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異世界の国々が驚いた異界国家日本は本当にすごーいデス~ネ。  作者: 伊達教宗
第22章 アースティア世界の分水岐路っ!東京サミット開幕っ!!!1
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265話 会議は踊るっ?されど進まずっ?けれどもみんな集まれば、其処はお祭り騒ぎの東京サミットっ!! 12

アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月14日・午後18時16分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本列島・日本国・関東地方・東京都・千代田区・皇居・豊明殿にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



東京サミットの開催に合わせて、アースティア世界国家群と地球系国家群から来日した国家元首と使節団達を皇居に招き、宮中晩餐会が模様される。


 天皇陛下を始めとする皇族の方々と安元総理に加え、諏訪部外務大臣、そして場違いにも程があると愚痴って居る高見竜史交援省大臣が、晩餐会に招待された各国の要人を出迎えるべく、豊明殿の玄関口にて出迎え居た。



 ミンフィル王国東南諸国同盟に加盟して居る国々である国家元首の二人を中心とした使節団一行が現れた。



 一人は、クララ王国のニルカーナ・クララ・クオッシュ・クララ王国女王。




 もう一人は、レノア中央都市国家連合の代表国の市長にして、代表国家元首でもあるレノア中央都市国家連合・国家長官を兼務して居り、更にはミンフィル王国東南諸国同盟の会議議長を務めるレイカ―リナ・キッスニアであった。



 その二人を代表とするクララ王国・日本国平和外交使節団とクラ市国(都市国家)及びラクサ市共和国(都市国家)を中心としたレノア中央都市国家連合・東京サミット使節団一行代表団の面々を見送ると、続いて現れたのは、ミンフィル王国東南諸国同盟諸国の国々から成る三カ国の使節団一行が到着する。



 その国々とは、亜人族の国家で、ドワーフ族の国家、ナカハラドラス部族国。


 ダークエルフ族の国家であるフェルニー部族国。


 魔族の部族国で、魔人族と悪魔族と飛天魔族とのクォーター種部族の国家でもあるテルリーナ部族国。


 そんなオタクアニメ作品等で当たり前ともなって居るファンタジー世界一色と言うべき、キャラと個性が強すぎる亜人族の東京サミット使節団一行代表団が、晩餐会の会場である豊明殿の玄関口前に到着する。



それは以下の通りと成って居る。



11番・ナカハラドラス部族国(ドワーフ族) 


バルセー・ロナダイン・ナカハラドラス部族総長 


 ナカハラドラス部族国・閣僚幹部大臣・官僚・在日本国・ナカハラドラス部族国大使以下20名の使節団一行代表招待客。



12番・フェルニー部族国(ダークエルフ族)


フェルイエ・ハル―ド・フェルニー部族総長



 フェルニー部族国・閣僚幹部大臣・官僚・在日本国・フェルニー部族国大使以下20名の使節団一行代表招待客。



13番・テルリーナ部族国(魔族) 


 ラディアーネ・テルリーナ・テルリーナ部族国総長 


 テルリーナ部族国・閣僚幹部大臣・官僚・在日本国・テルリーナ部族国大使以下20名の使節団一行代表招待客。



 


 まず最初に天皇皇后両陛下と挨拶を交わしたのは、ナカハラドラス部族国のバルセー・ロナダイン ナカハラドラス部族総長であった 




 ナカハラドラス部族国の部族総長で、大雑把な性格と典型的な背が低くでっぷりとして居る屈強な髭面なオッサンとも言うべき風貌の顔付きをして居た。


 ナカハラドラス部族国営工房ギルドの元締めで、工廠・工房職人としても確かな腕前を持って居る人物。


 ミンフィル王国とはレノア地方東南諸国商業連盟条約に基づく商取引きをカモフラージュにした。


 対カレールーナ帝国及び対ローラーナ帝国との戦争に備えて、安全保障条約を結んで対抗しようと画策し、その目論見は大成功を収めて、現在に至って居る。



 そんなドワーフ族独特の大雑把な性格と典型的な背が低くでっぷりとして居る屈強な髭面なオッサンとも言うべき、風貌の顔付きをして居る亜人族の部族長と挨拶を交わした天皇皇后両陛下らは、その濃いキャラな風貌と性格に戸惑いながらも、にこやか挨拶を交わされて居た。



