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異世界の国々が驚いた異界国家日本は本当にすごーいデス~ネ。  作者: 伊達教宗
第22章 アースティア世界の分水岐路っ!東京サミット開幕っ!!!1
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274話 会議は踊るっ?されど進まずっ?けれどもみんな集まれば、其処はお祭り騒ぎの東京サミットっ!! 21

アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月14日・午後20時42分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本列島・日本国・関東地方・東京都・千代田区・皇居・豊明殿・天皇陛下・日本国政府主催・東京サミット開催式典祭・国際交流晩餐会場にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


いよいよ明日から始まるアースティア国際大会議・IN・東京サミットこと、通称名は東京サミットっ!!


 それを前にして、アースティア世界に措いて6割五分程度の反帝国同盟諸国・中立国家諸国・地球系転移国家諸国が日本国の首都である東京都に集まり、地球系転移国家諸国との国交開設に伴う交渉を経てから、国交樹立をし、次いで新たな多国間国際条約の制定。


 ・・・・・・・詰まりは国際条約を決め、ローラーナ帝国が盟主国として支配地域を率いて居る西方バルバッサ帝国同盟を中心とした国家群によるアースティア世界の世界統一国家の樹立と覇権支配統治を阻止すると言う話し合い。 



これは中立国家を覗く全ての国々の将来を決定付ける歴史的な国際会議である。


その前夜祭が始まろうとして居た。


 東京都・千代田区の・・・・ほぼど真ん中に位置して居る旧江戸城こと、現皇居に在る豊明殿では、天皇陛下・日本国政府主催・東京サミット開催式典祭・国際交流晩餐会場と言う題名が掲げられて居た。


 その前夜祭たる東京サミット開催式典祭・国際交流晩餐会場には、立食パーティー用のテーブル席が置かれ、席は基本的に自由席と成って居るが、パーティーが開会される直前までは各国のグループに分かれて、出されて居る料理を楽しんで居た。



 その出された料理は、地球世界でもある程度の欧州に影響を受けて居る国々の晩餐会の定番でもあるフレンチ料理が中心であった。



 アースティア世界にもフレンチ料理が在るらしく、フランク料理と言う名で知られて居ると言う。



フランク料理とは、地球世界で言えばフランス料理とよく似た形式の料理の事である。


 その発祥地はガリア帝国の南東部地方のフランク地方とフランク市であり、同地方は、大変に食材豊かな土地として海外でも知らている。


 とても豊かな大地から取れる農産物とドルバーズ海峡から獲れる魚介類のお陰で、同地方の名を関するフランク料理と言う形式の料理が世界中に広まった事でも知られて居る。



 アースティア世界では、どの国家でも他国からの来訪者たちらを宮中晩餐会で持て成す際の料理とは、フランク料理形式なのが当たり前とされて居るが、伝統的な味付けと形式的な盛り付けが見た目の差異は有れども、似たような味付けと形式的な盛り付けのせいで、誰もが正直言って食べ飽きて居ると言うジレンマを抱えていたと言う。


 その発端と成ったのは、紀元前暦400前のこと、第一次転移国家郡による戦争、創世戦争と呼ばれて居る戦争は、実に200年もの間に亘って続いしまうアースティア世界初の世界大戦後の事である。



 今は見る影も無く成った名も国土も消えてしまった科学技術国家との講和会議で出された晩餐会料理に感銘を受けた国々。


 リユッセル北欧同盟と呼ばれるユールッハ地方のアルビオン王国、ガリア帝国、ヒスパニア皇国、オーランタ商業都市連合国、デボン王国、コーランド王国、スカジナビア王国、ホムル王国、レイオス皇国の各国等は1400年経った、今でも続いて居る長い歴史ある国家たちである。



 その中でもガリア帝国は、異界国家料理の出来栄えに感銘を受けて、食材が豊富なフランク地方とフランク市の料理人たちに学ばせてた事が、フランク料理の馴れ初めである。


 しかしながら、先にも述べたが、フランク料理形式なのが当たり前とされて居るが、伝統的な味付けと形式的な盛り付けが見た目の差異は有れども、似たような味付けと形式的な盛り付けのせいで、誰もが正直言って食べ飽きて居ると言うジレンマを抱えて居るので、飽きられて居た。


 何て話を紅葉から聞いて居た竜史は、東京サミット開催式典祭・国際交流晩餐会場には、地球世界各地の料理を揃え、立食パーティー形式にしたりと、型破りな形式にしたのかと言うと、それは既に飽きて居ると事前に情報を得ていたフランク料理に対する備えへの対策でもあった。


 更に竜史はトンデモナイ事をしていた。



「おおっ!!二ホンの天皇陛下が並んで居られるぞっ!!」


「さぞかし高級な名料理に違いないっ!!」


「私も並ぼうぞっ!!」


「わしもっ!!」


「あたしもっ!!」


「わたくしもっ!!」


 ってな具合に、我先にと並びだすアースティア世界の有力者たち。


 それは日本国の国家元首たる天皇陛下が並ぶ成らば、さぞかし美味しい名料理なのだろう・・・・・と勘違いされてしまう。



 天皇陛下が並んで居られた場所とは、博多一福堂と言う・・・所謂ところの博多ラーメン・・・・詰まりは、地球人が世界で一番に大好きと言わしめた、豚骨ラーメンであった。


 博多一福堂とは?創業者である原田成実が1985年(昭和60年)10月16日に、福岡県福岡市中央区大名の一角に「博多一福堂」を開店したのが始まりである。


「怖い・臭い・汚い」と言われていた1980年代の博多ラーメンのイメージを覆し、女性が単独でも入りやすいスタイリッシュで清潔な店舗と、豚骨特有の臭みを排しながら濃厚な深みのあるスープや研究を重ねた自家製麺が特徴である。


