166話 最後の戦いへ・・・・・追撃戦っ!ジャパンッアーGoーーっ!!2
アースティア暦 1000年・西暦2030年・6月20日・午前16時30分頃・アースティア世界・ユーラシナ大陸・ユーラシナ大陸中央地域・シベリナ中央地方・パイプ・ライン大河・パイプ・ライン大河中央流域地方・ブラキュリオス湖・アルガス公国・レジェンダリア州・レジェンダリア諸島南部・ジャイアガル島・ジャイアガル軍港基地周辺水域・ジャイアガル島・ジャイアガル軍港基地から西へ8キロ付近・グリクス地方軍団・レジェンダリア諸島遠征軍・艦隊旗艦司令部・グリクス地方軍団・グリクス地方艦隊総旗艦ドッコス・ギアレス級空挺戦艦オクト・ガレオン内及び日シベ合同作戦軍各部隊内にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
長距離攻撃が出きるヘリ部隊が通り過ぎると、いよいよ地上部隊が突入する。
99式自走155ミリ榴弾砲中隊20両と99式弾薬給弾車中隊20両が、ジャイアガル軍港基地を射程に捉えた位置で、射撃体勢を整え終えた。
「此方99HSP砲撃中隊。砲撃準備完了。」
「中隊長車から各車へっ!!撃ち方よーい!!」
「撃てえええええぇぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!!」
99式自走155ミリ榴弾砲中隊20両から榴弾の雨が、ジャイアガル軍港基地とその周辺へと降り注ぐ。
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容赦のない連続砲撃は4度に渡って行われ、距離を縮めた陸自派遣部隊は、椎名三佐の号令の下で突入を開始する。
「各隊っ!ジャイアガル軍港基地へ突入せよっ!突撃いいいぃぃぃーーーーっ!!」
10式戦車を先頭にして、各部隊はエンジン音を高らかに響かせながら、ジャイアガル軍港基地内へと突撃して行く。
「ニホン軍っ!当基地へと突入を開始っ!」
「物凄い勢いですっ!」
「ガミトフ閣下っ!敵の攻撃で反撃手段の大半を奪われましたっ!」
「ぐっ、持てる力で何んとしてでも防げっ!」
「将兵達が乗り込みが完了した輸送艦から順次、出港させろっ!」
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「敵の砲撃が来ますっ!」
「衝撃に備えろっ!」
ドカドカドカッカーンッ!!ドカドカドカッカーンッ!!
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ドカドカドカッカーンッ!!ドカドカドカッカーンッ!!
ドカドカドカッカーンッ!!ドカドカドカッカーンッ!!
ドカドカドカッカーンッ!!ドカドカドカッカーンッ!!
「ぐわああああぁぁぁぁーーーーーっ!!!」
「ぐはあっ!!!」
「ひいいいぃぃぃーーーっ!!!」
基地内と周辺に展開するグリクス地方軍団の将兵は必死に抵抗したり、逃げ惑い者らは、99式自走155ミリ榴弾砲中隊20両から榴弾の雨を喰らいバタバタと倒れて行く。
それを免れた物達の目の前に現れたのは、エンジン音を響かせて、向って来る鋼鉄の怪物達であった。
「怯むなああぁぁっ!!!」
「押し返すぞっ!!!」
「各隊っ!!踏ん張れえええええええぇぇぇぇぇぇーーーっ!!」
果敢にも立ち向おうとしているのは、魔導師隊2千人であった。
彼らは、なけなしの魔石を周囲へと放り投げ、杖を掲げると、呪文を唱え叫んだ。
「泥より顕現させるは泥の巨人兵っ!出よっ!泥の巨人っマァドゥゴーレムっ!」
「岩より顕現させるは、岩の巨人兵っ!出よっ!岩の巨人っロックゴーレムっ!」
魔石を触媒にして、即席のゴーレムを作り上げた魔導師達。
