292話 アースティア世界の分水岐路っ!東京サミット開幕っ!!! 15
アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月18日・午前9時10分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本列島・日本国・関東地方・東京サミット・日本国平和外交使節団の各滞在地・ダバード・ロード王国・日本国平和外交使節団・群馬県・安中市・磯部町・磯部温泉・磯部温泉ホテル・多目的ホール・ダバード・ロード王国・日本国平和外交使節団特設会議場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本国で開かれた東京サミットに参加するべく訪れた東京サミット・日本国平和外交使節団らは、関東地方を中心とした一都6県プラス3県こと静岡県の伊豆地方と新潟県・山梨県と言った宿泊施設と温泉が充実した地域に滞在をしながら、東京サミットでの議題テーマに付いて、各々の政府首脳閣僚幹部と各省庁の官僚・職員らと話し合いが続けてられて居た。
それは以下の通りと成って居る。
ミンフィル王国東南諸国同盟・日本国外交訪問使節団は、日本国・成田国際空港から日本国に入国後、熱海市・小田原市・箱根町・伊東市・三島市を拠点にしながら東京サミットへと参加して居た。
アセニア亜人連合同盟・日本国平和外交使節団は、太平洋沿岸地域の港町や茨城空港から入国し、以下の市町村を拠点として居る。
水戸市・大洗町・ひたちなか市・鉾田市・茨城町・笠間市・つくばみらい市・日立市・那珂市・東海村・土浦市・鹿島市・小美玉市と言った市町村に滞在。
但し、色竜人連合部族会は、ドラグリア白龍大帝国との付き合いから滞在先である日光市や鬼怒川温泉に行く事にした。
デモニュクス帝国・魔族連合国中央政府の日本国外交訪問使節団は、東京都とサミットメイン会場である横浜市へのアクセスが容易である千葉県・千葉市を中心に、市原市・木更津・市袖ケ浦市・君津市・冨津市・館山市等を拠点として居る。
リユッセル北欧同盟諸国の日本国外交訪問使節団は名古屋港を中心とした中部東海地方に入港後。
埼玉県・さいたま市・川越市・上尾市。
東京都の立川市・八王子市・東村山市と言った都心地域近くを拠点として活動をする事にして居た。
シベリナ地方王国連合同盟・日本国外交訪問使節団は、それぞれの都合に合わせて日本国へと入国して居る。
コヨミ皇国は、自国の万代藩・万代市・万代港から・福岡市・博多港へと入国し、群馬県・伊香保温泉を拠点にして、東京都への交通機関の利便性の高い上越新幹線を使って、東京サミットへと参加。
日本国滞在中は、前橋市や渋川市、高崎市へと足を延ばして、群馬県と日本国内の著名人と懇談を繰り返して居る。
ラクロアナ王国は、フランシェスカ・アブヒム・ラクロアナ王女を国王代理に任命し、札幌市内の病院で病気療養中のレビル・アブヒム・ラクロアナ国王に代わって外交訪問使節団の団長として現地入りして居るが、他国に先駆けて父親であるレビルの見舞いも兼ねて日本国へと入国をして居る。
その序でに北海道の産業視察を行って居り、現北海道知事である鈴代直道自ら案内役を買って出たと言う。
北海道滞在中は札幌市を拠点にして居たが、在日本国大使らの場所取り交渉により、東京サミット中は宇都宮市を拠点として確保することに成功をして居た。
ダバード・ロード王国は、万代市の自衛隊基地から旅客機で羽田空港へと入り、東京駅から上越新幹線を使って高崎市へ、其処から宿泊先である群馬県・安中市の磯部温泉や富岡市・藤岡市を拠点としつつ、東京サミットの活動を開始する。
オローシャ帝国は万代市から自国船を使って新潟港へと入国。
宿泊先を湯沢町としながら、 フローレイティア輸送商船商会を通じて新潟県との連携強化を深めて行く事に成る。