 そのバルセー部族総長は、天皇家から他の王侯貴族にも送られた様な贈呈品と同じく、日本国を代表するような手作り工芸品の数々を贈られて居た。


 特に漆りぬりの輪島塗漆器や関の刀剣などは、大層気に入った一品であり、日本国皇帝の家紋入りの品々が贈られた事も、我が部族の誇りであり名誉有る事だと、大喜びだった。


 その事に付いて、竜史は天皇皇后両陛下らに、耳打ちで解説をして居る。


 部族国と言うのは、最も低い身分の国家元首で在るらしく、国に由っては格下以下の以下の扱いを受けさせられる事も珍しくなく。



 国際会議にすら出席させて貰える機会と言うのも、殆んど無いらしい。



 そんな扱いを受けさせれる事が多い部族のの族長や使節団一行の者たちが、一国の国王から、贈り物を送られ、その扱いが対等である事を公言してくれて居ると言うのは、大変な名誉な事なのあるのだった。


 その事を聞いた天皇皇后両陛下は、後に宮内庁に対して、今後は如何なる土地・国の出自・部族・民族・種族であっても、日本国に公務で公式行事に参られた客人たちを手厚くもてなすようにと、改めて言われたと言うのだ。


 まぁ、これに付いては、日本国が異世界に転移した事で、地球世界とは、異なる価値観へと変わった事を物語って居ると言えるだろう。



 天皇皇后両陛下と挨拶を交わしたのは、フェルニー部族国の部族総長であるフェルイエ・ハル―ドこと、フェイ部族総長であった。




 フェルニー部族国の部族総長を務めているダークエルフの女性で、その半生は周辺地域の国々との戦いに費やされてしまって居た。


 しかしながら、クララ地方事変戦役を切っ掛けに、ミンフィル王国東南諸国同盟へと加盟し、今は一息入れて居る所で、現在はローラーナ帝国との戦後を睨んだ、世代交代に向けての準備を進めて居るが、激化するアースティア大戦とそれに伴う周辺国との戦争に頭を抱えるとのこである。


 その様な来歴と、ツインテール風に結った髪と合わせた金髪ロングストレートヘアーの髪型に、褐色肌を持ったやや小柄な体型を持った穏やかな顔立ちをした美しさを併せ持ったダークエルフ女性を前にした天皇皇后陛下は思わず、ともて350歳には見えない。


 とてもお若く、自分たちよりも年上のお方であると思えないと、その美貌を絶賛したと言う記録が残って居た。


 しかしながら、此処までは変わっては居たが、最後の一人だけが色物と言うべき者達であった。

 

 それはテルリーナ部族国のラディアーネ・テルリーナ・テルリーナ部族国総長こと、ラディーネだったからだ。 


 ラディーネは、魔人族と悪魔族と飛天魔族とのクォーター部族であるテルリーナ部族国の部族国総長。


 元々はデモニュクス帝国・魔族連合から派遣されて来た地方師団の軍隊テルリーナ軍団の末裔で、ラディーネはその3代目に当たる。


 その性格はアセリア族の聖天使と称する中二病翼人族とは対局に位置する暗黒の中二病患者で、漆黒の闇に飲まれよっ!!とか、ううっ我の左手がっ!!とか眼帯で封じられて居る右目の封印がっ!!とか言って居る如何にも成らない奴だが、実力は本物のチート魔族。


 その気になれば、町一つ、山一つ、島一つを消し飛ばす位は朝飯前なのだが、大体の場合は、中二病セリフを言いつつ、勿体ぶって何もしない事が多いハッタリ屋。


 ショートヘアー風のヘアースタイルと羊風の角を有し、165センチほどの背丈と背中に堕天使の様な漆黒の翼を生やし、整ったナイスバディ身体つきを有したボデイスタイル。



 そんな彼女に率いられて居ると言うテルリーナ部族国とは?



