279話 アースティア世界の分水岐路っ!東京サミット開幕っ!!! 2
アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月16日・午前10時00分頃・・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本列島・日本国・関東地方・東京都・港区・六本木・六丁目・朝日奈放送・たかしのタックルテレビ収録スタジオにて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
いよいよ今日から始まるアースティア国際大会議・IN・東京サミットこと東京サミット。
その会場施設には、早朝から支度を整えた者や施設運営の為に会議場入りする日本の各省庁官僚と職員関係者と施設職員が入り、同時に使節団一行に同行をして居る官僚と職員たちも現地入りし、メイン会場や傍聴室に入り、サミットに備えて居た。
そんな中で、東京サミット当日もまたまた日本国内外の社会問題を面白おかしく取り上げて、視聴者に伝える番組のたかしのタックルテレビが、『遂に始まる東京サミットっ!!』と題して、東京サミットを特集する特集番組が、この日に生中継を交えて生放送で、テレビ放映されて居た。
司会者の女性アナウンサーである安川紗和子の前説から始まるこの番組は、司会者が日本国内では、著名な芸能人タレントであり、地球世界では映画監督すらして居る北乃武志をレギュラーメンバーとして出演。
またメインゲストには大舘まことを迎え、毎回各界の著名人等を出演者に迎えて、関連する社会問題を中心にして面白おかしく番組を展開して行く社会系バラエティー番組なのである。
オープニング曲はお馴染みのカルメン組曲を盛大に鳴り響かせながら、番組は始まった。
「遂に始まった東京サミットっ!!」
「異世界アースティアの反帝国同盟諸国と中立諸国、そして地球系転移諸国の各国首脳が集まる国際会議っ!!」
「アースティア世界では、新参者の新興国である地球系転移諸国との国交樹立交渉と国際問題を話し合う、アースティア世界史上初の国際会議の開催に挑む日本国政府と各国使節団っ!!」
「しかしながら、この会議に措いてアースティア大戦と呼称されて居る現状の世界大戦に、泥沼の如くドロドロと巻き込まれようとして居る我が国は、如何なる決断をするのか?」
「本日から、その決断を決める時がやって来たっ!!如何なるのか、日本っ!!」
「そんな話題の尽きない異世界での社会情勢を如何すべきかなのをテーマにして、今夜はご専門の学者先生をお迎えとつつ、バラエティー豊かにトーク展開を繰り広げて行きたいと思います。」
「そして、何時も泥沼の様に何かに足をドロドロと引き攣られてしまうと言う、何時ものメインレギュラー皆さんで、今夜も面白、可笑しくお送り致します。」
軽快クラッシック曲が綺麗に流れると、安川紗和子は、メインレギュラーの出演者達に向かって、見て居る視聴者達にウケる様な笑いを誘う最後のお決まりの毒の付いた一言で締めくくると言うのが、この番組のお約束の定番なオチと成って居た。
「今日はドロドロするかのよっ!!」とメイン司会者の北乃武志が、べらんめえ口調で反論する。
これもお決まり文句のセリフだった。
スタジオ内の番組スッタフからはドッと笑いが出てしまって居た。
「まだまだ相変わらず混迷をして居る日本と異世界をテーマにして居ますが、北乃さんは、どう感じてますか?」
「大変な日々の始まりって感じだな。」
「大変な日々ですか?確かにそうですね。」
「ついこの前まで、ウクライナやNATOでのいざこざで、ロシアとの喧嘩に成っちまって、イスラエルとハマスとの紛争も勃発。」
「隣国の嫌がらせ行為にもう嫌だと言いつつも、益々台湾有事にビクビクとする中は戦々恐々な日々。」
「このままだと泡や第3次世界大戦かよって行って居た所に、俺達の方は、何で異世界なのかよっ!!って言うのは、以前にも言ったけどよ。」
「ホンとこれから如何なるだろうな?と、不安と如何したら良いのか?とか言う事ばかり思っちまうんだなぁ~」
「本当ですね。」
「一体、どんな話し合いに成るか、それを俺たちが、しっかりと見て行かなきゃな?」
「そうですね~、北乃さん。俺も~」
メインコメンテーターの大舘まことと言う、ちょび髭のオヤジが、番組スタッフのコメントを話してと指示が出ると、彼はコメントを話そうとするが、毎度お決まりで話が途中で切られてしまう。
そんな予定調和の番組進行で、視聴者達から笑いを視聴者から誘うのだ。
「日本は新世界に措ける新たな時代へと突入しようとして居る今、東京サミット開催されようとして居ます。」
「先ほど、サミットが始まるとの報せが入りましたので、中継を繋ぎたいと思います。」
「おいっ!!俺の話がっ!!まだっ!!・・・・・・」
ちょび髭オヤジが抗議するが、此処も予定通りの笑いを誘う為のお約束なので、誰もがスルーする事に成る。
今回は間の悪い事に、何時もよりも早く、チョビ髭オヤジのコメントが遮られ、更なる笑いを誘う事にも成ってしまった。
たかしのタックルテレビは、今日も社会風刺を面白おかしく視聴者に伝えて、高視聴率をキープするのであった。
そんな東京サミットの日程は以下の通りと成って居る。
サミット開催期間中の予定項目・国際合同軍事演習会・国際サミット・日本国内視察、企業交流会・学術文化交流会
国際サミット・議題テーマ
第一・サミット参加国の自国紹介と挨拶。
第二・アースティア世界新経済構想。
第三・アースティア世界・新国際安全保障会議。
第四・国際慣習法から国際法条約への改正制定。
第五・従来パートナーと新パートナーとの交流強化国際会議。
第六・複合的危機への連携した対応国際会議。