泥と岩石を材料にしたゴーレムが6万体である。
その背丈は3メートルと、ゴーレム生成魔法としては初歩の初歩で習う土属性系の最弱連金練成魔法である。
ゴーレム達は、椎名三佐が率いる陸自機甲車両部隊の前にして、横一杯に広がる形で陣形を組んで、ジャイアガル軍港基地の西側一帯に展開させて行く。
「ゴーレム?」
「椎名三佐っ!あれだけのゴーレムを相手にしては・・・・・・」
「怯むなっ!どの道、魔導師だけ倒しても意味が無い。」
椎名三佐の意味が無いと言う意味は、竜史のファンタジー世界での魔法兵器・魔術対応マニュアルと題して手引書とその講義に加え、秀才美女魔導師たる雷帝の魔導師の異名を持っているリナの特別講義を自衛官達は受けて居る。
自衛官達は、ファンタジー世界での魔術や異形怪物に対する対処方法を嫌と言うほど、受講して居ると言う意味から来ていた。
連金魔法で生み出されたゴーレムは幾つか種類が有る事は、この作品を呼んでいる皆さんもある程度は想像が出きると思われる。
魔導師によって生み出され、操作されて居るタイプは、術者を倒すか、ゴーレムの原型を維持させている核と成る魔石類を破壊する事で、倒す事が出きるのがセオリーとされて居る場合が多くある。
だが、例外も有る。それゴーレムが一定時間暴れられるだけの魔力を与えられ、ゴーレム生成した魔導師本人が死亡又は、意識不明と成っても自律行動を取り続ける場合が有ると言う事だ。
今回の戦いの場合は、後者と言う事に成るだろう。
魔導師隊2千人は、6万体ものゴーレムを生み出す事によって、ジャイアガル島・ジャイアガル軍港基地から味方が脱出する時間を少しでも多く稼ぐ狙いが有るからだった。
「泥系統ゴーレムには、機関砲または重機関砲。それに機関銃で対処する。」
「岩石系統のゴーレムには、ヒトマル、89FV、MCV。」
「それに加え普通科部隊の軽MATで対処する。」
「目に映ったゴーレムは、片っ端から撃ち捲くるのよっ!」
「黒田一尉。補給はどれ位で終わりそう?」
椎名三佐は厄介な相手に的確に対処をして行く中で、攻撃ヘリ隊の状況を隊長である黒田一尉に聞いた。
「・・・・大体の所は・・・・凡そ、五分って所だ。」
「了解しました。弾薬・燃料の補強が終わり次第、直ぐに航空支援をお願いします。」
「それでも手が足りないと成れば、空自航空隊の爆撃で如何にかして貰うしか無いでしょう。」
黒田一尉達の攻撃ヘリ部隊は、先の攻撃を終えると、弾切れの為、一旦は弾薬・燃料を補給するべく、かがとひゅうがに帰還して居た所であった。
彼の次の任務は機甲科隊の上空支援と成った。
「各車発砲っ!撃てえええええぇぇぇぇぇーーーーーーーっ!!!」
ズドドンッ!!ズドドンッ!!ズドドンッ!!ズドドンッ!!ズドドンッ!!
ダンダンダンダンッ!ダンダンダンダンッ!ダンダンダンダンッ!ダンダンダンダンッ!
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椎名三佐の命令で、突き進む陸自派遣隊に所属する各車両は、その持てる火力で、ゴーレム共を次々と駆逐して行く。
「99HSP砲撃中隊前車っ!!!支援砲撃開始っ!!!」
「撃てえええええぇぇぇぇぇーーーーーーーーっ!!!」
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ドカドカドカッカーンッ!!ドカドカドカッカーンッ!!
ドカドカドカッカーンッ!!ドカドカドカッカーンッ!!
99式自走155ミリ榴弾砲中隊20両も、突撃を掛ける味方を支援すべく、更なる砲撃を敵に加えて行くのであった。
前線では、近接戦闘に成りつつ有る両軍が、大砲同士と魔法に銃弾での激しい撃ち合い合戦が開始される。
両者がお互いに譲れない最後の戦いであった・・・・・・・・




