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異世界の国々が驚いた異界国家日本は本当にすごーいデス~ネ。  作者: 伊達教宗
第22章 アースティア世界の分水岐路っ!東京サミット開幕っ!!!1
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260話 会議は踊るっ?されど進まずっ?けれどもみんな集まれば、其処はお祭り騒ぎの東京サミットっ!! 7

アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月14日・午後17時55分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・日本列島・関東地方・日本国・東京都・千代田区・皇居・豊明殿にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 東京サミットの開催に合わせて、アースティア世界国家群と地球系国家群から来日した国家元首と使節団達を皇居に招き、宮中晩餐会が模様される。


 天皇陛下を始めとする皇族の方々と安元総理に加え、諏訪部外務大臣、そして場違いにも程があると愚痴って居る高見竜史交援省大臣が、晩餐会に招待された各国の要人を出迎えるべく、豊明殿の玄関口にて出迎え居た。




 ラクロアナ王国の王女にして、国王であり、父親でも在るレビル・アブヒム・ラクロアナ国王の国王代理として東京サミットに参加する事に成った、フランシェスカ・アブヒム・ラクロアナ王女。


 そのフラン王女を始めとするラクロアナ王国・日本国平和外交使節団らの政府要人を見送ると、続いて現れたのは、シベリナ地方王国連合同盟に措ける西側の大国であるオローシャ帝国。


 そのオローシャ帝国の女皇帝と言うか美少女皇帝としても知られて居るミランダ・ランティー皇帝とオローシャ帝国・日本国平和外交使節団から成る以下の面々が宮中晩餐会へと参加するべく来訪して来て居た。




6番・オローシャ帝国




ミランダ・ランティー皇帝


背丈が155センチとやや低めでは在りますが、とても愛らしい姿で、丸でお人形の様に可愛らしく、そのお姿の事は、オローシャ帝国内では絶大な人気を誇って居る女皇帝。


そんな彼女が皇帝即位したのは、跡継ぎが少ない為だった。


長子の家系が彼女のみだったので消去法で即位。


先代の皇帝であった両親も子宝に恵まれず30代後半で娘1人しか出きなかった事を悔やんでいた。14歳で両親が相次いで病死。


悲しむ暇もなく、不幸にも戦乱の只中で即位した幼い女帝は、両親達が万が一に備えて、オローシャ帝国の皇室と国家の後見をエリノア・ドラグリア白龍大帝とアーヤ・シュチュ―ド女王に託して居た。


 この二人は地理的に近い国の元首であり、武に置いてはエリンを頼り、知と兵に置いてはアーヤを頼り、経済は東方諸国のシベリナ連合各国と西方諸国のリユッセル北欧同盟の二つを支えに、国を運営して居れば大丈夫と遺言書に書置きして有ったからである。



 その言葉通りに隣国のアーヤは、ミランダを実の妹の様に可愛がり、エリンは実の娘の様に扱い彼女を支えて居る。




オローシャ帝国・宰相大臣・レンディ・ファルルート 


 メガネを掛けたツリ目で冷淡な口調で話す女性で、元ミランダの家庭教師で、オローシャ帝国大学では政治や経済関係を専攻して居た人物。


ミランダの皇帝就任に伴い人事を刷新し、近しい相談できる若い年の閣僚を就任させる為に宰相としてミランダに指名された。



 マミーナ・ガンダーヒルダ オローシャ帝国・外相大臣 



 ミランダの新皇帝の就任に伴い指名される若手の外相大臣で、かなり変わり者で、可笑しな口調で喋る変人では在るが、その実力は計り知れないらしい。



シェスカーナ・フローレイティア 


 フローレイティア侯爵家現当主にして、フローレイティア輸送商船商会長。


 フローレイティア第一商船艦隊・商隊長も兼務して居り、戦時下ではオローシャ帝国・海軍中佐の扱いと成って居る。



 紅葉とは幼少時代からの付き合い。ドS的な性格で軍艦の船上では部下と敵に対して容赦の無い命令を下す。


更に有る意味、整ったスタイルと冷たい目線を持ったクールな顔立ちで、正にドSの女王様の化身と言えるが、実はとても面倒見が良い性格で紅葉達から見れば身近な年上の姉的な存在で纏め役。


 だが、内面は強がってるだげで、愛の告白とか、素で何かを伝えられると赤面してしまうほどの初心な一面もある。


押しに強く相手を押し切り、押し倒すのが信条であるが、逆に不意を衝かれて押し切られると弱い所もある。


 ドSとドMは表裏一体と言える。彼女はその弱さを隠す為に冷徹さを装うおっているのだ。戦場では無茶とも言えるやり方を命令で艦隊をしきして居る。


 ある趣味の人達やその手の女性が好きな人達からはご褒美として捉えられていた。


 身長170センチ。スリーサイズは90・57・89で、簪を刺した銀髪ロングのポニーテール背の高い長身で、顔立ちは冷淡な雰囲気と気の強そうなクールな眼つきをして居る。


