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異世界の国々が驚いた異界国家日本は本当にすごーいデス~ネ。  作者: 伊達教宗
第21章 動き出すアースティア世界っ!!開幕する東京サミットっ!! 4
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247話 こんにちは!こんにちはっ!異世界中の国々から~♪おいでませっ!ウエルカムっ!ようこそっ!ジャパンアイランドっ!! 13

アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月3日・午後16時15分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・地球海洋諸国連合同盟勢力圏・日本列島・日本国・本州島・中部地方・東海地方・愛知県・名古屋市・名古屋港にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 東京サミットの開催に合わせて、続々と日本国へとやって来るアースティア世界の国々。


 名古屋市を中心とした東海地方にも、その使節団一行を乗せて、やって来た船団達が、中部・東海地方全体に在る各港へと姿を現して居る。


 その船団とは、ユーラシナ大陸の最西端地域であるリユッセル北欧同盟諸国の日本国外交訪問使節団から成る230隻の船団である。


 その船団達等は、名古屋港を中心とした中部・東海地方に入港して居るが、かなりの船舶数を誇る船団なので、入りきれない場合は、四国・関西地方にも分散させて、入国して来て貰って居る。


 まぁ、それでもダメだったら、ユーラシナ大陸東部地域の港を使い、其処から東京へと向かう事に成って居るが、護衛艦隊の軍人達は、大陸の方で待機して貰って居るお陰で、来訪して来て居た230隻の内で、40隻が来航すると言う調整をする事で、如何にか事無きを得ていた。


 日本国へと入ったのは、使節団として来訪して来て居る12万人の内、4000名前後の国家元首や国政首脳陣と官僚や武官、それに商業交易関係者達である。


 12万人と言う大所帯が必要な理由は、敵対勢力であるローラーナ帝国からの攻撃を恐れての事なので、これはもう致し方が無いと言わざるを得ないのであった。



 東京サミットの開催で、停泊地域であるユーラシナ大陸東側地域と開催地域である関東地方を中心とした、日本国の各地方地域では、この国際会議の大騒ぎのお陰で、特需景気に沸いて居た。



 何せ滞在期間中は、様々な経費が掛かる事で、その地域や国内中にお金がばら撒かれる事に成るからだ。



 遠くユールッハ地方の最果ての島国であるアルビオン王国・聖騎士王都ロンデニュウム市を出発して1月余り。


 アルビオン王国の外務卿大臣を務めるカデレイカ・ルィビィルドン・ガウェイン・マイホークこと、通称はレリカ。


 彼女は、夕暮れの名古屋市をアルビオン王国軍艦隊・総旗艦・ペン・ビッグドラゴンの艦橋から眺めながら、ユーラシナ大陸の最東端に位置する異世界国家の街並みを眺め見ると、感慨深い気持ちに浸って居た。



「遂に来ましたのね。噂の異世界国家、二ホン国にっ!!」




「ぐぅぐう・・・・・・」



 又もやアルビオン王国宰相卿大臣たるエーリンは、相変わらず、こっくりこっくりと艦橋席の一つで、腰掛けながら寝扱けて居る。


 彼女はアルビオン王国随一の魔導師にして、宰相でもあるエルリン・ベルマレスト・マーリン・ウェールルーズこと、通称エーリン。



 その二つ名を夢遊幻影のエーリンと称される人物であったが、その実・・・半分は寝て居る体たらくで、眠りながら魔法戦闘したり、政務をして居ると言われて居る魔導師。


 そのもう一つの二つ名として在るのが、眠りのエーリンと言う不名誉な通り名を持って居たが、これはもう見たままの事なので、弁解のしようも無い事実であった。


「まぁ、今回は致し方の無い事ですわ。リユッセル北欧同盟が成立してから、初と成る大規模な外交使節団による大遠征。」


「世界を半周する大航海を行った史実は、アースティア史上では、数えるほどですもの。」と独り言を呟いて居ると、不意に外交官の一人が入って来た。


「レリカ外務大臣閣下っ!!」


「あら、急に現れて、一体、何ですの?」


「はっ!!二ホン国・愛知県知事の小村秀章知事。」


「名古屋市・市長の村河たかし市長。」


「豊川市の竹内幸夫市長。」


「豊川自動車工業株式会社の会長である豊川章夫会長。」


「三葉重工業株式会社の社長である井澤清次社長らが、我がリユッセル北欧同盟・二ホン国外交訪問使節団代表に対して、歓迎会を兼ねた出迎えパーティーと代表とのトップ対談形式の面会を求めて居らます。」


