211話 吹き荒れるジャンブロー要塞の嵐の終焉。決戦っ!!ワールドパンツァーウォーっ!! 3
アースティア暦 1000年・西暦2030年・7月1日・午後14時18分頃・アースティア暦1000年・7月1日・午前12時15分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸・ユーラシナ大陸中央地域南西部地方・カリフア大陸東側・ユーラシナ大陸南側・欧州諸島連合国とジブチ・スリランカ・ソマリア南洋上地域・アラダマスカル諸島・アラダマスカル本島にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ジブチ・ソマリア地域の南西に在るアラダマスカル諸島は、昔から誰も住んで居ない無主無人島地帯である。
欧州諸島連合国と地球系各国は、まだその地域の正式名称を知らない為に、発見した当初から無人島地帯と呼んで居た。
そして、今日初めて欧州諸島連合国へとやって来たアマラーラ王国のクレレーナ女王によって、初めてアラダマスカル諸島の名を知り、欧州諸島連合国としても正式名称とする事に決定をした。
アラダマスカル諸島は亜熱帯林や砂丘地域に乾燥地帯に草原地帯、岩石山脈地帯が広がるアラダマスカル本島を中心とした群諸島地域地帯である
そのアラダマスカル本島へとゾルモン要塞軍団の撤退支援の為に、カリフア大陸方面制圧軍団旗下のカリフア大陸東部方面軍艦隊が攻め入ろうとして居た。
欧州諸島連合国軍は、その地域への強襲攻撃を予想し、この世界へと転移した直後から万が一に備えて、防備態勢を常に備えて来て居た。
この地域を何れは、アラダマスカル諸島が欧州諸島連合国の国土とする為に、領有権を主張するべく、早くから陸軍部隊の駐屯を進めて来て居た。
アースティア暦 1000年・西暦2030年・7月1日・午後14時18分頃のこと。
カリフア大陸東部方面軍艦隊のサイクロプス隊5万人と強襲揚陸艦隊150隻は、オローシャ帝国を制圧せんと攻め入る物の手痛い待ち伏せ反撃に遭って敗戦が決定打と成って居るゾルモン要塞軍団を撤退支援をするべく、アラダマスカル本島の南西付近の砂浜へと一斉に上陸を開始した。
その主な作戦目的として、欧州諸島連合国の国土を背後から襲う積りで攻め掛かって来て居た。
サイクロプス隊の軍団隊長であるシュナイダー・バーデン大佐は、サイクロプス隊の艦隊旗艦である洋上型強襲揚陸魔導艦ルビコンの艦橋で、作戦の指揮を執って居た。
「急げっ!!敵がもたついて居る今こそ、絶好の好機ぞっ!より早く部隊展開すれば、此方が有利は揺るがない。」
洋上型強襲揚陸魔導艦から発進して行く魔導機兵隊から成る魔導機兵軍団と重騎竜のトリプトドンと火竜のフレイムランドドラゴン混合編成軍団から成る重機動師団が、全部で2万人ほどの数が、アラダマスカル本島の中心部へと前進して行く。
その後ろには、歩兵師団3万人が後に続いた。
サイクロプス隊の作戦予定では、上手くこの島での戦いに勝利すれば、欧州諸島連合国へと攻め入る為の橋頭保と成る大型基地が造られる事にも成って居た。
これまでは大海の中に在るポツンと在るだけで、戦略上意味の無い無人島地帯で在ったが故に、ローラーナ帝国側は長らく、このアラダマスカル諸島を放置して居たが、欧州諸島が現れ、ゾルモン要塞軍団と武力衝突した事で、その事態は一変してまう。
無価値だった地点は今やローラーナ帝国に取って、脅威に成りつつあり、此処で戦略を誤れば、確実に後々の禍根を残す事に成ろだろう。
更には現在の諜報活動から聞こえし異世界国家諸国の情報を集めれば集める程に、異世界国家との戦での戦勝確率は有り得ないと言う結論に至ってしまう。
サイクロプス隊側に取って 欧州諸島連合国軍の数がどれ程の物かで、勝率に変化が起きるかは判らず、作戦と戦術を上手く進めれば或いはと言った戦略しか無かった。
しかしながら、今は欧州諸島連合国軍の陸軍が完璧な態勢で待ち構えて居る為に、彼らの敗戦と言うのは、最初から決まって居た運命なのであった。
アラダマスカル本島の西側付近と中央部付近に広がる砂丘地帯で迎え撃つのは、ジブチ陸軍のT-62、T-55を合わせた戦車隊45両と歩兵2500人。
スリランカ陸軍のT-55AM2戦車隊80両と歩兵3000人に加えて、ソマリア義勇軍の歩兵4000人が先方隊として待ち構えて居た。
サイクロプス隊が、北へと進路を取れば、彼らの祖国が襲われる事は確実である。
その橋頭保の陣地と成るアラダマスカル本島の中央部は、この戦いに措いて、戦略上の要地と成って居る。