 暗黒神ヴァズダールを熱心に信仰して居る地方魔族部族一派で、邪神戦争時代にユーラシナ大陸東南部・レノア地方・テルリーナ・グルダーノ荒地平原とグルダーノ常闇森林地帯を国土として居座る部族国。


 彼等の部族は、元々はデモニュクス帝国・魔族連合から派遣されて来た地方師団の軍隊だったらしく、今現在の者達は、その子孫に当たるらしい。


 食料自給率に乏しく、近隣地域のフェルニー部族国(ダークエルフ族)とクララ王国とは600年前から国土を巡って戦争状態が続いて居る関係。


 アセリア族の聖天使と称する中二病翼人族とは対局に位置する暗黒の中二病患者として異世界アースティアでは知られて居る。


 主な構成種族は、魔人族・悪魔族・飛天魔族・魔獣人族・ハイ・オーガ族等を含めた魔族と亜人族との混成種族で成り立って居る。


 また、ブラックドラゴン系のダーク・ドラゴンを家畜竜として飼いならして居る為、迂闊な敵対行動を避ける傾向が周辺地域の国々に見られ、稀に堕天使とか言われ居ると言う。



 テルリーナ部族国を見られた天皇陛下は、近くに居た竜史に、白い天使のあの子たちと同じなのかい?とお聞きに成られた。


 すると竜史は「陛下。誠意ある対応をお願い致します。」と、彼は惚れ惚れするくらいに、にこやかに笑顔で天皇陛下に的確な?アドバイス?を申し上げて居た。


・・・・・詰まりは、丸投げであった。


 アセリア族の聖天使と称する中二病翼人族とは対局に位置する暗黒の中二病患者として異世界アースティアでは知られて居る魔族たちに対する対応はツッコミを入れた負けなので、天皇陛下も皇后陛下も誠意あるご対応を頂くと言う事に成り事無きを得る事に成功するのであった。



 そんな四苦八苦して居る天皇皇后両陛下と東京サミットへと参加をしにやって来た。


 ナカハラドラス部族国・日本国平和外交使節団。


 フェルニー部族国・日本国平和外交使節団。


 テルリーナ部族国・日本国平和外交使節団ら三カ国の一行等をまじかに見える位置に、カメラを構えて居る朝日奈放送のテレビ中継カメラと、女性ニュースレポーターは、そんな様子をレポートする。



「今度は・・・ユーラシナ大陸東南部・レノア地方東部地域の内陸部の三カ国成る使節団が到着をして来たようですね。」


「この三カ国は部族長を国家元首と見なす、亜人族の部族国に当たります。」


「手元に在る資料に由りますと、最初に天皇皇后両陛下と挨拶を交わされたのが、ナカハラドラス部族国のさんですね。」 


「ナカハラドラス部族国は、ユーラシナ大陸東南部・レノア地方東部地域の内陸部の一つで、ドワーフ族から成る単一種族事で、鉱山と手工業が盛んな工業国の様です。」




「次に天皇皇后両陛下と挨拶を交わされたのが、フェルイエ・ハル―ド部族総長さんこと、フェイさんですね。」


「フェルニー部族国は、ユーラシナ大陸東南部・レノア地方東部地域の内陸部の一つで、ダークエルフ族から成る単一種族事で、農林業と木工加工業が盛んで、狩猟でも生計を立てて居る亜人族なのだそうです。」


「フェイさんは、そんなフェルニー部族国の部族総長を務めて居るダークエルフの女性で、その半生は周辺地域の国々との戦いに費やされてしまって居たとの事です。」


「特に隣国であるテルリーナ部族国とは、土地を巡って攻防戦が激しく、600年もの長きに渡り、紛争や戦争を繰り返して来たらしい様なのです。」


「と言いますと、東京サミットの参加国中には、紆余曲折を経て、和平を結んだ国々も有るのですね?」


「はい。資料を翌々読み込んで見ると、幾つかの国々はこの二年間の間に同盟国と成るまでに有効な関係を築けた様ですね。」とレポートとするアナウンサーの言葉に、一部の日本人たちは、なーんだ。そんなに国も在るのか?と関心を持ちつつも、ひょっとしたら戦争は小規模で済むかも知れないと期待を寄せる事にもなった。


「そして、フェルニー部族国の敵対国でもあったテルリーナ部族国とは、クララ地方北東部一帯に住み。」


「暗黒神ヴァズダールを熱心に信仰して居る地方魔族部族一派で、邪神戦争時代にユーラシナ大陸東南部・レノア地方・テルリーナ・グルダーノ荒地平原とグルダーノ常闇森林地帯を国土として居座る部族国。」


「彼等の部族は、元々はデモニュクス帝国・魔族連合から派遣されて来た地方師団の軍隊だったらしく、今現在の者達は、その子孫に当たるとの事です。」


「そんなテルリーナ部族国を率いられ居るのが、 ラディアーネ・テルリーナ・テルリーナ部族国総長さんこと、ラディーネさんなのです。」


「ラディーネさんは、魔人族と悪魔族と飛天魔族とのクォーターの種族で、元々はデモニュクス帝国・魔族連合から派遣されて来た地方師団の軍隊テルリーナ軍団の末裔で、ラディーネはその3代目に当たるそうですね。」