 博多一福堂は、海外進出にも成功して居り、ラーメンと言えば豚骨ラーメン=博多一福堂と言われるまでに成ったが、逆に海外の人々からは、醬油・味噌・塩だれと有るスープの中で、豚骨ラーメンが、一番にカロリーが高いめと言われるのに、白濁汁のスープに油が見え辛いと言う一面のせいで、ヘルシーラーメンと誤解されると言う珍事も見られて居ると言う事でも知られて居る。


 そんな国際的なチェーン店の展開に成功して居る名店の豚骨ラーメンを食べようと天皇陛下が並んで居るのも訳が有った。



 それはこの世界天皇陛下は、皇太子だった学生時代の時に学友の友人たちと供に、悪乗りでラーメンを食べに行かれた事が有った。


 皇居では殆んど出される事も無い麵料理を物言いをされる事の少ない学食で初めて食べられて以来、本格的な麵料理を食べみたいと思って居た。


 そんな天皇陛下は、その誘いに乗っかり、上手く護衛を巻いてラーメンを食べられと言うが、その後はしっかりとお迎えに捕まって帰られたと言う珍事は、皇族取材をして居るマスコミ関係者では割とよく知られて居るエピソードとしても知られて居た。



そんな訳で、この世界にいらっしゃる日本国の天皇陛下は、意外と庶民的だったのたであった。



 更に付け加えるのならば、B級グルメの類から町食堂で提供されて居る様なメニューまで幅広くビッフェ・バイキング・パーティー形式に提供をされて居る。


 食べ慣れて飽きられた料理から地球世界と日本国内の庶民料理に至るまでを提供すると言う暴挙とも良い兼ねない晩餐会と成って居たが、意外にもこれは大好評であり、珍しい料理に舌鼓を打って居た来賓たちなのであった。


「陛下が豚骨ラーメンをお求めにっ?」


「おいおい、噓だろう。」


 天皇陛下が豚骨ラーメンをお求め成られる光景を目の当たりにしていた若手のマスコミ会社の記者達らは、想像も及ばないと言わんばかりに、呆気に取られてしまって居た。


「ほう、良く侍従長や宮内庁長官が止めなかったな。」


「まぁ、今宵は無礼講と言う事なんだろう。」


「此処で止めては、興醒めだしな。」


「ああ、誰でも食べれるのに、陛下だけダメと言うのは、来賓たちへの示しが付かないからな。」


「くくくくくっ!!しかしながら、これを笑っては失礼だが、この事は家も掴んで居た。」


「言わなくても大体、想像が付くぞ。」


「まぁ、その通りなんだがな。家の社に在る皇室取材部門からの話なんだがな。結構、前から楽しみにして居たらしい。」


「成るほど、だから楽しそうに順番待ちをして居るのか?」


 ってな具合に、ベテラン記者たちは、各々が知って居る事を雑談交じりに話して居た。


 それを聞いて居た若手記者達は、一体どういう事なのかと聞いてみたのであった。


「何だ、お前たちは知らないのか?」


「皇室を取材して居る関係者の間では、結構有名な話なんだぞっ!!」


「でも・・・なぁ?」


「麵料理って、カロリーと塩気が強い物が多いイメージが強いからな。」


「皇室の方々が食べられて居るイメージが湧かないですよ。」


「昭和天皇(この世界の昭和天皇のこと)は、当時の料理長が、ワザと出された打ち立てのそばを食され、食べ終わったら、誰が打ったのかと聞かれ、その人物が誰なのかが分かると、美味しかったと伝えて欲しいと言われ、それ以来は打ち立ての蕎麦やうどんをその料理長が出す事に成ったしな。」


「その流れで上皇陛下(この世界の上皇陛下のこと)も様々な麵料理を食されて居るらしい。」


「まぁ、ラーメンに付いては流石に聞かないが、その禁制を打ち破っちゃったのが、今の天皇陛下(この世界の天皇陛下のこと)と言う訳さ。」


「何せ、学生時代に友達らに誘われて、護衛を巻いて食べに行かれたのが切っ掛けさ、それ以来、機会が有れば食べて居るらしい。」


「ええーっ!?」


「そんな事が有ったんですか?」


「信じられない。」と若手記者達は、驚きの声を上げたと言う。


 因みに、この宮中晩餐会で、ビッフェ・バイキング・パーティー形式に提供をされて居る料理と言うのは、お皿に一口大に食べられ・・・・いや、食べ切れる量に成って居るので、様々な料理を楽しむ事が出来る様になって居る。


 また、出されて居る料理が、余らない様に計算されても居るので・・・・と言いたいが、大食漢と大酒のみが居る亜人族招待者も居るので、彼の天然な葦毛怪物ウマ娘の如く『足りるだろうか?』となり兼ねない事を心配して居る交援省と宮内庁と言った、宮中晩餐会を仕切って居る省庁の職員達らは、頭を悩ませて居たりするのだった。


 そんな訳で、豚骨ラーメンはお椀一杯程度の量を楽しめる程度なので、それほど体に負荷が掛かる事は無いと思われる。


 そんな天皇陛下とラーメンに纏わるエピソードを取材する事に成った若手記者達らは、貴重な姿を取材が出来たと興奮する事に成ったのだった。


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