288話 アースティア世界の分水岐路っ!東京サミット開幕っ!!! 11
アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月16日・午前10時45分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本列島・日本国・関東地方・神奈川県・横浜市・西区・みなとみらい・一丁目・一番地・一号・アースティア国際大会議・IN・東京サミット会議場・横浜総合平和国際会議場・東京サミット本会議場内にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アースティア国際大会議・IN・東京サミット会議場たる横浜総合平和国際会議場では、各国政府の首脳閣僚や省庁の官僚と職員に加え、日本国駐在大使と大使館駐在員も参加し、アースティア世界の趨勢を決めるとも言っても過言では無い国際大会議が始まる。
先ず最初に行われたのは、議長国と議長選出選挙であった。
その選挙に受かったのは、反帝国同盟諸国と中立国家及び辺境国家群が参加する国際会議である東京サミットの参加国の57カ国から、投票数57票に対して、日本国・安元宏孝総理大臣。獲得票・28票。
ブリリアイランドキングダム王国・ラティファ・ウィステリア王女の獲得票・29票と成り、選ばれたのは、ブリリアイランドキングダム王国のティファ王女に決まったのであった。
「東京サミット中継を再開致します。」
「議長国と議長選出選挙の代表推薦が行われ、その推薦を受けた国家元首の方々らは、選挙戦での投票の結果。」
「反帝国同盟諸国と中立国家及び辺境国家群が参加する国際会議である東京サミットの参加国の57カ国から、投票数57票に対して、日本国・安元宏孝総理大臣。獲得票・28票。」
「ブリリアイランドキングダム王国・ラティファ・ウィステリア王女殿下の獲得票・29票と成り、選ばれたのは、ブリリアイランドキングダム王国のティファ王女殿下と成りました。」
「由って、東京サミット議長国と議長は、ブリリアイランドキングダム王国・ラティファ・ウィステリア王女殿下に決定を致しましたっ!!!」とアナウンスされ、はち切れんばかりの拍手が、横浜国際会議内に響き渡る。
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「それではアースティア国際大会議・IN・東京サミット会議の議長国にして、東京サミット議長と成りました。ブリリアイランドキングダム王国のティファ王女殿下の議長就任演説をお聞き下さい。」と、アナウンサーは締め括った。
ティファ王女は、予め用意されて居た原稿用紙を片手に、演説を始めて行く。
「アースティア世界の皆様、並びに日本国民及び地球海洋諸国連合同盟諸国の皆さん。」
「こんちわっ!!わたしは、ブリリアイランドキングダム王国・第一王女のラティファ・ウィステリアと申します。」
「伝統あるこの国際会に措いて、議議長国と議長選出選挙に参加をし、若輩であるわたくしが、名誉ある議長国と議長に選ばれた事は、何よりも光栄であり、我が国に取っても歴史上初めてにして、祖国の国民措いても名誉ある事であると言えるでしょう。」
「そして、この国際会議を開くに当たって、国際会議開催地ち会議場をご用意を下さった安元宏孝内閣総理大臣閣下及び日本国政府閣僚幹部。日本国の各省庁の方々。更には開催地である東京都都知事と神奈川県県知事。」
「横浜市と横浜市長。更々には開催関連地域の県知事、地方自治体の市町村長。関連各位並び協力民間企業の皆様。最後に日本国民に、誠に東京サミット開催のご協力を感謝と御礼申し上げます。」
「ご参加国の皆様にも改めて、参加とご協力の御礼を申し上げます。」
「僭越ながら、ブリリアイランドキングダム王国・第一王女のラティファ・ウィステリアは、この東京サミットに措いて、議議長国と議長を務める事に相成りました。」
「この国際会議に措いて、中立公正な会議の進行を進めると共に、世界の架け橋に成る様な努めさて頂きます。」
「これよりアースティア国際大会議・IN・東京サミットの本会議の開会を宣言致しますっ!!」
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再び、はち切れんばかりの拍手が、横浜国際会議内に響き渡る。