同国が新潟県を拠点としたのも、何時でも東京に向かえる上越新幹線の利便性とフローレイティア輸送商船商会との繋がりが深いからであった。
アセリナ王国は、万代市の自衛隊基地から旅客機で羽田空港へと入り、東京駅から新幹線を使って、滞在先である小山市へと入る。
ドラグリア白龍大帝国は、万代市の自衛隊基地から旅客機で羽田空港へと入り、私鉄である東方鉄道で、滞在先である日光市や鬼怒川温泉へと入る。
同地域を滞在先として選んでのも、その気に成れば、何時でも自身で空から飛んで行ける上に、日光市周辺地域は温泉が在るからとして居る。
序でに言うと、東方鉄道グループが、エリンたちのお世話係りを名乗り出て居り、ドラグリア白龍大帝国との優先契約を狙っての申し出である事も付け加えて置きたい。
アルガス公国は、万代市の自衛隊基地から旅客機で羽田空港へと入り、東京駅から新幹線を使って、宿泊先である栃木県・那須町へと入り、東京サミットでの交流会活動を開始して居る。
アマラーラ王国・アマラーラ半島地方首長連合
アマラーラ王国は、自国が中立国家で在りながらも、その国土が最も帝国本土に近いと言う事情が在る事から、イギリス海軍所属のミスリル潜水艦戦隊に乗り込んで 密かに日本へと渡航して来て居る国家であった。
その滞在先として選んだのが、山梨県・甲府市を中心とした地域で東京サミットに参加して来て居る。
また、地球から転移災害に見舞われたアメリカ・ロシア・台湾・欧州諸島連合国・パプアニューギニア・インドネシア・ブルネイ・シンガポール・マレーシア・タイ。
ラオス・ベトナム・カンボジア・ミャンマー・スリランカ・ジブチ・ソマリア等の地球系転移国家らは東京都内の大使館と指定されているホテルを中心にして、東京サミットでの活動を開始して居る。
特に東京サミットに参加するアースティア世界各国政府らは、第二議題テーマであるアースティア世界新経済構想に付いての意見交換と提案書に付いては、意見対立が出てしまう事態と成って居た。
軍事技術と兵器兵装備の取り引き。地球系転移国家諸国式の大型工場の誘致と金融機関による援助。経済力・工業力・農林水産力を含めた様々な産業技術力の支援を求める。
また中立地域諸国からの要望として、経済力・工業力・農林水産力を含めた様々な産業技術力の支援を求めるとして居た。
それに対して、地球海洋諸国連合同盟らは、日本国が代表として提案書が読み上げられた。
アースティア世界一周共同共通・交通網構想計画
空港・湾港・鉄道・車両集積所・積替えクレーン所・倉庫街・陸上船港の一斉整備による物流経済構造計画。
アースティア世界共同共通・都市開発構想計画
アースティア世界各国の都市計画を見直しつつ、地球式のインフラ整備と再開による経済力の底上げ計画。
アースティア世界共同共通・工業技術流通規格統一構想計画
工業技術の基本的技術力の開示や工業製品の共同共通規格の立ち上げ、それに伴う各国の協力による各部門の工業力の底上げの構想計画の事で、新工場の建設や生産ライン簡略化や職人育成も含まれる。
アースティア世界共同共通・学術研究構想計画
学術研究の国際化による共通化を目指す計画。
知的財産権と著作権に関わる事も有るが、世界中で必要不可欠な技術力の共通化による低価格の実現する事や技術力の進歩と記録保管の多様化による技術知識の紛失を無くす事を目指すとして居た。
アースティア世界共同共通・国際金融機関創設計画
国際銀行と国家銀行の立ち上げ、通貨を紙幣と電子化を目指し、株取引きと私設銀行の多様化と創設を推し進める計画。
今のままでは、貸付商と両替商と言う中途半端な金融機関しか無いアースティア世界では、地球海洋諸国連合同盟内の銀行に負けてしまうので、金融機関の整備と銀行の創設が急務であり、偽金対策として日本式の造幣局の創設と流通計画を推し進めるとして居た。