 スラリとした細身の身体は軍人として、良く鍛えられて居る様子が見られる。


 そして、女性としてのボデイスタイルもしっかりとして居て、筋肉が目立たない様にして鍛えられても居るのだ。


 フローレイティア第二商船艦隊・商隊長・リゼット・ダッカーヒルンリゼット・ダッカーヒルン 



オローシャ帝国軍内では少佐扱い。


 彼女の家は代々フローレイティア輸送商船商会で活躍している家系で、商会内では第二商船艦隊を任されている人物。


生真面目で責任感の強いクールな性格で、すらりとした細いスタイルと銀髪のショートカットで、凛々しい顔立ちをして居る女性。




 その他、大臣・官僚・在日本国・オローシャ帝国大使以下20名の使節団一行代表招待客。




 オローシャ帝国の皇帝であるミランダ・ランティー皇帝は、象徴天皇制の国家元首として、出迎えに参列して居た、天皇陛下と皇后陛下らに挨拶を交わし、軽く談笑する。



 そのやり取りの中で、皇室から送られたと言う友好の贈呈品に対する感謝申し上げますと言って居た。



 ミランダは、他の女性王侯貴族にも送られた様な贈呈品と同じく、京都府・京都市の西陣織と群馬県・霧野市の霧野織の絹着物や絹生地と関連するアクセサリー。


 日本国が地球世界でも世界有数の技術力を誇る化粧品セットや道具箱や手鏡と言った若い女性が好む様な品々が送られて居る。 


 ミランダは、天皇皇后両陛下らと軽く談笑しつつ、にこやかな笑顔を見せて居た。


 東京サミットへと参加をしにやって来たオローシャ帝国の一行等をまじかに見える位置に、カメラを構えて居る朝日奈放送のテレビ中継カメラと、女性ニュースレポーターは、そんな様子をレポートする。


「今度は・・・シベリナ地方王国連合同盟に措ける西側の大国であるオローシャ帝国の皇帝陛下で在らせられるミランダ・ランティー皇帝陛下が参られました。」 



「オローシャ帝国は、アースティア世界・ユーラシナ大陸・西シベリナ地方の最西端の大国国家で、シベリナ地方王国連合同盟の中でも、最も西側に位置している帝政国家です。」


「我が日本国とは、この地図上から見ますと、かなり遠い所に在る国家ですね。」と女性レポーターは、詳しい説明を視聴者に向けて分かり易く説明をしていた。


「ミランダ陛下は、天皇皇后両陛下らと、何やら軽く挨拶を交わされて居るご様子。」


「とても和やかな雰囲気ですね。」


「そのお姿は、背丈が155センチとやや低めでは在りますが、とても愛らしい姿で、丸でお人形の様に可愛らしく、そのお姿の事は、オローシャ帝国内では絶大な人気を誇って居る女皇帝とお聞き及びます。」


「本当に可愛いお方ですね。」


「はい。本当に遠くから見て居ても一目で判る程に、そのご容姿に見入ってしまう程にお可愛いお方です。」と番組司会者は、締め括る。



 中継レポートのカメラは、オローシャ帝国・日本国平和外交使節団の様子をしっかりと映し出され、日本国内外に向けてしっかりとその様子を伝えて行くのであった。



「ミランダ・ランティー皇帝陛下っ!!オローシャ帝国・日本国平和外交使節団の皆々様方っ!!ようこそっ!!日本国へっ!!」


「安元総理閣下っ!!諏訪部外務大臣閣下っ!!」


「サミット開催期間中は、日本国の皆々様がたのお世話に成ります。」とミランダは、天皇皇后両陛下らとの挨拶を終えると、続いて総理大臣である安元総理と外務大臣である諏訪部外務大臣とも挨拶を交わす。


「それとこの度は、我が国の国家存亡の危機であるジャンブロー要塞攻防戦に措ける一件にでは、我が国を救って頂きましても誠に有り難う御座いました。」


「いえいえ、東京サミット開催にも関わる事でもありましたので、貴国が無事なのは喜ばしい限りです。」


「ミランダ皇帝に措かれましては、常日ごろ様々なご苦労が多い事と存じますが、本日の晩餐会は、そんなご苦労を忘れられ様なひと時をご提供出来る様に、おもてなしをさせて頂きます。」と安元総理と諏訪部外務大臣の二人は締め括って、ミランダの事を見送った。


「ミランダ・ランティー皇帝陛下っ!!オローシャ帝国・日本国平和外交使節団の皆々様方っ!!ようこそっ!!お出で下さいましたっ!!」と竜史も出迎える。


「竜史殿。貴方の事は、アーヤお姉様から伺って居ります。」


「貴方様にも最大のお礼を述べさせて頂きます。この度のジャンブロー要塞攻防戦でのご尽力、ありがとうございました。」


「その一件に関しては、お構いなく。僕の方もお仕事ですからね。」


「それと、フローレイティア家のお世話役の一件も、我が国として、大変に助かって居ます。」


「これからも、我が国とフローレイティア家と末長いお付き合いをお願い致します。」と言う社交辞令を述べて締め括ると竜史と別れる。



 しかしながら、竜史とシェスカの二人は、その末長い付き合いと言うのが、まさか結婚にまで発展をするとは、ホンと先々の事は分からないものである。 


 そんな将来の伴侶と成るシェスカも、皇室と日本国政府から宮中晩餐会へと招かれて居た。



 如何やらシェスカと生家であるフローレイティア侯爵家。

 


