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異世界の国々が驚いた異界国家日本は本当にすごーいデス~ネ。  作者: 伊達教宗
第23章 アースティア世界の分水岐路っ!東京サミット開幕っ!!! 2
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278話 アースティア世界の分水岐路っ!東京サミット開幕っ!!! 1

アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月16日・午前9時05分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本列島・日本国・関東地方・神奈川県・横浜市・西区・みなとみらい・一丁目・一番地・一号・アースティア国際大会議・IN・東京サミット会議場・横浜総合平和国際会議場・二階フロア区画・東京サミット特設休息センターフロア・臨時食堂購買フロア区画にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 アースティア国際大会議・IN・東京サミット会議場である横浜総合平和国際会議場は、神奈川県横浜市西区みなとみらい一丁目・一番地・一号に在る施設で、国際会議場と展示ホール、ホテルなどからなるコンベンション・センターおよびその運営会社の名称の事である。


 地球世界時代では、著名な国際会議場として使用される事の他に、官民主催で開催されるイベント会場としても使用されて居る。


 民活法の民間事業者の能力の活用による特定施設の整備の促進に関する臨時措置法に措ける全国第1号の施設として、みなとみらい地区・国際大通り沿い・18・22街区に建設され、1991年7月29日に会議センターとヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルが最初に完成。


 続けて10月12日に展示ホールも完成し、更に1994年4月25日には国立大ホール国立横浜国際会議場が落成し、著名なバンドグループによる盛大な式典が行われた事でも知られて居る。


 そんな横浜総合平和国際会議場で、いよいよ今日から始まるアースティア国際大会議・IN・東京サミットこと東京サミット。


 その会場施設には、早朝から支度を整えた者や施設運営の為に会議場入りする日本の各省庁官僚と職員関係者と施設職員が入り、同時に使節団一行に同行をして居る官僚と職員たちも現地入りを始めていた。


 その中に在る2階ある施設のコンビニやレストランは、関係者向けの臨時食堂と購買コーナーと成って居て、日本政府の要請で派遣された大手コンビニエンスストアと料理人達らが、朝から忙しそうに働いて居た。


 何せ会議を開催して居る最中は、一日に数千人分の食事を調理しなければ為らないからだ。


 そんな臨時食堂へと出勤して来たのは、日本国政府の内閣特別担当大臣である異世界国家交流総合支援省担当大臣こと、 通称名・交援省大臣たる高見竜史も横浜市内に在るホテルに泊まり込み、今日から始まる東京サミットに合わせた、本格的な政務や公務に付く事に成って居た。  


 今や実家暮らしをして居たのが懐かしいと思えるほどに、とても濃い生活を送って居る竜史は、福岡市での暮らしに馴染み始め、その土地に慣れて来たのだが、東京サミットで、九州から関東へと、トンボ帰りであった。


「ふああぁぁぁぁーーっ!!良く寝られて居るけど、ホテルベッドって言う奴は、どうも馴染めないなぁ~」


「おはよう、竜史。相変わらずマイペースね。」


「・・・・・・・」


「うっわー、じゃ無いわよっ!!何よっ!!人を疫病神みたいにっ!!」


「何ですってっ!?疫病神そのものっ!!失礼ねっ!!これでもれっきとしたコヨミ皇国の皇女なのよっ!!これでも民からの人気も高いと聞くわっ!!」


「あの~・・・・・・一々人の心の中を読まないで下さい。」


「それがダメなら、せめて素知らぬふりを・・・・」と竜史は抗議するが、何を言っても、この人には勝てないので、棒読みセリフを言うしかなかった。


「はぁ~、朝からこんな所で何をして居るんですか?」


「国家元首とそのご家族の方々には、横浜市市内や近隣地域に有るホテルが割り当てられて居る筈ですよね。」


「でも、政府関係者だったら横浜総合平和国際会議場内に設置して居る傍聴席に座れるし、傍聴席がダメなら別室傍聴席で、サミットの様子を見学する事が出来る筈よね?」



「まぁ、そうなんですけどね。」


「私もコヨミ皇室一家の一人として、そして・・・このサミット開催に発端と成る切っ掛けを作った一人として、事の成り行きを見届けたいの。」


「紅葉さんってば、以外と真面目な事を言うんですね。」


「意外とは余計よっ!!!」


「お母さまなんかは、東京サミット開催期間中は、各国政府の閣僚幹部の奥様同士の交流会を開くって言うから、今頃は安元さんたちの奥様たちと、交流行事に出かけるって言うから、王侯貴族や有力者たちは、傍聴席に行くか、若者たち同士の交流会に出掛けるかを選択する事に成って居るんだけれど、わたしは東京サミットの傍聴する事にしたわ。」


