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異世界の国々が驚いた異界国家日本は本当にすごーいデス~ネ。  作者: 伊達教宗
第23章 アースティア世界の分水岐路っ!東京サミット開幕っ!!! 2
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286話 アースティア世界の分水岐路っ!東京サミット開幕っ!!! 9

アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月16日・午前10時18分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本列島・日本国・関東地方・神奈川県・横浜市・西区・みなとみらい・一丁目・一番地・一号・アースティア国際大会議・IN・東京サミット会議場・横浜総合平和国際会議場・東京サミット本会議場内にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 引き続き東京サミットの初会議で行われれる議長国と議長の選出選挙に措ける推薦会議が行われて居た。



 そんな中で、これと言った代表国と国家元首が居ない国々の中では、信頼が出来そうな相手に一票を投じようとする動きが有って、幾つかの国家と国家元首の名が挙がって居た。



 その中に色竜人連合部族会が入って居た。  



 色竜人連合部族会は、これまでアースティア大戦に未参加と不干渉を貫いて来た、白龍帝・赤龍帝・黒龍帝・黄龍雷帝、紫龍帝・緑風龍帝・青龍帝と様々な色彩の肌を持った竜人族の部族連合会の事である。


 部族会とは言っても、これまでのアースティア世界の歴史に措いて、他種族同士の争い事から一線を画して居り、その実質は酒宴によるどんちゃん騒ぎと、遊び回り、お互いに特産品を交換する交易交流会を基本とするだけの議会に過ぎない。


 今回、東京サミットに参加するのは、第3万次シュバルツバルド平原戦争での ローラーナ帝国からの流れ砲撃と地球系転移諸国の出現を受けての事で、色竜人連合部族会としては、ローラーナ帝国への報復と地球系転移諸国との国交開設が目的であった。


 但し、ドラグリア白龍大帝国は、・シベリナ地方王国連合同盟に所属する関係から、オブザーバー扱いと成って居る為、色竜人連合部族会への加盟は、名前だけの参加と成って居る。



 その色竜人連合部族会内では、ブルーアクーアドラグリア族・海底竜王国と、その国の女王の地位に相当する青龍帝の地位に付いているアミリア・ブルーアクーア・ドラグリアを推す事にした。 




 アミリア・ブルーアクーア・ドラグリアこと、通称・アリアは、ドラグリア白龍大帝国のエリノア・ドラグリアとも深い繋がりの在る竜人部族で、ブルーアクーアドラグリア族・海底竜王国・族長兼青龍帝の地位に付いて居る。


 その姿は四聖獣の青龍と瓜二つの姿をしており、人化すると濃い群青色をしたロングストレートヘアーで、鹿の様な角を生やしたボッキュンボインな母性愛溢れるお母さんの様な女性の姿をして居る竜人族である。



 さて、4人目として、ミンフィル王国東南諸国同盟を率いて居るミンフィル王国のユーゴ・ラーシルズも同地の諸国からの推薦を受ける形で名が挙がった。


 ミンフィル王国東南諸国同盟は、以下の国々から成る同盟諸国の事で、ミンフィル王国・ セラルーノ王国・クララ王国・ナカハラドラス部族国(ドワーフ族)・テルリーナ部族国(魔族)・ フェルニー部族国(ダークエルフ族)・クラ市国(都市国家)・ラクサ市共和国(都市国家)から成り立って居る同盟諸国勢力。


 そんなミンフィル王国東南諸国同盟の諸国らは、ある人物の元に意見が纏められて居た。


 無論、談合や会議場での駆け引き工作をするのを禁止にして居る慣例ルールに乗っ取り、東京サミットで、自分達の勢力圏諸国の名を売り込むべく、ミンフィル王国東南諸国同盟の名前を覚えて貰おうと考えて居た。



