264話 会議は踊るっ?されど進まずっ?けれどもみんな集まれば、其処はお祭り騒ぎの東京サミットっ!! 11
アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月14日・午後18時12分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本列島・日本国・関東地方・東京都・千代田区・皇居・豊明殿にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東京サミットの開催に合わせて、アースティア世界国家群と地球系国家群から来日した国家元首と使節団達を皇居に招き、宮中晩餐会が模様される。
天皇陛下を始めとする皇族の方々と安元総理に加え、諏訪部外務大臣、そして場違いにも程があると愚痴って居る高見竜史交援省大臣が、晩餐会に招待された各国の要人を出迎えるべく、豊明殿の玄関口にて出迎え居た。
ミンフィル王国東南諸国同盟諸国の一角であるセラルーノ王国の国王であるイザーク・サハリンラード・セラルーノ国王。
そのイザークを代表とするセラルーノ王国・日本国平和外交使節団一行の面々を見送ると、続いて現れたのは、ミンフィル王国東南諸国同盟諸国の一つであるクララ王国。
並びに同時に到着と成った国家代表団一行でもあるクラ市国(都市国家)及びラクサ市共和国(都市国家)を中心としたレノア中央都市国家連合。
その代表団一行でも有るクララ王国・日本国平和外交使節団とクラ市国(都市国家)及びラクサ市共和国(都市国家)を中心としたレノア中央都市国家連合・東京サミット使節団一行代表団が晩餐会の会場である豊明殿の玄関口前に到着する。
クララ王国
ニルカーナ・クララ・クオッシュ・クララ王国女王
クララ王国閣僚幹部大臣・官僚・在日本国・クララ王国大使以下20名の使節団一行代表招待客。
ミンフィル王国東南諸国同盟会議議長・レイカ―リナ・キッスニア
ラクサ市共和国・市長とレノア中央都市国家連合・国家長官を兼務。
ミシェル・クルート・レノア中央都市国家連合都市警備隊・警備総隊長
東京サミット使節団一行の護衛部隊の総隊長として来日。
レノア中央都市国家連合・閣僚幹部大臣・官僚・在日本国・レノア中央都市国家連合大使以下20名の使節団一行代表招待客。
クララ王国の若き女王であるニルカーナ・クララ・クオッシュ・クララ王国女王こと、ニーナ女王は、クララ王国よりも歴史的に古い家柄である日本国の天皇皇后陛下らに対して、最大級の礼儀作法を取って挨拶を交わす。
また反対に象徴天皇制の国家元首として、出迎えに参列して居た、天皇陛下と皇后陛下らも、歳若いニーナ女王と丁寧な挨拶を交わし、軽く談笑する。
ニーナ女王は、かつてはクララ王国の継承権第一位を持つ、王国の王太女で、戦を成るべくせずに国を富ませる事が一番の方法だと考える慈悲深き人物だった。
しかしながら、その思想故に弟とは物心が着く頃から仲が険悪と成ってしまい、遂には国論を二分する内戦状態に突入してまう。
そんな中で、事態互い言うジーク・クララ・クオッシュ王子を中心とした強硬論派閥側は、カレールーナ帝国軍参謀総長のゲルヴァン・サリードスに由る策略に乗せられてしまい、カレールーナ帝国軍の援助を受けてしまう。
それでは勝ち目が無く成ると思ったニルカーナは、対抗策としてミンフィル王国とミンフィル王国東南諸国同盟に支援を要請、援軍と支援物資を得たニルカーナ・クララ・クオッシュ王女を中心とした融和論派閥は形勢が逆転し、ジークが率いる強硬論派閥を打ち倒し、政権を奪取する事に成功した。
そんな苦労が有ったと事前に説明を受けて居た天皇皇后陛下らは、若いのに、大変なご苦労を為さったと聞き及んで居ります。
何か困った事が有れば、皆で助け合って苦難を乗り越えて行きましょうと言われたと言う。
天皇が勝手に援助をするような発言は差し控えたい為に、この様な当たり障りのないお言葉を言われたと思われる。
続いて天皇皇后両陛下と挨拶を交わすのは、ミンフィル王国東南諸国同盟会議議長・レイカ―リナ・キッスニアこと、レリナであった。