アースティア世界人材文化交流育成構想計画
人材育成の為の交流の必要性から、アースティア世界諸国からの地球海洋諸国連合同盟内の先進学校への留学生の受け入れる計画。
他国と金融機関から借金をするだけで国は良くならない。人材育成なくして国は育たずなので、地球海洋諸国連合同盟としては、人材育成をする事で根本的な解決策を提案して居る。
借りる方も借りた方も、借金で焦げ付きを起こして、財政破綻をした地球世界の国々を見て来た事で、あのやり方ではダメだとの結論を出した地球海洋諸国連合同盟は、何年掛かっても構わないから借金を返しつつ、人材育成と経済再建を目指して、各国を良くすると提案して居る。
特に全世界である地球世界であった某共産主義国が掲げて居た彼の一体一路の計画の大失敗は、両者の借金による破綻による失敗は、悪い意味での良い手本と成って居た。
アースティア世界共同共通・農林水産食料調達管理機関創設計画
自然環境と人に由る食料自給率のバランスを図り、世界中で無理無駄の無い食料調達を目指す計画。
具体的には、農林水産業の人材育成で、各種機械製品や各分野の基本技術力の技術指導を基本として、植林事業・農業研究・養殖業指導等々の基本事業の支援や人材育成を挙げて居た。
アースティア世界共同共通・医療医薬衛生管理対策機関創設計画
医療・医薬品・衛生管理の国際評定の設定とパンデミックへの対策や病原体への対策研究と新薬開発。
かつて猛威を振るったコロナウイルスの経験は、良い先例と成って居るので、医療・医薬・衛生管理対策のノウハウをアースティア世界の国々に伝えるのがこの計画と成って居た。
アースティア世界共同共通・国際裁判・国際治安機関機構創設計画
国々を超えての治安維持と検挙した犯人に対する対策の為に国際警察機構の創設に加えて、国同士の紛争解決の為に、国際裁判所の創設と裁判所が出した判決に対する受諾義務を全ての国々の義務化をする事として居る。
要するに、地球世界であった国際連合による内政干渉を理由とした国際法のルール遵守の軽視を避ける為の提案で、特に各地での治安維持は喫緊の課題と成って居た。
アースティア世界共同共通・国際法整備批准締結計画
これまでは慣例ルールだった国際法を国家同士の共通ルールとし、義務化をするべきであるとして居る計画のこと。
最後に、アースティア世界共同共通・国際法整備批准締結計画とは、アースティア世界に措いて、これまでは慣例ルールだった国際法を国家同士の共通ルールとし、義務化をするべきであるとして居る計画。
アースティア世界では、慣例ルールが国際法の代わりでしたので、守って守らなくても特に騒ぎ立てる事が少ないので、国際法の厳格な遵守を義務化しようと言う物である。
以上の提案に対して、東京サミットに参加する全てのアースティア世界諸国の国々の国家元首・首長、閣僚幹部・官僚・職員に地方首長や職員、在日大使らはどよめきの声を上げてしまう。
それは期待して居た物とは違うと言う事による落胆してしまう期待外れな提案であったからである。
それもその筈・・・・・東京サミットに参加する全てのアースティア世界諸国らは、地球海洋諸国連合同盟からの経済分野と軍事分野での支援協力が得られると考え居たからである。
勿論、日本国を中心とした地球海洋諸国連合同盟は、経済分野と軍事分野での支援協力を用意して居り、その為の官民一体の覚え書きを済ませ、本格的な契約書にも及んで居る国々と民間企業も有った。
しかしながら、東京サミットにて提案された物は、東京サミットに参加する全てのアースティア世界諸国からすれば、詐欺に等しい騙し討ちとも受けて取れる提案だった。
シベリナ王国連合の西方の大国であるダバード・ロード王国の女王であるアーヤ・シュチュ―ド女王は、最初の議題テーマの決議案を決定期間として居る8月15日から20日までの間。