 その為、東京サミットでのミンフィル王国東南諸国同盟諸国の意見の集約と発言、それにユーゴの相談役として抜擢され、複数の国の意見を纏めるレノア中央都市国家連合の総代表である都市国家長であるレイカ―リナ・キッスニアことレリナが、次回の反帝国同盟諸国国際会議の場が有った場合は、ミンフィル王国東南諸国同盟を率いて居るミンフィル王国とユーゴを推薦しようと決めていた。



 これ成らばルール違反には当たらない為、東京サミットでの自分達の思惑通りの行動が取れる事に成ったのだった。



 続いてリユッセル北欧同盟は、盟主国であり、盟主である聖騎士王、リリアルカーデ・アルタイルで、アーサー・ペンドランゴンこと、リリィが普段から口数の少ない無口である口下手な性格をして居て、人との対話が物凄く苦手で、剣以外での話題の会話が続かない女の子なので、その辺りはリユッセル北欧同盟諸国内では既に諦めて居るので、満場一致と言う感じに自由投票と言う事に成って居た。



 デモニュクス帝国・魔族連合国は、邪神戦争時代の事が有るので、サミットの議長国と議長選出選挙に措いて如何するかの政府内での取り決めはと言うと、敢えずは密偵工作員を送り込んで、実際に見聞きして来た日本国を推す事にして居た。



 更にラマアーラ王国と言う偽名を使ってまでやって来たアマラーラ王国・アマラーラ半島地方首長連合国のクレレーナ・パオトラ・アマラーラと王政府は、シベリナ王国連合の加盟有力国であるダバード・ロード王国とアーヤ・シュチュ―ド女王を推す事にした。


 その理由は、あからさまに日本国を推せば、アマラーラ半島地方首長連合国とクレナ女王が、万が一を想定して東京サミットに参加して居る事がローラーナ帝国に露見しないとも限らない。



 其処で将来的に日本国が、対ローラーナ帝国への対抗国と成る可能性が高く、ダバード・ロード王国とアーヤ女王は兵力と艦船を多く提供する有力国に過ぎないと読んで居る為、言い訳が出来る様にして置きたかったからだ。



 だったら中立国家諸国であるアセニア亜人連合同盟の何れかを推せば良いじゃないか?と言われるだろうが、あからさまに中立国家諸国を推すと何か有るんじゃないのか?と勘繰られる可能性が有ると見たクレナは、次戦と成り得る国家と国家元首に投票する事で、ローラーナ帝国と西方バルバッサ帝国同盟諸国への対策する目論見としたかったのである。 




 そして、最後にアセニア亜人連合同盟では、マーメリア海洋王国の女王であるメリー・サクラン・ブロッザム・マーメリアが、東京サミット参加賛成派閥勢力によって推されて居た。



 しかしながら、東京サミットへの参加するのを反対して居たドワーフ部族連合国とジャパリンランド獣人部族連合国等を含め諸勢力が在る手前、議長国と議長を務めてしまうのは、アセニア亜人連合同盟を割ってしまい兼ねないので、マーメリア海洋王国と女王であるメリーは選挙への参加を辞退する。



 しかしながら、折角アセニア亜人連合同盟の名が挙がったのだから、代わりを出してみては如何か?と提案。


 これは辞退した場合に措いて、代わりを推薦するのは認められて居るので、アセニア亜人連合同盟は、最も同盟諸国内で中立国家と見られて居るブリリアイランドキングダム王国のラティファ・ウィステリア王女こと、ティファが選出されたのである。


「メリー陛下。特に目立った物が無い、我がブリリアイランドキングダム王国とが議長国に、そして・・・わたしの様な若輩者に議長に成る栄誉たる選挙に出るなどは、やはり混乱と戸惑いと成ってしまいます。」