第七・持続可能な世界に向けた共通の未来に付いての国際会議。
第八・国際外交のこれからに付いての意思決定会議。
第九・国際会議の総纏め・・・・東京サミット結果発表決定会議。
地球世界で有った様なサミット開催形式を取り入れては居るが、地球世界と違って参加国が開催国である日本を含めた57カ国と、国連と特定国際会議以外で、この様な形式の国際会議が開催されるのは、稀とな事であると言えるだろう。
それは参加する国々と議題テーマにより、参加する国と言うのは先進国・新興国・途上国の中から、当事国と関係国に限られた形式が多いからだ。
世界半分を相手取って、これから先の世を如何するか?何て国際会議を開いて、参加するなんぞの展開は、そうそうある事で無いからだ。
アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月16日・午前10時00分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本列島・日本国・関東地方・神奈川県・横浜市・西区・みなとみらい・一丁目・一番地・一号・アースティア国際大会議・IN・東京サミット会議場・横浜総合平和国際会議場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アースティア国際大会議・IN・東京サミット会議場である横浜総合平和国際会議場は、神奈川県横浜市西区みなとみらい一丁目・一番地・一号に在る施設で、国際会議場と展示ホール、ホテルなどからなるコンベンション・センターおよびその運営会社の名称の事である。
地球世界時代では、著名な国際会議場として使用される事の他に、官民主催で開催されるイベント会場としても使用されて居る会場では、続々と国家元首や閣僚幹部、各省庁幹部級官僚に関係職員達。
それに加えて、地方部族国の部族や族長に加えて、部族官僚らがサミット会場へとやって来て居た。
その中には、まだ慣れない地球世界式近代化文明都市の街歩きに不十したり、道に迷って近くに居た、都道府県警から派遣されたている警察官のお世話に成って居る者達も居たが、概ね平和的な光景と言えるだろう。
地球海洋諸国連合同盟
略称名・地球連合
日本が提案した地球海洋諸国連合同盟と言う国際議会組織は、単純に言えば地球転移国家諸国の寄り合い会議所ような条約機構のこと。
地球諸国が自分達の寄り合いグループを作ったのも、名無しのよそ者集団では色々と問題や舐められる心配も有るし、引き抜きや取り込みすらも多々あると思われるので、これは言わば名目上のグループ組織であり、他の勢力に呑まれない為の保険の様な物であった。
略称名は地球連合と成って居る。
加盟諸国は以下の通りと成って居る。
日本国・アメリカ合衆国(本作版)・ロシア共和国・台湾共和国・欧州諸島連合国・パプアニューギニア、インドネシア、ブルネイ、シンガポール、マレーシア、タイ、ラオス、ベトナム、カンボジア、ミャンマー・東ティモール・パプアニューギニア独立国・スリランカ・ジブチ・ソマリアと成って居る。
シベリナ王国連合 正式名称・シベリナ地方王国連合同盟
正式名称はシベリナ地方王国連合同盟で、同盟参加国は以下の通り、アセリナ王国、アルガス公国、ラクロアナ王国、ダバード・ロード王国、コヨミ皇国、ドラグリア白龍大帝国、オローシャ帝国の7カ国からなる同盟連合。
略称名はシベリナ王国連合または、シベリナ連合と呼称するが、殆んど諸国が、シベリナ連合と明記と呼称して居る。
そんな中で、ユーラシナ大陸・シベリナ地方の諸国の国々が、武力侵攻で世界統一平定を掲げて侵略戦争を仕掛けて来るローラーナ帝国に対抗するべく、シベリナ地方王国連合同盟を結成して居る。
その代表国に成って居るのは、シベリナ王国連合盟主議長国で、アセリナ王国の軍のトップと国家代表も兼ねた役職たる聖天使騎士団の総騎士団長が務める事が慣例と成って居た。
シベリナ地方王国連合同盟の纏め役を担う国家の事で、言わば議長国の事を指して居り、その役目を担うのは、議長国の国家元首が務める事に成って居る。
しかしながら、 その盟主国は誰が主導権国に成るのかを決める会議に措いて、揉めに揉めた挙句、やってみたい国家の元首方は?と手を挙げてみるが、流石にやらないと言えないので、お互いにどうぞっ!!どうぞっ!!と言って居たら、残って居たのはアセリナ族の国家であるアセリナ王国の軍のトップと国家代表も兼ねた役職たる聖天使騎士団の総騎士団長が成る事に成った・・・なっちゃったのである。
リユッセル北欧同盟
600年前に始まったアースティア大戦、リユッセル北欧同盟は、ユーラシナ大陸の遥か西方に位置しているユールッハ地方の同盟国群の総称で、対ローラーナ帝国から侵略に対抗するべく結成された同盟条約機構のこと。
他の地域・大陸・島諸島などの国家・部族民族が逃亡や滅亡をして行く中で、600年以上もの月日をローラーナ帝国と戦い抗い続けて居る反帝国同盟諸国の一翼である。
主な構成国・アルビオン王国を中心にして、ガリア帝国、ヒスパニア皇国、オーランタ商業都市連合国、デボン王国、コーランド王国、スカジナビア王国、ホムル王国、レイオス皇国。
アースティア大戦末期の最終決戦、惑星アースティア星反帝国同盟諸国反抗作戦第一号作戦(通称名・星一号作戦)に措ける最終作戦たる反帝国同盟諸国が、アースティア世界各地からローラーナ帝国の帝都・ローラマ市へと陸海空軍を用いて3年以内に包囲網を構築しながら帝都・ローラマ市を制圧する帝都・ローラマ市3ヶ年万里長城作戦が計画される。
そのに措いて、一番槍を成功させたのは、アルビオン王国で、これを切っ掛けにリユッセル北欧同盟軍は、ローラーナ帝国を一気に崩壊させて行く事に成った。




