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異世界の国々が驚いた異界国家日本は本当にすごーいデス~ネ。  作者: 伊達教宗
第20章 動き出すアースティア世界っ!!開幕する東京サミットっ!! 3
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241話 こんにちは!こんにちはっ!異世界中の国々から~♪おいでませっ!ウエルカムっ!ようこそっ!ジャパンアイランドっ!! 7

アースティア暦 1000年・西暦2030年・8月3日・午前10時05分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸東側地方・西太平洋地域・地球海洋諸国連合同盟勢力圏・日本列島・日本国・本州島・関東地方・東関東地方・茨城県・大洗町・大洗港にてにて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 アースティア世界のアセニア地方には、アセニア亜人連合同盟なる勢力圏が在る。


  その地域とは、数多の亜人族から成る中立連合同盟勢力である。


 其処から派遣された外交使節団たるアセニア亜人連合同盟・日本国平和外交使節団は、新しく日本国へと編入されたサクラ諸島県・サクラ島本島を経由して、日本国の茨城県・大洗町へと到着して居た。


 大洗町は、あんこうやシラス、ヒラメ等が取れる漁港の町として、お隣のひたちなか市と並んで、全国的に有名な漁港の一つである。


 また、大人気戦車アニメとしても知られるハイスクールガールズ・アンドパンツァーっ!!通称・ハイパンの舞台としても知られ、一年間を通してアニメ関連イベントが開催されて居る事でも知られて居り、多くのオタクコンテンツファンと一般観光客で賑わう町でも在るのだ。


 そんな静かな港町は、東京サミット開催に合わせて、周囲10数キロに渡って、非常線と行動制限令が敷かれる事に成った。


 理由は先にも述べたが、アセニア亜人連合同盟・日本国平和外交使節団が、日本国内で開催される東京サミットへと、出席をする為の来訪に伴う警戒・警備態勢を取る為である。



 日本国政府が、東京サミット開催発表の報道と共に、茨城県庁は、水戸市・大洗町・ひたちなか市・鉾田市。


 茨城町・笠間市・つくばみらい市・日立市・那珂市。


 東海村・土浦市・鹿島市・小美玉市と言った市町村らと共に、茨城県・アセニア亜人連合同盟・日本国平和外交使節団おもてなし団と言うのを結成し、使節団一行を出迎える事を発表して居る。


 これ等の地域は東京サミット開催に際して、アセニア亜人連合同盟・日本国平和外交使節団の通り道であり、視察団の訪問先や出入国での出迎えと見送りが行われる事が決まって居る事から、茨城県東部地域は、大々的に歓迎会を模様するとして居る。


 茨城県の地方民放テレビ局たる常陸テレビは、茨城県知事の小井川康彦県知事の記者会見を大々的に報じて居た。


「この度、我が国は転移災害と言う天変地異に見舞われましたが、我が茨城県が世紀の転換期と言うべき、アースティア世界・東京サミット開催の使節団の滞在地と視察訪問地に選ばれた事は、我が茨城県に取っても、大変な名誉で有ります。」


「しかも、我々が常日頃から慣れ親しんだゲーム・アニメ・漫画と言った空想上のファンタジー世界の定番的な存在とも言うべき、亜人族の方々をお出迎えを出来る事は誠に誇らしい事です。」


「そんな亜人族の方々が訪れて頂いた、我が茨城県が最高に素晴らしかったと言って貰える様な滞在期間とさせて頂きますっ!!」と述べて居る。


 日本国と地球系転移国家諸国が、本格的なアースティア世界大戦と言う戦争へと突入するかも知れないと言うこの情勢下で、茨城県は勇気ある決断を下したのだと、後に歴史家達から、使節団一行の受け入れを決断した事を高く評価されて居る。


 戦後の日本に措いて、戦争するのが悪と言う風潮と論理は、平和ボケの害悪であるとの見解を示す学者達も少なからず居る。


 日本海密漁船問題・小笠原諸島密漁船揉問題・竹島問題・尖閣諸島問題・ミサイル防衛・敵基地攻撃能力・北朝鮮拉致問題・ロシア核兵器威嚇問題と言った問題が日本国内の山積して居るからである。