レリナは、ラクサ市共和国の下級階層出身の女性で、14歳で行商人を始め、事業を順調に拡大し、利益を上げる事に成功を収め、19歳で大陸有数の巨大な商会を築き上げた人物として知られて居る。
金髪ロングストレートの碧眼でスタイル抜群の絶世の美女であり、商売に措いては一切の妥協をしない性格で、それは政治の世界でも発揮されて居る。
ラクサ市共和国市長とレノア中央都市国家連合の都市国家長であり、キッスニア商会長でもあり、レノア中央都市国家連合商会ギルド会長でもある。
また、彼女は金髪ロングストレートの碧眼でスタイル抜群の絶世の美女であり、裏では取り引きの為に、その美貌を駆使して、男を惑わす事も厭わない手腕を用いる事も有る。
キッスニア商会の中には娼婦館も会って、誠実で身綺麗をモットーとする男の遊び場であるとの評判の良いキッスニア娼婦館は、病気一つを蔓延らせない娼婦館として有名を馳せて居る。
レリナは、その自前の娼婦館を使って、商売ごとや政治を上手く動かす事を自らの出世の原動力の一つとして用いて居る。
レリナはこれまでに男とキッスニア娼婦館で一夜を供にし、出世の基盤や取り引きを有利に成る様に働きかけて来た。
しかしながら、男との関係で本番のセックス行為・・・性交行為をさせた事は一度も無い。
やって居るフリをして居るか、性交行為は以外の夜伽行為をさせて、男たちを満足させて帰らせて居ると言う、やり手な美女だった。
そんなレリナは、ラクサ市共和国・市長とレノア中央都市国家連合・国家長官をも兼務して居るやり手でも有る事は説明をしたが、日本国への来日した身分は、ミンフィル王国東南諸国同盟会議議長としてだけでは無く。
ラクサ市共和国・市長とレノア中央都市国家連合・国家長官としても来日して居るので、肩書を説明するのに時間が掛かってしまう一幕が各放送局で見受けられていた。
そんなレリナは、象徴天皇制の国家元首として、出迎えに参列して居た、天皇陛下と皇后陛下らに対して、丁寧な挨拶を交わし、軽く談笑する。
そんな苦労と変わった来歴を持った人物であるとの説明を事前に受けて居た天皇皇后両陛下らは、幼い頃よりの苦労を得て立派な一人で立って居られると、お褒めの言葉を述べられたとの事である。
まぁ、娼婦館と言う・・・日本国内には、今や全く無いと言った方が良い物を経営をしながらも、現場に顔を出して、それ政治にも利用して居る。
日本国から見れば、実に在り得ず、変わったやり口の政治家であるレリナは、薄汚れたやり方であるにも拘らず、お褒めの言葉を頂き、感謝を申し上げますと、御礼の言葉述べたと言う、記録が残って居る。
その後ろに控えて居た、レノア中央都市国家連合都市警備隊の総指揮官である警備総隊長と成って居るミシェル・クルートにも挨拶を交わされた。
グリーンショートヘアーで、キリリとした感じのお姉さんタイプな顔立ちをした、風貌の顔付きが、天皇皇后両陛下らの目を引いたのだろうか?
天皇皇后両陛下は、彼女の来歴に就ても聞き及んで居たので、槍の名手であるとか?機会が有れば、演武を見てみたいですねと仰って居られたと言う。
東京サミットへと参加をしにやって来た、クララ王国・日本国平和外交使節団とレノア中央都市国家連合・日本国平和外交使節団の一行等をまじかに見える位置に、カメラを構えて居る朝日奈放送のテレビ中継カメラと、女性ニュースレポーターは、そんな様子をレポートする。
「今度は・・・ユーラシナ大陸東南部・レノア地方東部地域の内陸部の二カ国成る使節団が到着をして来たようですね。」
「手元に在る資料に由りますと、最初に天皇皇后両陛下と挨拶を交わされたのが、クララ王国のニルカーナ・クララ・クオッシュ・クララ王国女王陛下こと、ニーナ女王陛下ですね。」
「ニーナ陛下は、ユーラシナ大陸東南部・レノア地方の中央地域であるレノア中央都市国家連合とミンフィル王国とも山脈地帯を通じて接して居るクララ地方に在る王制国家の女王陛下で在らせられます。」
「クララ王国は、今から二年前に当たる年のアースティア暦998年に、国内政権争いが原因による内戦が勃発し、先王であるザイール・クララ・クオッシュ国王は、息子であり、ニーナ陛下の弟であったジーク・クララ・クオッシュ王子にクーデターを起こされ、斬殺されたとの事です。」