「ティファさん。誰しも初めてや若輩時代と言う物は有りますわ。それに、この国際会議の場にはベテランの方々が揃って居ます。」


「貴女が出る事に由って、国際会議の場が円滑に進められる様に成れば、それは後々に措いて、大した働きを為さったと言われる事に成るでしょう。」


「だから、出るだけ出てみなさい。」とマーメリア海洋王国と女王であるメリーは、ティファ王女を説得。


「分かりました。わたし・・・・やって見ます。」とティファ王女を決意させた。


いよいよ、サミットの議長国と議長選出選挙が開始された。




 アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月10日・午前10時2分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本列島・日本国・関東地方・東京都・千代田区・永田町・内閣総理大臣官邸にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 時間は再び遡り、話はアースティア暦 1000年・西暦2030年・8月10日・午前10時2分頃へと戻る。


 アースティア国際大会議・IN・東京サミットこと東京サミットへの準備や日や慌ただしい国務での職務の合間を縫って内閣閣僚等は、首相官邸に招集され、東京サミットに向けて、最後のミーティング会議が、引き続き行われて居た。



「サミットの議長国と議長選出選挙が行われる予定と成って居るが、我が国は選ばれる事を出来るだけ避けたい。」と安元総理は言う。


「ですが・・・・・推薦される可能性は非常に高いですよ。特に地球海洋諸国連合同盟の身内からの票が入る事は高く見るべきです。」と諏訪部外務大臣は言う。


「高見くん。参考意見として聞きたい。何所が当選しそうかな。」



「順当に行けば、安元さん以外の方で当選の可能性が有るとすれば、シベリナ王国連合の加盟有力国であるダバード・ロード王国とアーヤ・シュチュ―ド女王でしょう。」


「アーヤ陛下か・・・・・・」



「次に可能性が有るとすれば、アセニア亜人連合同盟では、マーメリア海洋王国と女王であるメリー・サクラン・ブロッザム・マーメリア陛下。」


「その次がミンフィル王国のユーゴ・ラーシルズ陛下。その他は得票率が横ばい状態に成ってしまう為、当選は難しいと思われます。」


「此処で問題なのは、リユッセル北欧同盟諸国とアセニア亜人連合同盟を含めた、浮動票ですね。」


「確かに、 デモニュクス帝国・魔族連合国とアマラーラ王国・アマラーラ半島地方首長連合国の二カ国を含めて特に推薦が出来るような国家元首が居ない国々からすれば、有力国の国家元首に、国際会議を取り仕切って貰いたいですからね。」


「皆さん、もう一つ問題があるんです。」


「もう一つ問題?」と安元総理は首を傾げる。


「紅葉さんから聞いた話なんですが、アースティア世界の国際会議の場では、伝統的に力が有り過ぎるとパワーバランスを欠いて居る事を恐れて、物別れに成らない様にするべく、人畜無害な国家と国家元首を選ぶ傾向があるそうです。」



「なんでやねんっ!!!」と小野阪経産大臣は、大阪人らしくツッコミを入れしまった。 


「ナイスツッコミです。」


「ありがとさん。まぁ、それは置いといてやけどな。何で、そう成るんや?」


「はぁ~、面倒くさいんですが、パワーバランスの均衡状態を図る事で、お互いの言いたい事や、やりたい事を国際会議の場で取り決めたいのが狙いなのだそうです。」



「それでアースティア世界では国際会議の議長国と議長選出選挙が行われるように成って居るのか?」


「地球世界とは考え方がまるで違うんやなぁ~」


「それで結論なんですが、我が国としては、ダバード・ロード王国のアーヤ陛下を推せば、必然的に得票数がやや多い新興国であるが故に2・3番の得票数で落選が狙えるかと思います。」


「次に当選確実なのが、マーメリア海洋王国のメリー陛下。」


「アースティア世界の国際会議では、中立国家が参加して居る場合は、中立国家とその国家元首が議長国と議長へと選出される可能性は確実だと言われて居るそうです。」


「その他は名前を売るのが狙いなので、必然的に得票数が低く、落選は確実かと思われます。」


「成るほど、では紅葉殿下のお話を参考にして、我が国は議長国と議長と成るのを避ける方針とするが、成ったら成ったで、致し方無いとする。次の議題だが・・・・・・・」と、こうして日本国政府は議長国と議長を避ける方針を取る事に成った。


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