 その原因として上げられるのが、第二次世界大戦・太平洋戦争での敗戦したトラウマによる負け犬至上主義根性が身体に深く染み付き、占領国であるアメリカを始めとする連合国らによる平和洗脳政策による成果でも在るのだと言えるだろう。


 そうした中で、国家として本来有るべき当然の如く持って居る自衛権の行使を使わないのは可笑しいし、法整備や改正しないのも、進まない、進めないのも馬鹿げた話である。


 彼の大戦で、我が国が敗戦した事は、今さらながら致し方が無い事だ。


 今更ながらそれらの無念や自責の念に駆られて、何時までも悔やみ続けて居ても致し方ないのである。


 戦争に付いて考える。


 又は防衛政策を進めるのは、且つての戦争で亡くなった方々に申し訳が無いと、口々に言うのは、もう沢山だと言わなければ為らない。


 当事者の方々とご遺族の方々には思う所も、言いたい事もたくさん有るだろうが、次の争いに備えて、準備と話し合いをしないと、第二次世界大戦での西ヨーロッパ諸国で議会は踊る状態に在った、ベルギーやオランダ様な憂き目に遭ってしまう。


ノルウェーとデンマークも似たような形でドイツ軍に侵攻を許してしまって居る。


 これら過去の史実に有った侵略計画に対して、只の沈黙と中立だけでは不十分な事が良く分かると言えるだろう。


 今では言うならばウクライナ東部地域やクリミア半島併合問題。


 ロシアのジョージアへの干渉問題や中国共産党による台湾侵攻計画問題と言った所に当たる。


 その中でもウクライナ戦争へと至らせてしまった地球世界国際社会は、最も最悪の事態だと言えるだろう。


 それら史実や喫緊の課題を教訓にして、未来への備えをしなければ成らない。


 だが簡単に、そして軽く過去の事だと、戦争を軽く言うなと言う人々が居るのも事実だが、目を逸らしつ続けて、今のままで良い。


 法律や既存の信念を曲げるのは、犠牲と成って先人たちへの冒涜だと声高に叫ぶだけでは、事が起きた時には大きな間違いと成ってしまうだろう。


 

 では何故、間違いに成ってしまうなのか言うのかと言うとだ。


 平和とは単なる心地よい空気を謳歌するだけの時間などでは無く、次なる争乱への備えへの準備期間であるとも言うからだ。


 この世界に転移した日本国政府たる安元政権は、転移災害を発端として居るが、平和一択の憲法と言う聖典を改め、止むに已まれぬが為に、パンドラの箱を開けようとして居た。


 まぁ、竜史も玉虫色の忖度主義政治を行う為政者達に苛立ち、いい加減にしろと喝を入れる事に成るのだが、それが返って彼を英雄へと誘ってしまうのは皮肉としか言いようがない。



 今こそ目覚めよっ!!日本っ!!ってな感じのキャッチフレーズの言葉を心の中に刻みつつ安元政権は、この異世界に措いて新たなる一歩を踏み出そうとして居るのであった。



 アセニア亜人連合同盟・日本国平和外交使節団の船団が大洗港へと到着し、タラップ階段が付けられ、使節団員らが港へと降り立つ。


 それらを茨城県知事の小井川康彦県知事と大洗町の町長である竹田義明町長を筆頭としたお出迎えは、大洗港で使節団を出迎えた。


「ようこそっ!!日本へっ!!」


「ようこそっ!!茨城県へっ!!」と知事と市町村長らは、熱烈な歓迎の言葉で出迎えた。



 大洗町のフェリー港を中心とした船着き場には、魔導力船が居並び、続々と船から様々な姿格好の亜人達が降りて行く。


 先頭を切って現れたのは、ピンク色のロングストレートヘアーを靡かせ、キリッとした目付きでクールビューティーな顔つきに加えて、ドレス風のビキニ服を着て居り、サンゴと真珠の髪飾りに、南国の花飾りで着飾って居り、とても優雅で魅力的な女性が姿を現して居た。