これでようやく東京サミットは、本会議が始まる事に成った。
プログラム進行表では、第一・サミット参加国の自国紹介と挨拶と書かれて居る。
これ簡単に言ってしまえば、東京サミットに参加をして居る各国の状況と国内に付いての紹介である。
単なる自己紹介だと思われるが、互いの自己紹介と供に、参加国がどの様な国家で、国内事情がどん物なのかを教え合う事で、今後の付き合い方や協力体制に付いての話し合いをするのが目的であった。
このプログラムは、12時30分まで行われ、12時30分から、昼食休憩を2時間ほど取り、14時45分から18時30分まで会議は続けられた。
アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月16日・午前12時45分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本列島・日本国・関東地方・神奈川県・横浜市・西区・みなとみらい・一丁目・一番地・一号・アースティア国際大会議・IN・東京サミット会議場・横浜総合平和国際会議場・二階フロア区画・東京サミット特設休息センターフロア・臨時食堂購買フロア区画にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
横浜総合平和国際会議場の中に在る2階ある施設のコンビニやレストランは、関係者向けの臨時食堂と購買コーナーと成って居て、日本政府の要請で派遣された大手コンビニエンスストアと料理人達らが、朝から忙しそうに働いて居た。
東京サミットは昼休みに入って居る。
横浜総合平和国際会議場の中に在る2階ある施設のコンビニやレストランでは、大勢の参加国の要人や官僚幹部。
政府省庁の職員や大使・大使館職員らも、各テーブルを囲みながら、偶々一緒に成った各国の人達とこれらに付いてや会議の行く末に付いて話して居た。
「各国の国家元首代表の挨拶と国内紹介に付いては終わったが、手始めに話し合うのが、アースティア世界新経済構想と言うのは・・・・・・」
「致し方ないですな。開催国である二ホン国内が、根強い反戦思想に凝り固まって居る状態ですからなぁ~」
「しかしながら、アレは何なんだ?」
「確かに、高々半世紀以上前の敗戦を未だに引き摺るとは・・・・・・・」
「我らの世界では、あり得ませんな。」
「我らの世界でも未だに万単位で死人が手で居るから、麻痺をして居ると揶揄されるかも知れんが、それでも国を失い兼ねないのに、戦争に関する事を話すのが為らぬと言うの合点がいかんっ!!」
「その通りっ!!国を失ってから、自由だの。人権だの。言論だの。文化だのと言うのが、出来なく成ると言う物。それを反対する者達には、分からないのか?」
「我々とて、好き好んで戦争なんぞしたく無いっ!!」
「然りっ!!!されとて、それは自国が・・・・祖国が有ってこそであろう?」
「その通りっ!!」
「なのにどうしてっ!!二ホンはっ!!これだけ豊かで、軍事力と経済力があり、物資の高い生産能力を有して居るのに、何故に・・・・二ホン国民たちの心が、こんな贅沢的に貧しい者達なのだっ!?」
それは日本国を訪れた、各国政府省庁に属する官僚・職員らが、日本国に訪れて、見聞きした結果から得た感想だった。
かつて地球世界で第二次世界大戦後に、様々な経緯を得て、世界経済第一位迫る勢いで二位に上り詰め、バブル崩壊で、それまで積み上げ来た物を一気に失い。
次第に自信と誇りを失ってしまった日本。
自国が豊かであれば、戦争をしなくて済む・・・・・と言われ続けて・・・いいや、自身に言い聞かせて、目を背けて来た第二次世界大戦の戦後、最大の課題を・・・・・今更ながら異世界人たちに突き付けられて居た。
「はぁ~、耳が痛い。全く持って、その通りだ。反論の余地も無いな。」と独り言で呟くのは、竜史だった。
今のアースティア世界で一番に問題と成って居る相手国と言うのは、ロシア連邦の独裁者や野心的な隣国でも、国家を乗っ取って居る武装組織でも無い。
暴走機関車状態に陥ってしまった軍事覇権大国なのだ。
この問題から逃げてしまう事は、相対する全ての国が自治権を放棄するのに等しい事である事に、この世界の日本人たちは気が付いてくれるのだろうか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・