その地域に素早い部隊を展開して居る欧州諸島連合国軍は、早くからローラーナ帝国が西から陸上侵攻作戦を仕掛けた場合は、決戦の地がアラダマスカル本島の中央部砂丘地帯であると踏んで居た。
イギリス・フランス・ドイツ軍の戦車隊が主力軍である為に、その本隊は欧州諸島連合国軍の本土に留め置かれて居る。
急報が入れば、アラダマスカル本島へと揚陸艦隊が駆け付けて来る手筈と成って居る。
その先方隊を任されて居るのが、軍としては規模が地球時代の先進国より一段下の先方隊の3ヵ国であった。
特にジブチ軍とソマリア義勇軍は、乾燥地帯地域下での戦いに長けて居る。
砂漠地帯に近い砂丘地帯であるアラダマスカル本島の中央部での待ち伏せは得意と言えた。
スリランカ軍・ジブチ軍・ソマリア義勇軍から成る3ヶ国連合部隊は、アラダマスカル本島の中央部砂丘地帯の丘陵の段差を活かして、迫り来るカリフア大陸東部方面軍艦隊のサイクロプス隊5万人を迎え討とうして居た。
各所では各国の兵士達がロケット弾を構えて居た。
彼らが狙うのは、自分達よりも遥かに大きな巨体の背丈サイズである魔導機兵や陸竜部隊である。
丸でそれは神話に出て来る怪物と対峙して居る戦士との戦いを彷彿させて居たる
ドスン、ドスン、ドスンと地響きを鳴らしながらサイクロプス隊が5万人軍勢を5方向から、欧州諸島連合国軍が来ない内に、この島を制圧するべく、全軍を進軍させて行く。
「敵射程照準内っ!!」
「ロボットモドキは関節や隙間を狙い。ドラゴン共は皮膚装甲の弱い部分や生物的な急所と思わしき部位をよーく狙えっ!!」
「はっ!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
各隊は無線で受けた上官達の言葉に耳を傾けて、張り裂けそうな緊張感の有る中で銃口や砲身の照準を定めて行く。
最もそれらの弱点を彼らが知って居るのは、日本国交援省が異世界での情報収集から得た事による成果であった事を付け加えて置く。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「「「「「今だっ!!撃てえええええええぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」」」」」
「「「「「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」」」」」
各地に展開して居た先方隊の各歩兵隊は、前世界ではやや旧式に入るロケット弾を撃ち放った。
ズガガアアアアアアァァァァァァァーーーーーーーーンンッ!!
「各戦車隊は前進射撃開始っ!!各迫撃砲隊は撃ち方始めっ!!」
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「よしっ!!ジブチ軍戦車隊っ!!前進開始っ!!」
「此方も戦車隊前進開始っ!!ジブチ軍の奴らに後れを取るなよっ!!」
「こっちはジブチ・スリランカ軍の戦車を盾にしつつ、ゲリラ戦を展開っ!!各ソマリア義勇軍は隊同士の連絡を密にするんだっ!!」
地球途上国組は、地形上の理由から、欧州諸島連合国の背後を任されて居る。
軍の本隊が来るまで粘れば良いだけだが、これは長年に渡って先進国との格差から在り、地球時代では国際的に目立たなかった彼らの国々に取って、祖国の株を上げる絶好のチャンスでも有るのだ。
「くそっ!!異界軍の奴らっ!!物凄く砂上戦慣れしてやがるっ!!!」
「一体、何処から撃って来て居るんだっ!?」
ズダダダダダッ!!ズダダダダダッ!!ズダダダダダッ!!
バシュッ!!!ゴオオオオォォォォォーーーーーーーーーーーッ!!・・・・・・・・・・・ズガガアアアアアアァァァァァーーーーーーンンッ!!!!
スリランカ軍はともかく、ジブチ軍やソマリア義勇軍らは砂漠や乾燥地帯での戦いに長けて居る者が多い。
ジブチの国土は乾燥地帯だし、砂上戦に措いて、とても強い土地の人達だ。
ソマリア義勇軍の義勇兵らは長年の内戦状態で在ったが、それ故に訳有りな者が多く、正規軍相手のゲリラ戦に長けて居た人々である。
今回の戦いの緒戦に措いては、サイクロプス隊は兵器装備の良し悪しを除いて、戦う相手が悪すぎた。
砂上戦を利用した北アフリカ系の住人相手の戦闘は、地の利を活かして有利にして居るスリランカ軍・ジブチ軍・ソマリア義勇軍から成る3ヶ国連合部隊が絶対的に有利である。
ズドドッオオオオォォォォォーーーーーーン!!・・・・・・・・・・・・ヒュウウウウウゥゥゥゥゥ・・・・・・・・・・・・ドッカアアアアアアァァァァーーーーーンンッ!!!!