 その人物こそ、マーメリア海洋王国の女王にして、マーメイド族の盟主であるメリー・サクラン・ブロッザム・マーメリアであった。


「初めまして、マーメリア海洋王国の女王にして、マーメイド族の盟主であるメリー・サクラン・ブロッザム・マーメリアです。」


「これから茨城県の皆様には、アセニア亜人連合同盟・日本国平和外交使節団一同が滞在期間中に、お世話に成ります。」


「此方こそ。精一杯っ!!おもてなしをさせて頂きます。メリー女王陛下。」と小井川康彦知事を始めとする市町村長らは、ガッチリと握手をメリーと交わして行く。  



 アセニア亜人連合同盟・日本国平和外交使節団一同は、茨城県の東部一帯に滞在する事が決まって居る。


 マーメリア海洋王国を中心とした水辺を住みかとする亜人族達は、海岸近くのホテル旅館を滞在場所とし、移動には近隣地域の鉄道やバス、茨城空港を利用する事に成って居る。


 来訪して来たエルフ・獣人族・ドワーフ・妖精族と言った、種族らを中心とした種族達が、港から降りて来て居る。


 そんな中でマーメリア海洋王国を中心とした、人魚族や尾ひれを持った亜人族達は、大洗サンビーチ海水浴場と大洗海岸から、砂浜海岸へと一斉に上陸を開始。


 それらは日本国へと同行する各地方の部族の代表達と、文官武官から成る護衛達である。


 彼女達は自力での移動が得意なので、何万キロと言う距離を泳ぐ事など造作も無い事なので在る。


 この一斉上陸の為に、地元出身の年若い女性達に加えて、警察・自衛隊・海保・消防に所属する女性達は、この日の為に用意された更衣室での案内係と世話人を担う事に成って居た。


 勿論、大洗町周辺地域の海岸線と上空は、関係者と世話役の上空以外は立ち入り禁止とされ、序でに男性の立ち入りも禁止とも成って居た。


 大きな水しぶきと共に大波と小波を乗り越えて、様々な七色の色合いを持った頭髪と尾ひれにく加えて、見目麗しいマーメイド美女や水棲亜人族達が、サケの川登りの如くの様相を呈しながら、大洗町近隣地域の砂浜海岸へと現れる。


「ようこそっ!!日本へっ!!」


「一人づつ更衣室へのご案内しますので、案内係が良いと言うまでは足を生やさない下さーいっ!!」と拡声器を用いて、呼びかける日本人女性達。


 何でこのような事を言うのかと言うと、マーメイドや水棲亜人族達が陸に上がるには、人間族と同じ足を生やす必要が在るからだった。


 当然の事ながら、マーメイドや水棲亜人族の女性達が足を生やせば、その姿と言うのは、すっぽんぽんの素っ裸の格好である。


 人によっては、貝殻や海水に浸かっても平気な布地を使った、ブラジャーや専用のショーツパンツをして居る者も居るが、長距離を泳ぐのに最低限の衣服を着て泳いで居るのも煩わしいと考えて居る者達も多く居た。


 その為、出迎えには地方公務員の女性達や素行調査に問題が無いと判明した年若い地元出身の女性に向けてボランティアを公募し、この作業に当たらせて居た。


 これは日本国政府が取り決めた人権的な配慮であり、出迎える人魚族や水棲亜人族の人々も、出迎えるのが、日本人の若い同姓同士ならば、話し易いだろうとの配慮からであった。


 因みに、ご年配のおばちゃん達は、駐車場に開設された休憩所での世話役である。


 肝っ玉が据わって居そうなおばちゃん達は、気遣いに長けて居るので、後方支援での作業には最適と見ての適材適所の配置で在った。


 大洗町へとやって来た人魚さん達をドライヤーで髪を乾かしたり、暖かい飲み物やスープで持て成したりして居た。


 男達は遠巻きにお世話に必要な荷物の仕分けや荷運びをやって貰って居た。


 この日に合わせて、この地域での学校での部活動や会社就業の方は、特別にお休みを取って貰って居る。


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