242話 こんにちは!こんにちはっ!異世界中の国々から~♪おいでませっ!ウエルカムっ!ようこそっ!ジャパンアイランドっ!! 8
アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月3日・午前10時20分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・地球海洋諸国連合同盟勢力圏・日本列島・日本国・本州島・関東地方・東関東地方・茨城県・大洗町・大洗港にてにて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どの道、東京サミットでのこの大騒ぎで道路が使えないし、休業して貰って居る会社・商店等には、休業協力補償補助金と言うのが、茨城県や日本国政府から出て居た。
「ねぇねぇ、見た?」
「うんうん、見ちゃった。」
とある場所で、出迎え作業ボランティアに参加した、地元出身の女子高生の友人同士の二人は、生の人魚が見られると、話題話のタネに成るからと言って、面白半分にボランティアへと応募して居た。
だがしかし、出会った人魚達は、何れも容姿端麗にスタイル抜群なのだが、男好きの肉食系女子な上に、猥談や下ネタジョーク好きと来たら、幼い頃に童話世界を読んで、聞いて育った女の子達らも夢から覚めると言う物。
詰まりは、本物のマーメイドと言うのは、下ネタ好きのガッカリ美人さん達だと言う事を知ってしまったのであった。
「はぁ~、子供の頃に読み聞きした、童話世界の人魚姫の夢物語が、すっかり壊れたちゃったわね~?」
「うん。私もそう思うよ。」
「此処で会う人達は、みんな男好きのガツガツとした肉食系女の子な上に、生々しいジョーク事ばかりを言うんだもの。」
「これって丸で歳を喰ったおばちゃんか、オヤジギャグを言うお父さん達みたいだよね~」
「見た目は、至って普通と言うか、物凄い美人さん達なのに・・・・・・・・・」
「躊躇無く裸に成る事に、彼女達は、何の躊躇いも無いんだもの。」
「オマケにスタイル抜群で、数百年は、そのままなのは・・・・・・・」
「それって、反則よね~っ!!」
「それで下ネタジョークが無ければ、完璧なんだけどなぁ~」と嘆く地元の女子高生達であった。
また別の所では、上陸を果たした人魚達が、地元のおばちゃん達や若い女性達等の歓迎お世話を受けて居た。
「うわ~、この風ってっば、暖かくて気持ちイイっ!!」
「アソコの毛もこれで乾かせばっ!!」
「そうね。これで一気に・・・・・」
「「きゃあああぁぁぁーーーっ!!」」と言った、下ネタジョークを言い合う人魚達は、地元のおばちゃん達には、バカ受けであった。
「本物の人魚の娘達って、空想上の話で聞いたのより、大らかで何だか面白い子達みたいだね。」
「ホントだよ。実物の人魚って言うのは、こんなにも大らかで、明るい雰囲気の子達なんだね。」
「丸で嫁に出て行った娘達が年を経て、数年越しに帰省して来たみたいだわ。」と出迎えお世話係に参加したおばちゃん達は、初めて出会った人魚達に関する事をそれぞれ感想を述べて居た。
人魚族側も、此処まで大規模にお世話された事も無いので、とても嬉しくて、大はしゃぎをして居た。
また、アパレル業界の会社からも大量の衣服とインナー類を合わせて5着までをプレゼントして居た。
使節団に参加する者達の間には、旅行用の魔法袋と言うマジックアイテムが在るので、移動の際の手荷物は、その中へと仕舞われるので、服はいっぱい有っても構わなかった。
身体が温まり、水滴がふき取り終わった人魚達は、更衣室前に設置されたテント内にて、アパレル業界の会社から提供された衣服や下着、靴やアクセサリーにハンドバッグ等と言った品物を物色して居た。
近くの全国チェーンを展開して居るアウトレットショッピングモールたるアウトレットモール大洗支店内には、ここぞとばかりに、大量の品物が運びこまれて居た。