「ふっ!ようやく来たか?」
「大佐殿っ!!お味方ですっ!!」と本隊からの通信連絡を受けたスリランカ軍の大尉は、上官にすぐさま有りのままを伝える。
東の方角から現れたのは、イギリス軍のFV4043 チャレンジャー2が50両。
ドイツ軍のレオパルト2A7が50両。
フランス軍のルクレールが50両から成る戦車隊が、ズラリと並んで前進を開始した。
その姿は、これぞ正にガールズ・&・・じゃ無かった、パンツァーウォーズとも言うべき光景が広がって居た
戦車隊の総指揮官は戦車戦を得意として居る国家の一つであるドイツ陸軍のエルター・ロンウェル大佐である。
「パンツァーフォーっ!!」とロンウェル大佐が叫ぶと、一斉に各国の戦車隊は行軍を開始し、前進射撃を開始した。
それに合わせて先方隊は、補給と味方に道を譲る為に後退を開始。
彼らは補給が済んだら後を追いかける予定だ。
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欧州諸島連合国軍・イギリス・フランス・ドイツ軍戦車隊が行進射撃をしながら敵の魔導機兵隊と陸竜部隊を次々と撃破して行く。
そんな中に10分後れで現れたのは、アメリカ・北欧諸国軍・スペイン・ポルトガル・イタリヤ・オランダ軍の戦車隊が現れ、更なる攻撃を加えて行く。
前進して行く車種は、アメリカのM1エイブラムスA2SEPとドイツのレオパルド戦車やその派生形型の戦車達である。
この光景をとある戦車アニメファンが見たら、絶対に大喜びしそうな光景が繰り広げられて居るとも言えた。
「くそっ、此処までかっ!!総員撤退っ!!総員撤退っ!!撤退いいいいいぃぃぃぃぃーーーーーー-----っ!!!!」
サイクロプス隊の軍団隊長であるシュナイダー・バーデン大佐は、思わぬ強敵と会敵し、接近戦に持ち込む事も出来ずに、侵攻作戦開始から僅か40分で撤退を決めた。
だが、欧州諸島連合国軍は、その行動を簡単には見逃さない。
対艦誘導発射装置車両部隊が、ゾルモン要塞への攻撃を終えたと判断すると、余って居たミサイルをサイクロプス隊の母艦である洋上型強襲揚陸魔導艦隊へと向けられた。
「撃ち方止めっ!!発射台方向の変換開始っ!!急げえええええぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーっ!!!!」
「此方戦車隊。獲物は巣穴へと追い込んだ。繰り返す、獲物は巣穴へと追い込んだ。」
「了解っ!!直ちに対艦攻撃を開始する。」
「各車発射スタンバイっ!!」
「「「「「各車発射スタンバイっ!!」」」」」
「ファイヤッ!!」
「「「「「ファイヤッ!!」」」」」
ズガガガガガガッ!!ゴオオオオオォォォォーーーーッ!!!
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ズガガガガガガッ!!ゴオオオオオォォォォーーーーッ!!!
これがサイクロプス隊への止めと一撃と成った。
サイクロプス隊の軍団隊長であるシュナイダー・バーデン大佐は、運良く生き残れだが、サイクロプス隊5万人の将兵達と強襲揚陸艦隊150隻の内、生き残れたのは艦船が75隻と3万人の将兵達である。
北国連合軍のザタン・アタック作戦司令本部の方針で、ローラーナ帝国軍が、カリフア大陸から攻め入られた場合では、有る程度は生かして帰す方針を取って居た。
これは流石に敵側の人数が多く、殲滅戦をしかければ大量の捕虜と後片付けが大変だからだった。
それに余って居た対艦誘導弾にも限りが有るし、欧州諸島連合国軍司令部は、攻め掛かって来たサイクロプス隊を追い払いが出来れば良しと考えて居たからである。
まあ、それでも半数以上が討ち取ってしまのうは、軍の装備の威力違いから来る事なので、これは仕方が無いと言えた。
アメリカ合衆国軍を中心とした地球連合諸国艦隊は、ゾルモン要塞への攻撃が完了するのと同時に、攻め入って来たカリフア大陸東部方面軍艦隊の拠点たるカリフア大陸東部の沿岸地域の攻撃を始め。
午後15時49分頃を以って、当地域に措ける軍事作戦を終了としたのであった。
こうして、カレールーナ大海洋での欧州諸島連合国軍の戦いは幕を閉じたのであった。




