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異世界の国々が驚いた異界国家日本は本当にすごーいデス~ネ。  作者: 伊達教宗
第23章 アースティア世界の分水岐路っ!東京サミット開幕っ!!! 2
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291話 アースティア世界の分水岐路っ!東京サミット開幕っ!!! 14

アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月17日・午後21時00分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本列島・日本国・関東地方・東京都・港区・六本木・六丁目・朝日奈放送・たかしのタックルテレビ収録スタジオにて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




 今日も日本国内外の社会問題を面白おかしく取り上げて、視聴者に伝える番組のたかしのタックルテレビが、『遂に始まる東京サミットっ!!』と題して、東京サミットを特集する特集番組が、東京サミットで何かと問題が巻き起こって居る東京都内とその周辺均衡での生中継レポートを交えて、生放送でテレビ放映されて居た。


 司会者の女性アナウンサーである安川紗和子の前説から始まるこの番組は、司会者が日本国内では、著名な芸能人タレントであり、地球世界では映画監督すらして居る北乃武志をレギュラーメンバーとして出演して居る事でも知られて居た。


 またメインゲストには大舘まことを迎えつつ、毎回各界の著名人等を出演者に迎えて、関連する社会問題を中心にして面白おかしく番組を展開して行く社会系バラエティー番組。



 朝日奈放送・たかしのタックルテレビを含めた各テレビ局の報道特集番組では、今は東京サミットで巻き起こった出来事を報道して居る。


 その中でも驚いた事に、アースティア世界・新国際安全保障会議と言うテーマを後に控えて居る中で、その安全保障問題に連れら為るアースティア世界新経済構想と題された議題テーマ会議は、武器・兵器も含めた多国間貿易交渉が行われる筈であった。


 その為に、日本国を代表とかる地球海洋諸国連合同盟の各国内で、日本国を含めた各国の民間企業らと交渉して居る東京サミットに参加する全てのアースティア世界諸国の在日本国大使と外交官や各省庁交渉官らは、覚え書きを交わすまで話が進んで居た。



 だがしかし、此処でも日本国は日和見主義的な事を言い出してしまう。




 アースティア世界各国の国々は、この議題テーマに付いて、単なる国家間貿易条約の締結・・・・地球系転移国家諸国との新規条約と自分達に対する経済支援と考えて居た為、どの様な条件が提示され、逆に地球系転移国家諸国に譲歩を求められるのか?と考えて居た。

 

 その中でアースティア世界各国の国々は、軍事技術と兵器兵装備の取り引きと自分達の国々に地球系転移国家諸国式の大型工場の誘致と金融機関による援助。



 経済力・工業力・農林水産力を含めた様々な産業技術力の支援を求める事にすると意見を一致。


 中立国家は、反帝国同盟諸国と経済力・工業力・農林水産力に関する分野で、地球系転移国家諸国と取り引きの話を進める事で一致して居た。


 しかしながら提示された提案には、一言も軍事支援の事は書かれては居なかったのである。


 たかしのタックルテレビでは、昨日から始まった東京サミットに付いての話題をテーマにして、今日も社会風刺を面白おかしく視聴者に伝えて行くのである。



「東京サミットの初日が始まるっ!!」


「異世界アースティアの反帝国同盟諸国と中立諸国。そして、地球系転移諸国の各国首脳が集まる国際会議っ!!」


「アースティア世界では、新参者の新興国である地球系転移諸国との国交樹立交渉と国際問題を話し合う、アースティア世界史上初の大国際会議の開催に挑むっ!!日本国政府と各国使節団っ!!」



「しかしながら、この会議に措いてアースティア大戦と呼称されて居る現状の世界大戦に、煮込み料理の如くトロトロに溶けてしまった国際会議は、安元総理の提案に対して、騒然と成って居る中で、我が国は、如何なる決断をするのか?」