「その裏ではカレールーナ帝国と言うローラーナ帝国を中心とした西方バルバッサ帝国同盟に加盟して居る国家が、陰で暗躍をして居たらしいとの事です。」
「しかしながら、ニーナ陛下は、クララ王国の内戦を収めるべく、当時台頭を始め、ニーナ陛下に有利な条件を呑んでくれそうな人物は、新政権と成って居た当時のミンフィル王国のユーゴ・ラーシルズ国王陛下だけでした。」
「ユーゴ陛下に援軍を求め、ニーナ陛下自らは、ニルカーナ王太女正統政府軍を結成し、当時ミンフィル王国が結成したレノア地方東南諸国商業連盟条約を元にして結成された。」
「ミンフィル王国東南諸国同盟の前身と成る。レノア地方東南諸国商業連盟条約軍の助力を得て、クララ王国の内戦を制したとの事です。」
「と言う事は、クララ王国は政権交代をしてから間もなく、新政権に成ってから日が浅いと言う事ですね。」
「はい。大変な苦労の末に、安定した政権と国内基盤を得た事で、クララ王国はかつて無い転換期を迎えて居ると共に、東京サミットの推移如何では、その後の行く末を決める事にも成ると言える国の一つでしょう。」
「なるほど、丁寧な解説を有難う御座います。続いて見えらた方々に付いてのご説明もお願いします。」
「はいっ!!続いて見えられて居るのは、ミンフィル王国東南諸国同盟会議議長・レイカ―リナ・キッスニア議長こと、レリナ議長さんですね。」
「レリナさんは、ラクサ市共和国・市長とレノア中央都市国家連合・都市国家長を兼務なさって居る人物で、ユーゴ陛下からの信任も厚く、ミンフィル王国東南諸国同盟会議議長も任されて居る女性政治家でも有ります。」
「そんなレリナさんの本拠地でも在るのが、ユーラシナ大陸東南部・レノア地方・レノア中央都市国家連合の中心地に在るラクサ地方に在る都市国家で、同地方の心臓と言うべき東西南北の交易路を繋いで居る地であり、レノア中央都市国家連合の主都が置かれて居る。ラクサ市共和国です」
「レノア中央都市国家連合とは、ユーラシナ大陸東南部・レノア地方に点在をして居る都市国家の連合体の事を指して居ます。」
「そんな数多くの都市国家の纏めやくを担って居るのがラクサ市共和国・市長とレノア中央都市国家連合・都市国家長なのです。」
「ラクサ市共和国は、レノア中央都市国家連合の主都が置かれて居る事から、同時に都市国家長を兼務する事に成って居るので、その激務と言うのは、我々の想像を超えると思われますが、そんなお仕事を世界大戦中の最中に女性がなさって居ると言うのは驚きました。」
「確かに、我が国でもまだまだ女性政治家の数は多いとは言えず、地球世界でも世界大戦や大戦争が勃発した最中の国家運営して居る女性政治家がリーダーと成って居る前例は少ないですしね。」
「はい。ですので、この様な時代の最中で、注目する人物の一人であるかも知れませんね。」とレポーターは解説をして行く事で締め括った。
そんな様子を中継する中継レポートのカメラは、クララ王国・日本国平和外交使節団とレノア中央都市国家連合・日本国平和外交使節団の一行等の姿をしっかりと映し出され、日本国内外に向けてしっかりと、その様子を伝えて行くのであった。
「ニルカーナ・クララ・クオッシュ・クララ王国女王陛下っ!!並びにミンフィル王国東南諸国同盟会議議長・レイカ―リナ・キッスニア殿っ!!そして、クララ王国・日本国平和外交使節団とレノア中央都市国家連合・日本国平和外交使節団の皆々様方っ!!ようこそっ!!日本国へっ!!」
「「安元総理閣下っ!!諏訪部外務大臣閣下っ!!」」
「サミット開催期間中は、日本国の皆々様がたのお世話に成ります。」
「ええ、これから4ヶ月に渡るとても忙しい日々に成りますが、お互い実り有る外交交渉と成ると良いですわね?」
「此方こそ宜しくお願い致します。」
ニーナとレリナを含めた使節団一行らは、天皇皇后両陛下らとの挨拶を終えると、続いて、日本国総理大臣である安元総理と外務大臣である諏訪部外務大臣とも挨拶を交わす。
「ささ、中で先にご到着して居る皆様がご歓談中です。」と諏訪部大臣が言うと、それに続く竜史も中へと案内をする。
「どうぞ、此方に成ります。」と竜史も、出迎えの案内役もして居るので、使節団らを中へと誘うと、中では宮内庁の職員らに、お客様をお願いして別れる。




