248話 こんにちは!こんにちはっ!異世界中の国々から~♪おいでませっ!ウエルカムっ!ようこそっ!ジャパンアイランドっ!! 14
アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月4日・午後18時00分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・地球海洋諸国連合同盟勢力圏・日本列島・日本国・本州島・中部地方・東海地方・愛知県・名古屋市・中区・三蔵通本町・6丁目地区・名古屋国際ホテル内にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
愛知県と愛知県に主要本拠地を置く著名な企業社長らからの招待を受けた、リユッセル北欧同盟・日本国外交訪問使節団は翌日の事である。
リユッセル北欧同盟・日本国外交訪問使節団と愛知県リユッセル北欧同盟・外交訪問使節団歓迎団との東京サミット歓迎交流会が名古屋市・中区・三蔵通本町・6丁目地区・名古屋国際ホテルにて、盛大に開かれて居た。
愛知県側にからは、愛知県会議員団と名古屋市会議員団に加え、愛知県商工会連合会団が主催者と成って居る歓迎セレモニーを開かれる。
「それでは、日本国とリユッセル北欧同盟諸国、サミット参加諸国との更なる発展と交流。そして、アースティア世界に措ける早急の戦争終結と恒久的な平和な世界への構築を願って・・・・・・・」
「乾ーー杯いいぃぃぃーーーっ!!」と音頭を取るのは、愛知県知事の小村秀章知事である。
「「「「「乾ーー杯いいぃぃぃーーーっ!!」」」」」と小村秀章知事の後に続いて、両国の各組織の代表達もそれに続いて乾杯の声を上げた。
乾杯を終えると、両国の各組織の代表達らは、暫くは自由に交流を深めるべく、立食バイキング形式で、各々立ち話をしながら酒や料理を楽しんで行く。
「しかしながら、残念ですなぁ~、噂のリリィ陛下が居られないとは・・・・」と言うのは名古屋市長の村河たかし市長であった。
「その事は大変申し訳ございませんですわ。」
「あのお方は、我が国・・・・と言うよりは、我が国の至宝たる聖剣エクスカリバーに強引に選ばれた為に、その自由を束縛されて居るだけの元首に過ぎません。」
「ですので、政務・外交と言った席には、出席しても実の在る話は出来ないでしょう。」
「いえいえ、決して責めて居る訳では無いのですぞっ!」
「ただ単に、噂に聞く聖騎士王と言うのは、どの様な人物なのかを目の前で見たくも有りましたので、残念だと思ったまです。」と村河市長は締め括る。
「まぁまぁ、村河さん。丸でファンタジー漫画やアニメの様な設定の人物でしか無い人物が、政治が出来ないと言うのですから、これは仕方が在りません。」
「聞けば、今は高見交援大臣のご実家で、紅葉皇女殿下と行動を供にされて居ると聞きます。」
「これは決して、日本との交流をして居ない訳では無いとも言えます。」と小村知事は言う。
「それよりも、リユッセル北欧同盟諸国は、日本からは本当に遠い所と聞きます。」
「日本国経団連としては、対ローラーナ帝国との戦争に措けるリユッセル北欧同盟諸国での経済活動を行うには、現地に工場やそれらを支えるインフラ整備に加えて、大量輸送が可能な鉄道建設や船舶を必要とする事に成るでしょう。」
「問題なのは、資材搬入の為に、如何にして、リユッセル北欧同盟諸国の支配地域へと輸送するかです。」と豊川自動車工業株式会社の会長である豊川章夫会長は言う。
「確かに、それは難題だと思って居ますわ。」
「其処で暫くの間は、オローシャ帝国の東方の貴族輸送船商会であるフローレイティア輸送商船商会とその他の我が国と繋がりある各種魔導船を使った。大規模な輸送計画とシベリナ鉄道建設を東京サミット内で、他のユーラシナ大陸諸国と共に提案する計画をして参りたいと考えて居ります。」
「ほほう・・・・それは興味深い。丸でシベリア鉄道やアメリカ横断歩道の建設計画の様ですな?」と言うのは、三葉重工業株式会社の社長の井澤清次社長であった。
例えに挙げた二つの鉄道建設計画は、地球世界でも稀に見る長距離鉄道建設計画である。
アルビオン王国の外務大臣であるレリカが提案を計画して居る鉄道建設計画は、それを上回る規模の計画であり、レリカの考えて居る計画では、アルビオン王国の首都である聖騎士王都ロンデニュウム市からドルバーズ海峡に地下トンネルを掘り進め、ガリア帝国・カトバレー地方の主要港湾都市であるカトバレー市とを繋ぐ地下トンネル建設計画。
アルビオン島とユールッハ地方のガリア帝国・カトバレー地方との間には、ドルバーズ海峡と呼ばれる海域が在って、其処を商船や軍船が往来して居るのだが、それらに鉄道を加えると言う壮大な計画を企んで居た。