それは無償提供以外にも、品物を売っても良いと政府からは許可を受けて居るからである。
最低限の日用品は無償提供が出来ても、女性と言うものは、何かと色々と日用品が必要な物である。
其処では、初日に寄港地や飛行機場に措いて、臨時の有償販売店を開いて、要望が有った国家・地域には、足りなかった物を販売する事が、取り決められて居た。
「此処からが、我らアパレル業界の正念場だ。」
「その通りっ!!この転移災害の情勢下での不景気に措いて、共倒れに成るくらいならば、此処で一致団結して、商品を売り捲るぞっ!!」
「「「「「掛かれえええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!!!」」」」」って、丸で戦国時代の武将の如く掛け声で、大バーゲンセールを開催して居たりする。
「うーん。」
「どれも迷うわ。」
「本当よ。」
「日本って所は、女性用の品物だけでも種類が多過ぎるわ。」
「あっ!?このブラ可愛い。」
「ねぇねぇ、この化粧水はしっくりくるわね。」
「このヘアーバンド、ズレなくて便利よ。」
「すみませーんっ!!これ以上の大きさの在るブラジャーのサイズは在りませんかっ!?」と試着するスラリとした長身に加えて、我が儘過ぎる我が儘ボデイを有するバストサイズを誇った、マーメイドは大声で、某アパレルメーカー会社の社員を呼び出す。
「はーいっ!!(げっ!?今日用意した、常備展示用のブラジャーサイズの最高サイズであるJカップ越えて居るですって?なんて我が儘ボデイなのよっ!!羨ましいっ!!)」と対応した、某アパレルメーカー会社の社員は、スラリとした長身に加えて、我が儘過ぎる我が儘ボデイを有するバストサイズを誇った、マーメイドを見て悔しがる。
「えーっと、誠に申し訳ございません。お客様のサイズと成ると特設テントへのご移動と成ります。」
「此方へと、どうぞ・・・・・・・・」と案内された。
特殊サイズ方は、特設テントへ移動し、それでも無理だと判明した場合は、サイズを測って直接的に物を造る事に成って居た。
詰まりは、その場での特注品と成るのだ。
その対応は評判が良く、この出迎えに参加した日本国内のアパレルメーカー会社の各社は、マーメリア海洋王国を中心とした人魚族や水棲亜人族達らに、大層気に入られ、各地に支店や通信販売で売り上げを伸ばす、切っ掛けと成ったのであった。
その後も出迎えは交代制で二日掛けて行われ、大洗町は大いに賑わって居たと言うが、報道機関の取材が規制されたと反戦団体や反政府団体から苦情が出てしまって居る。
しかしながら、素っ裸の格好を世間に報じるのかと聞かると、反戦問答の定番的な言葉を並べる同じ様な文句の繰り返しをする事で、その場のお茶を濁したと言う。
大洗町は、この東京サミットを切っ掛けに、サクラ諸島県・サクラ島本島やマーメリア海洋王国を含めた、人魚族との交流が深い関係を取り持つ事にも関わる事にも成る。
そのお陰で大洗町では、人魚族のサーファーや競泳選手、そしてアウトレットモール大洗支店の水着モデルと言った関係者が多く来訪や転居をする町にも成って居り、大洗町は人魚美女が出会える町としても有名と成って行く。
アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月3日・午前10時05分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・東太平洋地域・地球海洋諸国連合同盟勢力圏・日本列島・日本国・本州島・関東地方・東関東地方・茨城県・小美玉市・茨城空港にてにて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大洗町・大洗港で、アースティア世界・アセニア地方のアセニア亜人連合同盟なる亜人族から成る中立連合国から派遣されたアセニア亜人連合同盟・日本国平和外交使節団の来訪で賑わう中。