「しかしながら初日から、不意を突かれた異世界アースティアの反帝国同盟諸国と中立諸国っ!!」


「その提案を突き付けた、日本国と地球海洋諸国連合同盟らは、如何なる思惑が有っての謎の経済支援構想計画を提示したのかっ!?」



「混迷が深まる東京サミットで、如何なるのか、日本っ!!」



「そして、何時も様に何かと一緒に成って鍋料理の如くっ!!トロトロと煮込まれてしまう。何時ものメインレギュラー皆さんで、今夜も面白、可笑しくお送り致します。」


 軽快クラッシック曲が綺麗に流れると、安川紗和子は、メインレギュラーの出演者達に向かって、見て居る視聴者達にウケる様な笑いを誘う最後のお決まりの毒の付いた、一言で締め括ると言うのが、この番組のお約束の定番なオチと成って居た。




「今日の俺達はっ!!鍋料理にっ!!されちまうのかのよっ!!」とメイン司会者の北乃武志が、べらんめえ口調で反論する。



これもお決まり文句のセリフだった。


 スタジオ内の番組スッタフ達からは、『あははははははははっ!!』と言う、ドッと笑いが出てしまって居た。


「遂に東京サミットが始まって、益々混迷をして居る日本と異世界をテーマにして居ますが、北乃さんは、どう感じてますか?」


「いやー、意外な展開って感じだな。」


「・・・と、言いますと?」


「サミットテーマに、第二・アースティア世界新経済構想と第三・アースティア世界・新国際安全保障会議って書いて有っただろう?」


「俺はてっきり、経済支援構想計画も盛り込んだ軍事支援計画も有る物ばかりだと考えて居たんだがよぉ~」


「蓋を開けて見たら、マトモな経済支援構想計画だけだったって訳だ。」



「こりゃあ、異世界アースティアの反帝国同盟諸国と中立諸国の連中からしてみれば、日本国と地球海洋諸国連合同盟内の民間企業と提携計画まで話が進められたのに、不意打ちの裏切り行為って、言われても仕方がねぇんじゃねえかな?」とメイン司会者の北乃武志が、べらんめえ口調で言いたい事を言って締め括った。



 其処で解説者の国際政治経済学部一人が、番組進行担当のプロデューサーの指示で、解説を始めて行く。



「これはですねぇー、今の日本国内を見れば仕方がないのではないでしょうか?」


「・・・と、言いますと?」


「はい。既にサミット期間中とその前後でのデモ活動の禁止令が出されて居るのにも関わらず、反対運動が東京を中心とした各地で、勃発して居ります。」


「しかしながら、そんな事は安元総理と安元政権閣僚幹部と言うのは、最初から承知の上なんです。」


「これを無視して、致し方無くアースティア世界で世界大戦と言う、戦争へと突入すれば、民主主義国としての弱点である民衆による反対と言う形で、必ずや戦争に敗戦か撤退すると言う事態に成り兼ねませんっ!!」


「それはっ!!彼の武力統一による世界制覇を掲げる覇権帝国を利する事に成り、日本国の存立危機事態に成ってしまいますっ!!」


「其処で一計を案じたのが、取り敢えずは異世界アースティアの反帝国同盟諸国と中立諸国には協力体制を敷くが、手始めに支援協力する事は、国家のアップデート支援・・・・・詰まりは、異世界アースティアの反帝国同盟諸国と中立諸国らの国家体制の改革と強靭化なんです。」と説明。



「アースティア世界一周共同共通・交通網構想計画は、空港・湾港・鉄道・車両集積所・積替えクレーン所・倉庫街・陸上船港の一斉整備による物流経済構造のこと」と有りますが、簡単に言えば、物流経済構造を地球式にしつつ、アースティア世界に在るのものアップデートして行こうと言う計画なのです。」


「これはウクライナ戦争での教訓を含めた、地球世界各地での支援政策を元にした国際支援協力政策が元に成って居ると思われます。」


「アースティア世界共同共通・都市開発構想計画は、『アースティア世界各国の都市計画を見直しつつ、地球式のインフラ整備と再開による経済力の底上げ計画のこと』と有りますが、今の我々が知る様な電気・ガス・水道・下水・交通網と機材の普及と設置計画の事なのです。」