そして、その鉄道網は、東へと突き進んで、北部ユーラシナ大陸を横断させ、最後はコヨミ皇国の万代国藩・万代市・万代港や南西国藩・加古島市・加古島港、そして賀谷野国藩・賀谷野市・賀谷野港付近一帯を終着駅とする事で、鉄道と貿易船を併せた一大貿易経済圏を築き上げようと考えて居るのである。
最終的にはドラグナー皇国の首都である新王都・ニューサリヴァン市や ニューサリヴァン港、ミンフィル王国の王都・マルス市やルべリオン市とルペリオン湾。
そして、ミンフィル王国東南諸国同盟の各首都や主要都市と線路は続くよどこまでもと言った感じの大陸間横断鉄道網へと発展して行く。
「聞けば、三葉重工業株式会社は、造船技術業務と鉄道建設業務に加えて、航空輸送機の製造技術も、非常に高いと聞き及びます。」
「是非とも三葉重工業には、この計画の入札に、参加をして頂いた居たけたら、我が国を含めたリユッセル北欧同盟諸国としても、幸いな計画と成る事は、間違いないですわ。」
「分かりました。もしもその計画が始まると聞けば、入札に馳せ参じる事をお約束しましょう。」
「有り難う御座いますわ。」
「それと、トヨカワ自動車さんと三葉重工業さんには、軍用車両の方もお願いしたいのですが・・・・・・・・・・・」
「分かって居りますとも、東京サミットでの取り決めと国会での防衛装備品輸出計画に、GOサインが出れば、此方としても有り難い話です。ですね、豊川さん?」
「はい。我が社としても、法律明記整備の環境と準備さえ整えば、日本国内工場と東南アジア地域工場。」
「それに下請けをしてくれて居る台湾の関連会社ともに、オフロード軍用車を日当たり100万台を作れる自信が有ります。」
「自動車生産の世界一生産を誇って居た地球時代から見れば、かなり劣った形には成りますが、我がトヨカワが本気に成れば生産ラインをフル稼働にする事も造作も無い事ですよ。」
「ですので、お互いに良く話し合いつつ、この計画を進めて参りましょう。」
「日当たり100万台っ!?何んと言えば良いのか、そのお話を聞いて、トヨカワの底知れぬマンパワーが在るのが、伺わせられますわね。」とレリカは締め括った。
この日、開かれたリユッセル北欧同盟・日本国外交訪問使節団と愛知県リユッセル北欧同盟・外交訪問使節団歓迎団との東京サミット歓迎交流会は、3時間半ほど続き、大盛況の内に幕を閉じたのであった。
アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月4日・午後19時00分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・地球海洋諸国連合同盟勢力圏・日本列島・日本国・本州島・関東地方・北関東地域・群馬県・群馬県東部・東毛地域・霧野市・堤野町・渡瀬川沿い・高見山(旧丸山)・高見家・高見家屋敷にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
各地で東京サミットへと参加するべく、やって来た使節団一行が来日して来る中で、紅葉達は竜史の実家でんびりと過ごして居た。
「竜史~っ!」
「何に、母さん?」
「悪いけど、もう直ぐ夕飯の時間だから、ハンナちゃん。クリスちゃん達、それに清香ちゃん達を呼んで来てくれる?」
「分かった。けれども他の子達なら、それぞれの居場所が簡単に分かるんだけれど、あのハンナの行動は読めないからなぁ~」とぼやく竜史は、取り敢えずは、居場所が分かって居る娘達の所を回りながら。ハンナが居そうな所へと向かう事にした。
「お母さま。唐揚げの上げ具合はどうですか?」と台所に立って居るのは紅葉であった。
「ええ、これで良いわ。人数分を上げたら温度を180に上げて、更にカラッと二度上げよ。」
「はいっ!!」と気合いが入る紅葉。
その紅葉もう、高見家へと嫁入りする気で居るらしく、気合が十分に入って居るが、竜史とシェスカの一件が引っ掛かって居るので、唐揚げだけに・・・気合の空上げ回りして居るとも言える。
竜史を落とすには、母親であるすみれに気に入られる事と胃袋を掴む事に在ると踏んで居る紅葉は、用意周到に竜史の周りに在る堀を淡々と埋めて行く策略を巡らして居た。
日本に渡って来て以来、彼女は時折りすみれの所に通いながら、母親の手料理の味を習って、将来に備えて居ると言う訳である。
だがしかし、その近くではシェスカも居候をして居る手前、サラダや煮物料理、スープ類の野菜切りを手伝って居る。
何せ、今の高見家には、12人もの人数が住まう家族構成と成って居るので、誰かしらが台所を手伝わないと、すみれだけでは手が回らなかった。
シェスカは荒くれの船乗りをして居るので、自然と自炊生活をする事に成れて居る。
フレンチやロシア風のお国料理くらいは作れるので、高見家の食卓でのレパートリーを増やす逸材とも成って居た。
「すみれさーん。お皿と調味料は並べて置いたわ。」とリナも、夕食の支度を手伝って居た。