同じくアセニア亜人連合同盟からやって来た使節団が、空から日本国・茨城県・小美玉市・茨城空港へと来着して来て居た。
「間も無く此処、茨城空港にも大洗港と同じく。アセニア亜人連合同盟からやって来た使節団が到着するとの事です。」と伝えるのは、茨城県の地方民放テレビ局たる常陸テレビから派遣されて居る若き女性リポーターである小田治美あった。
治美は、今年で27歳。
小柄な背丈とボブロングヘアースタイル明るく、フレッシュな性格を売りにして居る常陸テレビのアナウンサーの一人だった。
この日、茨城県内で放送ネットワークを有する常陸テレビは、茨城県にやって来る使節団の様子を生放送で伝えて居る。
それも一番の特等席での中継レポートであった。
「小田さーん。航空自衛隊の基地近くに巨大なテントが在る様ですが、アレは一体何んなのでしょうか?」と常陸テレビの東京サミット開催報道の生放送スタジオから司会者が聞いて来る。
常陸テレビの生放送スタジオの司会者が気に成ったのは、茨城空港に隣接する航空自衛隊・百里基地の近くに臨時で打ち立てられた全長が60メートル近くにも成る巨大なテントだった。
確かに何も知らされなければ、一体、何の為に造られたのだろうと思うだろう。
良く見るとF-4EJ改ファントム戦闘機に代わって、2020年代から随時に配備され始めたF-15J改戦闘機の姿が見当たらない。
それどころかF-2や訓練機であるT-4。
百里救難隊(飛行群本部運用機:UH-60J・U-125A)から成るヘリコプター隊の姿すら見当たらなかった。
何故だろうか?その答えは間も無く明かされるだろう。
「はいっ!!アレはですね・・・・・・んん???」
「如何かしましたか?」
「済みません。アレに付いての情報が無いようなんです。今、スタッフが使節団の出迎えを取り仕切って居る交援省のスタッフに確認を取って貰って居ます。」
「確認が取れ次第、あのテントに関する情報をお伝えします。」と特集番組のメイン司会者からの質問に答えられない事に動揺する中で、遠く東の大空の果てから様々な色合いを有する巨大な生物が現れやって来た。
「「「ギャオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!」」」
「かっ!怪獣っ!!」と慌て叫び出す常陸テレビの生放送スタジオ内のタレント達の一人が言う。
「自衛隊はっ!!何をして居るんだっ!!」
「早く避難しないとっ!!」
「小田さんっ!!急いでっ!!」と司会者が言う。
何も知らない常陸テレビの生放送スタジオ内の出演者達やテレビを見て居た視聴者達は恐怖し、茨城空港の在る地域でも、先走ってしまった市民達が、大慌てで自宅を飛びすと言う顛末が見られた。
だが、そんな中で小田治美を始めとする番組スタッフ達らは、落ち着いて居た。
「大丈夫です。アレは色竜人と言う亜人族に属する一種族の方々で、アセニア亜人連合同盟・日本国平和外交使節団に参加して居る。竜人族達からなる使節団の方々なのです。」
「竜人族は、ヒト型形態と竜形態の姿への変身すると言う、特殊能力を有する亜人族なんですよ。」
「あの姿は、アースティア世界各地に移動する際に、変身した姿であるとの情報を日本国政府と交援省等から配布されて居る資料には書かれて居ます。」
「現れたのは、青色・黄色・緑色の一団の様ですね。」
淡々と手元に在った資料を基にして、お茶の間やテレビスタジオへと説明して行く小田治美。
交援省は、各省庁から出向して来て居る官僚・職員達等と共に、他の各省庁と協力体制で、アースティア世界の資料を纏め続けて居る。
交援省が設置された目的が、日本が異世界転移に伴い、異世界での諸問題を補佐、立案、解決を目的とした特別省庁。
完結に言えば、日本政府直属の何でも屋と成る事であった。
何だかんだで、その機能が大いに果たされ居ると言えた。
青色・黄色・緑色の竜人族の一団は、約8分後には茨城空港上空に到着すると、予め予定されて居た順番通りに着地して行くのであった。