「其処には新エネルギーにも成り得る可能性を秘めて居る。魔法も含まれる事に成るでしょうね。」


「アースティア世界共同共通・工業技術流通規格統一構想計画は、日本国と地球海洋諸国連合同盟内で保有して居る。根幹的な科学技術や工業技術以外での工業技術に関する基本的技術力の開示や工業製品の共同共通規格の立ち上げ、それに伴う各国の協力による各部門の工業力の底上げの構想計画の事ですね。」


「それには新工場の建設や生産ライン簡略化や職人育成も含まれて居ります。」



「アースティア世界共同共通・学術研究構想計画とは、アースティア世界に措いて、学術研究の国際化による共通化を目指す計画のことですね。」


「知的財産権と著作権に関わる事も有りますが、世界中で必要不可欠な技術力の共通化による低価格化の実現を目指す事や技術力の進歩と記録保管の多様化による技術知識の紛失を無くす事を目指す計画に成ります。」


「アースティア世界共同共通・国際金融機関創設計画とは、アースティア世界に措いて、国際銀行と国家銀行の立ち上げ、通貨を紙幣と電子化を目指し、株取引きと私設銀行の多様化と創設を推し進める計画の事ですね。」


「アースティア世界に措ける現状のままでは、貸付商と両替商と言う中途半端な金融機関しか無いアースティア世界では、地球海洋諸国連合同盟内の銀行に負けてしまうと思われます。」


「其処で、金融機関の整備と銀行の創設が急務であり、偽金対策として日本式の造幣局の創設と流通計画を推し進めるとして居ると見て良いでしょう。」



「アースティア世界人材文化交流育成構想計画とは、アースティア世界に措いて、アースティア世界諸国と地球海洋諸国連合同盟との相互人流交流も含めた文化交流の必要性と人材育成の為の交流の必要性から、アースティア世界諸国からの地球海洋諸国連合同盟内の先進学校への留学生の受け入れる計画の事ですね。」


「他国と金融機関から借金と物資援助をするだけで、国と言うの物は、良くならないですね。人材育成を無くして国は育たずとも言います。」


「彼の共産主義の隣国がやったような。借りる方も借りた方も、借金で焦げ付きを起こして、財政破綻をした地球世界の国々を見て来た事で、西側諸国を含め、我が国もですが、あのやり方ではダメだと言う結論に至って居ます」


「その結論に至って居る地球海洋諸国連合同盟は、何年掛かっても構わないから借金を返しつつ、人材育成と経済再建を目指してて国を良くすると提案して居ます。」


「インドネシアの高速鉄道受注の未完成による早期終了例とか、スリランカの財政破綻が、一番に悪い一例として、我々の脳裏での記憶に新しいので、覚えて居る視聴者の方々も多い事ではないしょうか?」


「特に一体一路の計画の大失敗は、両者の借金による破綻に起因して居るのは明らかでしたので、その様な事態を避けつつ、相互相談を重ねながら国同士が発展して行こうと言う計画ですね。」


「単に途上国が発展したがい為に、低金利を謳う融資国のお金を借りて、その融資国だけが金儲けしたいが為に、お金を高利貸しをすれば良いってもんじゃ、有りませんよっ!!!」


「あの融資国の金貸しのお金と言うのは、全部自国企業が儲けて居るだけで、結局の所は税金による自転車操業と言う、欧米マフィアも日本ヤクザも真っ青な詐欺まがいのやり方ですよ。」


「国民全員の資産さえもが税金って考えの共産主義らしいやり方ですが、税金で出した融資を自国企業が利益として得て居る。これは税金で税金を回し、利益を循環するだけり自転車操業ですからね。儲けが出る訳が無いっ!!」


「自国から他国へ、他国から自国へとお金を回すのが、本来あるべき商売の姿なのですっ!!」


「元々上手く行く筈が有りませんっ!!!お金は天下の回りものと言いますが、彼の国は、御上からの回りものなので、外から入れて綺麗な経済と言う大河の流れを生み出そうと言う思想が無いですからね。」