「それとえー・・・・テルリーナ部族国は・・・・」と突然に口ごもってしまう女性アナウンサーは、アセリア族と並ぶ項目を読み込んで、思わず黙り込み掛けてしまった。


「如何かしました?」と司会者は、番組プロデューサーにカンペで促され、現場レポートをして居るアナウンサーに呼び掛けた。


「はっ!は、すみませんでした。良く読まないと、大変に失礼に当たるかもしれない部分が有ったので改めてお伝えします。」と苦しい言い訳を述べるしかなかった。


 だってアセリア族と並ぶ中二病であるとはテレビ中継では言えないからだ。


「とても威勢の良い亜人族なのだと言う事ですね。」と言うと、それだけ?と言いたくなるが、現場プロデューサーからスタジオの総合プロデューサーに電話がなされ、余り追及しないようにとのやり取りがあった。


 その理由も含めて、この報道番組のスタッフはスルーする事に成った。


「良く分かりました。他には何か番組視聴者が聞きたい様な事柄は無いでしょうか?」と取って付けたような事で場を繋げる司会者。


「はい。テルリーナ部族国と言うのは、食料自給率に乏しく、近隣地域のフェルニー部族国(ダークエルフ族)とクララ王国とは600年前から国土を巡って戦争状態が続いて居る関係でしたが、二年前に勃発した戦争を最後に和平へと成る出来事が有りました。」


「その切っ掛けと言うのは、クララ地方事変戦役の終盤戦に措いて、ラディーネさんは、テルリーナ部族国軍を率いて、フェルニー部族国と戦争をして居ましたが、其処へミンフィル王国東南諸国同盟の前身であった。レノア地方東南諸国商業連盟条約軍に属して居た セラルーノ王国軍を率いて居た、ラピリオス・サハリンラード王女殿下と戦って敗戦。」


「その戦いは、後にラピス王女の空中八艘飛びと言われる剛胆な戦いをしたと謳われるほどの活躍により終結をしたとの事なのです。」


「何とっ!?あの見目麗しいラピス王女殿下が、そのような武勇伝を持たれる王女さまだったとは驚きましたね。」と司会者は、驚きつつ、スタジオに居るコメンテーターの芸能人の方がは、再びモニター画面に映し出されたラピスの写真を見て、各々感想を述べて居た。


 そんな説明のせいで、すっかりスルーされてしまったラディーネは、後に恨めしい顔で、ラピスに愚痴をこぼす事に成るのだった。


 そんな様子を中継する中継レポートのカメラは、 ナカハラドラス部族国・日本国平和外交使節団・フェルニー部族国・日本国平和外交使節団・テルリーナ部族国・日本国平和外交使節団ら三カ国の一行等の姿をしっかりと映し出され、日本国内外に向けてしっかりと、その様子を伝えて行くのであった。



「バルセー・ロナダイン ナカハラドラス部族総長殿っ!! フェルイエ・ハル―ド部族総長っ!!ラディアーネ・テルリーナ・部族国総長っ!!」 



「そして、ナカハラドラス部族国・日本国平和外交使節団・フェルニー部族国・日本国平和外交使節団・テルリーナ部族国・日本国平和外交使節団の皆々様方っ!!ようこそっ!!日本国へっ!!」


「「安元総理閣下っ!!諏訪部外務大臣閣下っ!!」」




「サミット開催期間中は、日本国の皆々様がたのお世話に成ります。」



「お世話に成ってやろうぞっ!!」とラディーネは、中二病が良く取る様な決めポーズを取って挨拶を交わす。



 バルセー、 フェイ、 ラディーネらを含めた使節団一行らは、天皇皇后両陛下らとの挨拶を終えると、続いて、日本国総理大臣である安元総理と外務大臣である諏訪部外務大臣とも挨拶を交わす。


「ささ、中で先にご到着して居る皆様がご歓談中です。」と諏訪部大臣が言うと、それに続く竜史も中へと案内をする。


「どうぞ、此方に成ります。」と竜史も、出迎えの案内役もして居るので、使節団らを中へと誘うと、中では宮内庁の職員にお客様をお願いして別れる。





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