それも魔法が使える便利な道具代わりとして・・・・・・・・・・・
「ありがとう、リナちゃん。」
「後は・・・・・・」
「だったらシェスカの作った、かぼちゃスープを見て置くよ。」とIHヒーターが並んで居る場所へと向かう。
お鍋当番くらいならリナにも出来るし、野宿生活もそれなりなので、手料理も得意だったりする。
それにIHヒーターを始めとする調理器具の操作にも、リナは慣れ始めて居た。
(くっ!!シェスカならまだしもっ!!リナも料理が出来た居たとはっ!!)と危機感を露わにする紅葉は、数年間ほど会わなかった親友達の成長ぶりに驚く。
一方の竜史はと言うと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
間も無く夕飯と成るので、ハンナを始めとする下宿人たちを呼び出す為に、敷地内を探すべく、順番に高見家敷地内を移動し始めて居た時の事である。
竜史の自室の新居として建てられた新築のミニ一軒家の隣に在るコレクション部屋に明かりが見えて居たので、その中に様子を見ようと、コレクション部屋に入って行く。
「フフフフフっ!!ハハハハハハハハハハっっ!!ルルーシュリア・ブルガリアが命じるっ!!」
「貴様ら全員は、この場にて死ねっ!!」
「「「「「イエスっ!!ユアっ!!ハイネスっ!!」」」」」と言って、武装警察の警官達は、一斉に片手に持った拳銃の銃口を額に当てると、バアアァァーーン!!!と言う発砲音と共に自決して行くのであった。
それを「ふあああああぁぁぁぁぁーーーっ!!」と目を輝かせて居るハンナは、竜史のアニメDVDコレクションであるコードギア・反逆のルルーシュリアの第一話を見て、感激をして居たりする。
コードギア・反逆のルルーシュリアとは?
アニメーション株式会社ニッポン・サンライフ会社が、2008年頃から2009年に、第一シリーズと第二シリーズがテレビ放映された大ヒットSFロボットアニメで、主人公たるルルーシュリア・ブルガリアが世界征服を企む母国から世界を守ろうとU2なる謎の少女からコードギアと言う超能力を得た事から始まる革命戦記。
ラストはライバル機に乗って居た親友に殺される事で世界を平和へと導くと言うラストは、アニメ史に残る名シーンと言われて居る。
その後もテレビシリーズを再編集した劇場版3部作とОVAシリーズやネットゲーム展開等が話題を呼んで、2030年代でも根強い人気を誇って居り、2020年代には、実はルルーシュリアは生かされて居たと言うストーリー展開をする形で、平和に成った世界に争乱が巻き起こるのを如何にして完璧に勝利して収めて見せるのか言う完結編で、シリーズのラストを迎えて居る。
完結編から数年後には、コードギア・復活のルルーシュリアが制作され、平和に成った世界に騒乱を起こして、新たな世界を構築を目論む傭兵国家を相手取って戦う事に成った、主人公たるルルーシュリアが、彼の死を惜しんだU2の勝手な手段により復活すると言う物語の制作が発表され、話題を呼んで居た。
まぁ、この作品はアセリア族の中二病心を擽るのに持って来いのストーリー内容だろう。
その前は新機動戦記Wガルダムと言うアニメを見て、主人公であるユイ・ヒーローの「お前を殺す」と言うセリフに感激して居たり、同作品に登場するガルダムデスサイズのデザインに感銘して居たりと、アセリア族の悪い悪癖が日本へと来てから顕著に成って居る為、竜史のコレクション部屋へと潜り込んでは、好き勝手にアニメを見て居る始末。
新機動戦記Wガルダムとは?
アニメーション株式会社ニッポン・サンライフ会社が、1996年4月から放映を開始された平成ガルダムシリーズの第二作で、戦争・平和・革命と終わりの無いワルツの様な日々が続く世界を終わらせるべく。
宇宙コロニーの革命家技術者達は、地球へと最強のモビルギアであるガルダム5機を送り込む事から物語が始まる。
主人公であるユイ・ヒーローの「お前を殺す」と言うセリフは衝撃的な名台詞として知られて居る。
1999にはОVAシリーズを展開し、主人公たちのその後が描かれて居る。
ハンナが、初めて高見家にやって来た時にハマったアニメの一つで、竜史のコレクションの一つと成って居る。
そんなアニメコレクションでいっぱいのコレクション部屋に入り浸って居るハンナの背後から竜史の声が聞こえて来た。
「おーいっ!ハンナっ!そろそろ夕飯の時間だぞおおおおおぉぉぉぉぉーーーーっ!!」と声を掛ける竜史。
「・・・・・・・・・」とアニメを見て、それにのめり込む、ハンナ。
「早く来ないと、ご飯がみんなに食い尽くされるぞ!!」と、竜史がハンナの耳元で囁く。
「はっ!?」と我に返って、そそくさとと高見家の食堂へと、向かうハンナであった。
これは今の高見家の食卓は戦争へと突入して居り、迂闊に遅れ来ると取り分が少なく成るので、慌てる者も少なくないからであった。