「早いですわね。今上げ゛られた方々は、私達が寄港した二ホン国・中部・東海地方に措ける著名な方々ばかりですわ。」


「特に愛知県知事の小村秀章知事と豊川自動車工業株式会社の会長である豊川章夫会長。それに三葉重工業株式会社の社長の井澤清次社長等らが面会を求めて来た事は、非常に大きいですわね。」


「これらは中京工業地帯と呼ばれる二ホン国の中部地域を担う重鎮と言うべき方々が、我らリユッセル北欧同盟に対して、何某かの繋がりを求めて来て居ると見るべきですわね。」


「特に豊川章夫会長と井澤清次社長のお二人は、二ホン国経団連の会長と副会長を務めて居られる方々と聞き及びますの。」


「それに此方も、東京サミットの日程調整が、分かり辛いからとギリギリまで、愛知県の出迎えの話は保留か、お断りをとして居た筈・・・・・・・・・・」


「さて、その様な事情から、どの様な話が飛び出て来る事なのでしょうね。」


「それでレリカ閣下・・・・・」


「先方には、お会いするとお返事をお願い致しますわ。」


「但し、アルビオン王国国家元首であり、リユッセル北欧同盟代表であるリリアルカーデ・アルタイル・アーサー・ペンドランゴン陛下は、国政と同盟連合外交に関わる実務を取り仕切って居ないと言う経緯が在るが故に・・・・・」


「お会いしたいと申し出て下さっている方々との面会は、アルビオン王国・国家元首代理としてエルリン・ベルマレスト・マーリン・ウェールルーズ宰相大臣と外務大臣である私達が、お会いするとお伝え下さいませ。」


「はっ!!その様に回答致して置きますっ!!」と言った外交官は、艦橋から立ち去って行く。


 今を持って、アルビオン王国の聖騎士王たるリリアルカーデ・アルタイル・アーサー・ペンドランゴンと言う仰々しく。


 そして、何所かのファンタジー世界系小説の主人公みたいな名を持っちゃったリリィは、紅葉達と行動を共にして居り、今は群馬県・霧野市内の高見家に居候をして居る。


 それはツンデレな性格の懐いた子猫様な感じの様に、紅葉達等にベッタリなくらいに甘えて居た。


 そんな訳なので、政務の殆んどをレリカ達の様な円卓騎士と言う閣僚幹部らに、丸投げ・・・・と言うより、戦う事と紅葉達の様なお友達の事以外に、興味など更々無いリリィが、国務に関わる政務が取れないと言うのが、今のアルビオン王国としての実状であった。 


そんな訳なのでリリィは、他の円卓騎士達とは、別行動と成って居る。


 東京サミットでは、専ら物言わぬ人形様な形で、国際会議には出席をするが、口を挟むのは、レリカや宰相たるエーリンが代表代理として発言をする事だろう。



「さてと、これから忙しくなりますわ・・・・・・・・」とレリカは、再び名古屋港へと目をやった。



 アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月3日・午後16時15分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・地球海洋諸国連合同盟勢力圏・日本列島・日本国・本州島・中部地方・東海地方・愛知県・名古屋市・愛知県庁・第一会議室にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 一方の名古屋市内に有る愛知県庁内に在る第一会議室では、愛知県知事の小村秀章知事。


 名古屋市・市長の村河たかし市長。豊川市の竹内幸夫市長。


 豊川自動車工業株式会社の会長である豊川章夫会長。


 そして、三葉重工業株式会社の社長の井澤清次社長と言った中部・東海地方では著名な人物として知られて居る人物達が集まって、同地を寄港地として、来訪して来て居るリユッセル北欧同盟・日本国外交訪問使節団との対応を話し合って居た。