「確かに・・・・」


「次のアースティア世界共同共通・農林水産食料調達管理機関創設計画とは、アースティア世界に措いて、自然環境と人に由る食料自給率のバランスを図り、世界中で無理無駄の無い食料調達を目指す計画の事ですね。」


「具体的には、農林水産業の人材育成で、各種機械製品や各分野の基本技術力の技術指導を基本として、植林事業・農業研究・養殖業指導等々の基本事業の支援や人材育成を挙げて居るようです。」



「アースティア世界共同共通・医療医薬衛生管理対策機関創設計画とは、アースティア世界に措いて、医療・医薬品・衛生管理の国際評定の設定とパンデミックへの対策や病原体への対策研究と新薬開発などを挙げて居ます。」


「かつて猛威を振るったコロナウイルスの経験は、良い先例と成って居るので、医療・医薬・衛生管理対策のノウハウをアースティア世界の国々に伝えるのがこの計画なのです。」




「アースティア世界共同共通・国際裁判・国際治安機関機構創設計画とは、アースティア世界に措いて、国々を超えての治安維持と検挙した犯人に対する対策の為に国際警察機構の創設に加えて、国同士の紛争解決の為に、国際裁判所の創設と裁判所が出した判決に対する受諾義務を全ての国々の義務化をする計画の事ですね。」


「要するに、国際裁判所・国際検察機構・国際警察機構・国際海上警備機構と言った国際・自国組織機構を立ち上げ、徹底した法の支配による治安維持と国際法の厳格厳守する事を決めようと言う物だと思われます。」


「これは地球世界でも、アメリカ・オーストラリア・インド・カナダ・ヨーロッパ地方を含めた国々での取り決め近い物ですね。」


「最後にアースティア世界共同共通・国際法整備批准締結計画とは、アースティア世界に措いて、これまでは慣例ルールだった国際法を国家同士の共通ルールとし、義務化をするべきであるとして居る計画の事ですね。」


「アースティア世界では、慣例ルールが国際法の代わりでしたので、守って守らなくても特に騒ぎ立てる事が少ないと聞きます。」


「それに騒げば、戦争の二文字がチラつき、軍事力の強い方が有利と成ってしまう事から、言いたい事が有ったとしても、半ば諦めてしまって居るようですね。」


「そうした現状を改善するべく、新たなルールをアースティア世界に措いて、決めようと言う物なんです。」


「具体的に言いますと、ローラーナ帝国軍の艦隊が東シナ海へと越境して来た事が有りましたが、あの時は日本国の法律を理由に撃退すると言う対処と成りますが、もっと前の段階で、それ以上は越境行為であると堂々と言えるルールの共通化を造るのが目的と言うのが例題として挙げられます。」


「何れにしても、第二・アースティア世界新経済構想とは、互いに守るルールを決めてから、契約書にサインをしましょうと言うのが、日本国と地球海洋諸国連合同盟諸国の提案の真の狙いと言えるでしょう。」



「成るほど、東京サミットに参加する56カ国・・・我が国を入れると57カ国に成りますが、アースティア世界新経済構想を決めると言うのは、東京サミット参加国のパワーバランスを考慮して居るとも言えるのですね?」



「そう分かって見てみると、このアースティア世界新経済構想って言うの決めるのは一筋縄では行かないんだな?」


「大舘さん。又もやコメントが採用されて居ますね?」


「うるさいよっ!!俺だって偶には真面目に、ちゃんとしたコメントを・・・・・」



「おっと、如何やら早くもっ!!次の話題に移れとプロデューサーからの指示がっ!!」



「おいっ!!俺の話がっ!!まだっ!!・・・・・・」


 ちょび髭オヤジたるメインコメンテーターの大舘まことが、まだ話し終わって居ないと抗議するが、此処も予定通りの笑いを誘う為のお約束なのでスルーする。



 たかしのタックルテレビは、今日も社会風刺を面白おかしく視聴者に伝えて、高視聴率をキープするのであった。


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