 その実家が経営して居るフローレイティア輸送商船商会等か゚、日本国政府及び寄港地である新潟県と新潟市との取り引きを請け負った案件やジャンブロー要塞の嵐と呼ばれる戦いに措ける活躍が、日本国とオローシャ帝国を含めた反帝国同盟諸国関わる諸事に措いて、多大なる貢献をしたと言う事から、宮中晩餐会へと招待されれる要因と成って居る。



 また、フローレイティア侯爵家は、オローシャ帝国を代表する経済・軍事に措ける顔役の一人で在る事から、シェスカも貴族商家である身分と軍部での地位でも在るオローシャ帝国・海軍中佐としての二つの身分を持った、有力者として来日をして居るので、招待客と成るのは必然でもあったのだった。



 そのフローレイティア輸送商船商会は、シェスカの実家が先祖代々経営して居る武装輸送船商会。


 12艦隊の武装輸送商船艦隊を保有するこの世界でも屈指の民間武装船商会で、現当主であるシェスカを筆頭にして、優秀な船乗りを有している。


 オローシャ帝国の東方の州で、フローレイティア家が管理統治をしているフローレイティア州を中心に商船活動をしている軍人貴族系の流れを組む商会である。



 その流れを辿って行くと、古の昔フローレイティア家は、宇宙船艦隊で大宇宙を飛び回る大商会だったと言う話が伝わって居た。


 今現在使っている魔導空挺艦の全ては、その艦隊の生き残りと言われている。



 そして、フローレイティア家の先祖は、宇宙武装郵送船団を率いていた家系にして代々高名な軍人を輩出した家柄である。


それはシェスカから遡って5代前の時代に途絶えた、本家筋のチャイルド家の遺産である1000年前の技術や資料をオローシャ帝国の東方の州であるフローレイティア州の自分の屋敷や地下要塞等の管理をして居る。 


 フローレイティア侯爵家が先祖代々管理をして居る所領地であるフローレイティア州は、元々フローレイティア家の祖先が、とある惑星に開拓して入植した土地で、1000年前の次元転移でアースティアに来てしまう。


幸いな事に同勢力であるアース世界連合国の軍や勢力圏の入植者達も転移してきた関係もあり、自分達の土地を守りきるのには十分であった。


 そんな武装輸送船商会たるフローレイティア輸送商船商会の代表を務めて居るのがシェスカなのである。


「竜史。」


「シェスカさん。お勤め、ご苦労様です。」


「お前もな・・・・・」


「・・・・・・・・・」


「「・・・・・・・」」


「君たち、何で見詰めたまま、押し黙って居るんだ?」


 安元総理は、何やらシェスカと竜史の二人が、一言、二言を交わしただけで、見つめ合ったまま押し黙ってしまった事に不思議に思い、後が閊えて居る事も在ったので、何事かと声を掛けしまったのである。


 そんな二人は、「「はっ!?」」と我に返ると、突然の安元総理に声を掛けられた事で、ハッとする二人は、ビックリした顔付きで我に返った。


「安元さん、状況は分かりますけど、今のは野暮ですよ。」


「野暮・・・ああっ!?なるほどね。」


「そうか、そうか・・・・うんうん。若いねぇ・・・俺も今の・・・・」



「あのー、何が・・・なるほど、何ですか?」と首を横に振る竜史。


「はい。丸で意味が・・・・・・」と、自分の事が分かって居ないシェスカは、首を傾げて居た。


「諏訪部、この二人・・・・・」


「ええ、自分の事に関して、ド天然ですね。」


「ああ、この俺でもお前に指摘されて分かるのに、無意識とは・・・・・」


「まぁ、良い。悪いけど、今はそれくらいにして、後で時間を作って上げよう。なぁ、諏訪部?」


「ええ、うんうん。趣味が最優先ど豪語して居た、あの竜史くんがねぇ・・・・・」と安元総理と諏訪部の二人は、何やら悟ったらしく、微笑ましく若い二人の事を陰ながら応援をする事にした。


(諏訪部・・・これ良いかも知れないぞ?)


(確かに、彼も身を固めれば、少しは・・・・)


(それじゃ、機を見て二人のご両親達らに・・・・)


(はい。ふっ!!これは面白くなりそうだ。)


((くくくくくっ!!))


 安元総理と諏訪部の二人は、何やら企みを始めらしい。


 この手の話で盛り上がるお節介焼きは多い。


 だって面白いからである。


 この事が、竜史とシェスカの二人を面倒くさい事に成って行く切っ掛けにも成ってしまうのは、もう少し先のお話と成るのであった。

 







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