手加減をされた状態で、撃ち返したボールが、竜史に迫る。
「無理っ!!無理だってっ!!流石にチート染みたアタックボールを撃ち返すのはああああああぁぁぁぁぁぁーーーーーっ!!」と言う竜史。
「ぐはっ!!何故えええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!」と、トンだ災難な事に成った竜史は、紅葉から叩き付けられたボールで、砂浜海岸の空に見え渡る青空を仰ぎ見る事に成ったであった。
「リュウくんっ!!」
「竜史っ!!」と駆け寄るのは、シェスカとアリスの二人で有った。
介抱される竜史は、シェスカの膝枕に加えて、アリスが濡れタオルで冷やすと言う構図に落ち着く事に成ってしまう。
もう、羨ましいなっ!!コノヤローっ!!と言うラブコメディ展開であった。
「もう~紅ちゃんったらっ!!リュウくんは、二ホン人基準の普通の人なんだよぉ~」
「遊びとは言え、私たちの様なアースティア世界人が、チョッとした身体能力を駆使するだけで怪我にも繋がる。もっと加減を考えないとなっ!」とシェスカは言う。
「・・・・ごめんなさい。」と反省するが、彼女の心の中では、メラメラと嫉妬の炎が燃えて居た。
この何気ない日常の日々が、竜史と彼女たちの関係を深い者にして行く事に成る。
特にアリスは、容姿を気にせずに、ごく普通に接してくれて居る竜史の事を好きに成って行く事にも繋がる。
シェスカは、竜史に対してのそれが・・・恋心だとも気付かずに、ごく自然に竜史の事を気に掛ける様にも成って居た。
この場での出来事は、笑い話で終わるが、介抱が終わった一行らは、お昼過ぎまで海水浴場で過ごすと、近くの食堂でのお昼ご飯は釜揚げしらす丼を食べ、藤沢市のビジネスホテルに泊まるのであった。