 その顔触れは2020年の現実世界、日本国内の同地域や企業で活躍して居る政財界等の著名人と似て居るかも知れない。


「失礼します。」と入って来たのは、愛知県知事の小村秀章知事の秘書であった。


「先ほど、リユッセル北欧同盟・日本国外交訪問使節団の纏め役である。」


「アルビオン王国の外務大臣を務めるカデレイカ・ルィビィルドン・ガウェイン・マイホーク外務大臣閣下から、時間と日程調整が付き次第、何時でも構いませんとのお返事を頂きました。」


「おおっ!!それは良かったっ!!折角、我が愛知県に起こし頂いたのに、何の持て成しも挨拶もせずに素通りしてしまうのも、礼儀に掛けると思って居ました。」


「それに東京サミット日程調整が、如何なるかも分からないから、名古屋駅での見送り挨拶で構わないと、リユッセル北欧同盟諸国の外交官団の方々から言われて居りましたが、これで何とか出迎え逗留地域として、お客様方をお出迎えが出来そうだっ!!」と安堵する小村知事。



 リユッセル北欧同盟・日本国外交訪問使節団が名古屋港へと寄港する事に決められたのは、日程調整が決まった7月に入ってからの事であるので、歓迎会トップ対談の話は保留かお断りしますと、レリカ達から言われて居た。



 だが、此処に来て関東地方や福岡市、それに新潟市等で東京サミットに参加する為に訪れた使節団に対して、大規模な歓迎会やお出迎えをすると言う告知がされて居る事に、愛知県庁や名古屋市役所の関係者らは、しまったと思って、慌ててしまって居た。


幾ら先方様がお断りすると言われて居ても、何もしないのは体裁が良くない。


其処で再度、問い合わせて見る事にしたのである。


「それにしても、豊川さん。井澤さん。巻き込む様な形になって申し訳ない。」


「いえいえ、モトダの元田社長も東京サミットに合わせて、面会を求めて来て居たと聞く、ダバード・ロード王国の女王陛下と面会するそうです。」


「此方も負けては居られませんよ。」


「それに転移災害と言う状況下と対外戦争と言うダブルパンチが来て居る以上、我ら日本国経団連も否が応でも、この戦争に巻き込まれます。」


「特に企業として体力の在る我が社と三葉グループさんとは、ガッチリと連携して、行きませんとね。」


「豊川さんの言われる通りです。」


「既に日本国の各分野での各社に措いて、防衛装備品の量産体制準備体制は、6割ほど整って居ります。」


「後は堂々と防衛装備品の生産と日用品関連生産貿易を行う為にも、東京サミットの成功を祈るばかりです。」


「それには官民一体と成って、東京サミットを成功に導こうではありませんかっ!!」と井澤社長は締め括る。


「はっはっはっはっ!!盛り上るのは結構ですが、先ずは日程調整が先ですぞっ!!」と名古屋市長の村河たかしが、にこやかに笑いがら言う。


「警備体制も、入念に準備して在りますからな。如何でしょうか?日本最大である中京工業地帯を見てもらうと言うのは?」


「とか言いつつ竹内さん。豊川工業団地を見て貰おうと言う魂胆ではないですかな?」 


「流石にあざといですかね~?」と言う竹内市長。


「そう言う河村さんも、名古屋の有名な所を回って市街自慢をして良い所をアピールしようと言うのではないですか?」


「まぁまぁ、お二人とも、その辺にして、転移災害で苦境なのは、何所も同じです。」


「精一杯にお出迎えとおもてなしをして、異世界の方々に喜んで貰おうではないですか?」と言う、愛知県知事の小村秀章知事の言葉で、この話は締め括られた。


 リユッセル北欧同盟・日本国外交訪問使節団の出迎え歓迎会は明日に決まり、その後三日掛けて愛知県内を巡る事で日程調整が付いたのであった。



 この事からリユッセル北欧同盟諸国の各国の首都と愛知県内の各市町村では姉妹都市提携と交流が盛んに成るのであった。



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