「それがコヨミ皇国のコヨミ皇室、それに連なる女系皇族の血筋を受け継ぐ星読みのお告げの力を行使する一人の今代の巫女として責務って訳なのよ。」


「と言っても、こんな話を貴方にしても、しようがなわよね?」


「こんな話は、丸で貴方が好きなアニメ・マンガ・ゲーム・小説なんかの世界みたいで、ありがちな事なんでしょうけどね。」


 紅葉は、日本と関わった・・・そう、祖国とコヨミ皇室と竜史を巻き込んだ責任を感じ、それらを全て引き受け受け止める覚悟を以ってして、この東京サミットとアースティア大戦に決着を付けようと覚悟を決めていた。


 それがコヨミ皇国のコヨミ皇室、それに連なる女系皇族の血筋を受け継ぐ星読みのお告げの力を行使する一人の巫女として、その星読みの巫女が代々担って来た役目を全うする。


 それが彼女に課された今代の星読みの巫女の運命なのを分かって居たからだ。


(そう、これが私の運命。竜史、貴方がその中心に居るのは確かなの。それに巻き込んでしまった私には、貴方に対する責任を取る義務が有るわ。)


(例えそれが、星読みの巫女の力に由って定められた事で有っても、それを為さねば・・・・・このアースティア世界に未曾有の破滅が訪れるかも知れない。)



 紅葉が、自らの運命に関る物思いに耽って居る最中、竜史はと言うと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「ふーん。何だか良く分からないけれども、紅葉さんには、何かを為さねば成らない覚悟が有るみたいですね?」


「ちょ、ちょっと、こんな時にだけ、真面目に返さないでよっ!!」


「えっ!!だって、紅葉さんって、じゃじゃ馬みたいな所が多いですけれども、本当は真面目で、覚悟が有るカッコイイ女性じゃないですか?」


「ばっ、バカっ!!!年上を揶揄うじゃ無いわよっ!!!」



(友達想いで、みんなを引っ張って行く優しい素敵な女性ですって?バカっ!こんな時だけ褒めるじゃないわよっ!!!)と、竜史の心中を読んで、その事に赤面してしまう紅葉。


 なんともチョロロインなツンデレ系お姫様であった。


そんないい雰囲気にも見えるかも知れない所に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「おはよう。竜史。」


「あっ!?シェスカさん。おはようございます。」


「シェスカさんは、どうして横浜総合平和国際会議場に?確か・・・・軍関係と商業関係の国際会議に参加するとは聞いて居ましたが、総合国際会議には、各国政府の首脳閣僚幹部と関係官僚と職員しか参加するだけの筈。」


「そうなんだがな。これでもオローシャ帝国の東方の州であるフローレイティア州のフローレイティア侯爵家の当主で、フローレイティア輸送商船商会の商会長でも在るんだ。」


「各国内の独立自治権の有る各首長が、総合国際会議には参加するの各々の判断で構わないと成って居るだろう?」


「それにフローレイティア輸送商船商会の雑務の方は、部下たちに任せて居るからな。後は決裁書と契約書なんかを見通して、合否判定とサインをするだけさ、だから、チョッと時間が有るから後学の為に、総合国際会議を傍聴しようと思ってな。」


「そうだったんですね。」


「ああ・・・そう言えば、この食堂の監修をしたのも、お前だったな?」


「そうですよ。何かを食べますか?」


「ああ、頼む・・・と言っても、かく言う竜史も、此処の食堂を目当てで、ホテルの食事を辞退して居るのだろう?」


「その通りっ!!!」


「「あははははははははっ!!」」と笑い合う二人。


 それを傍で見ていた紅葉は、嫉妬の炎を己の名の如く、真っ赤な紅葉色の様に真っ赤に燃やして居た。


(ううううっ!!何よっ!!何よっ!!二人ともっ!!この私の目の前でイチャイチャしちゃってっ!!!)と、イラついて居た時である。


(はっ?!)と紅葉は、竜史とシェスカの二人の未来を垣間見えてしまう。


 それは時間さえあれば、夜な夜なセックスを求め合い、深夜2時過ぎまで抱き合う姿であった。


それは互いに身体を預け合いながら、性欲に任せた男女のむつみ合いであった。


しかも子だくさんと来たら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


(くううっ!!負けるもんですかっ!!!例えそれが星読みの御告げの確定された未来であってもっ!!!せめてっ!!!竜史との子供は、私が一番に作るんですからねっ!!!)と、何故か張り合う所は、其処かいっ!!!とツッコミたくなる意地の張り合いであった。


「竜史っ!!!」


「はいっ!!何ですか、紅葉さん?」


「私も食べるっ!!!私もホテルの食事は辞退して居るから・・・・」


「そうなんですか?それじゃ、三人で行きましょう。」と竜史は、正に両手に花と言った感じに、後のお嫁さんたちのライバル闘争へと静かに巻き込まれて行くのであった。


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