モニター通信装置を通じて、、関東地方を中心とした一都6県プラス3県こと静岡県の伊豆地方と新潟県・山梨県と言った宿泊施設と温泉が充実した地域に滞在をしながら会議をして居る各国首脳閣僚らと調整を続けていた。
そんな中で、アーヤたちのダバード・ロード王国の首脳閣僚幹部らは、宿泊先である群馬県・安中市の磯部温泉の磯部温泉ホテル内に在る多目的ホールにて、ミーティング会議が行われて居た。
「先のサミットでの、二ホン国を中心とした地球海洋諸国連合同盟が示した。第二議題テーマであるアースティア世界新経済構想に付いての提案書は、サミット参加国らには、少なからず動揺と不満の声が広がって居ります。」と宰相大臣であるアイサ・ノートは、これまでの経緯と状況を説明する。
「あたしの方も、東京サミットに参加するアースティア世界各国の外務大臣。特にリユッセル北欧同盟諸国からの不満が多いと聞いて居る。」
「流石に盟主国であるアルビオン王国と一部の国々だけは言っては居なかったが、余裕が無い国からは、二ホン国と地球海洋諸国連合同盟の仕打ちは、あんまりだとの声も多い。」
「ミンフィル王国東南諸国同盟も同様だな。一部の地方国の閣僚幹部からの不満が出て居ると聞く。この様な大規模な国際会議で、何時でも情報が得られ、尚且つ何時でも連絡が取れる状況だ。」
「不満者達らを宥める時間的な余裕が欲しいが、テレビニュースや報道出版社と言った物からの情報収集が出来るから尚更・・・不安に駆られてしまのだろう。」と外務大臣のユウ・カイダーンは、サミット参加国の外務大臣との意見交換と調整に奔走して居る経緯を説明する。
「・・・とは言え、民間報道機関と言うのは、サミットに参加し、二ホン国に滞在する我らに取っては、日本国と地球海洋諸国連合同盟らの裏取り情報を得られる貴重な情報源。」
「要するに、二ホン国と地球海洋諸国連合同盟らは、反帝国同盟諸国と帝国同盟諸国との戦争は、当事者同士の問題であって、巻き込まれようとして居る自分達は他人事と言いたいのだ。」
「確かに、それは当然の事でしょう。」
「彼らが言いたい事は、自分達を一気に巻き込むな。おんぶに抱っこをさせられると言うのは、非常に迷惑なのね。」
「其処で彼らは、ボロボロの怪我だらけで、病いがちな自分達を自力で癒しながら立ち上がり、戦える様に成れと言う事なのでしょう。」
「まぁ・・・・常識と言っちゃ、常識なんでしょうけど、それを今に成って言われると、頭が痛い。」
「確かに、その通りですね。こんな当たり前な事を今更ながら言われるのは・・・・・」
「600年間もの月日が、我ら自身の常識を麻痺させてしまったのは致し方の無い事だわ。」
「二ホン国と地球海洋諸国連合同盟は、巻き込むならば、彼ら自身にも、自国民達に、せめて全うで言い聞かせられるだけの言い訳を言える様にして欲しい・・・・・と言う事なのでしょう。」
「そう言う事ならば、腹を立てるよりも、その話に乗っかる方が無難です。」
「特に二ホン政府が、主権者である国民達らに負けたら、戦争に参加するどころか、支援協力ですら、させてはくれなくなるわよっ!!」
「先ずは民主主義国の国民たちのご機嫌を伺って、その機嫌を取ることが重要よ。」
「我が国は8月15日から20日までの第一回会議の議決合意書作成日まで、各国との意見交換と調整に尽力する事とします。」
「アースティア世界新経済構想は、言うならば、我らへの試験のようなもの。」
「これが気に入らないと言われれば、この先の日程予定されて居る筈のサミット事態が無くなるわ。最悪の場合は物別れになり兼ねない。」
「それでは一昔前の我らがやって居た国際会議と何ら変わらない結末に成ってしまうわ。」
「その旨を踏まえて、皆は職務に励むようにっ!!」と締め括り、アーヤたちのミーティング会議は終わった。




