出会い、そして…戦いの幕開け。
どうしてこうなった…
俺、東雲拳斗は今、大歓声の中一人の少女と闘技場で対立していた。
事の発端は、約数時間前まで遡る…。
???1「おお、よくぞ来られた、勇者よ!」
拳斗「っ!ここはいったいどこだ?というかおっさん誰だよ!」
目の前には見た目がド派手な恰好した王族っぽい男と、周りには鎧を付けて膝まづいている者達。
それとなぜか、肩に違和感がしふと見ると肩に鷹が止まっていた。
???1「ここは大陸アルクのドラキュール王国だ。私はバルカ・シュヴァリエ・ドラキュール、国王である。
貴殿は異世界から勇者として召喚されたのだ。」
拳斗「ちょっとまて、そんな馬鹿なことが…。」
???2「その人間がいっていることは本当DA☆!」
拳斗「なんだ?なんか声が聞こえるんだが。」
???2「Ki☆MIの肩にいるだろこっちをむきたまえ」
拳斗「鷹が…しゃべってる…。」
鷹「WA☆TA☆SIは、そうだな、FAL☆CONとでも名乗っておこう」
拳斗「そのままじゃねえか。というかなんなんだそのしゃべり方イラつくわ!!」
鷹「WA☆TA☆SIも君の召喚に巻き込まれたのDA☆、そして、NA☆ZEか喋れるようになったのDA☆、
WA☆TA☆SIがGE☆N☆GOを発しているのだぞ、どう考えても異世界ではないか!」
拳斗「・・・・・・・・・(確かに一理あるが納得したら負けなような気がするな…。)」
俺が考え込んでいると部屋の扉が勢いよく開いて金髪巨乳美少女が現れた。
バルカ「おお、来たか我が娘アリスよ。」
アリス「勇者召喚が行われたといっていたが勇者はどこにいるのだ父上?それと、
そこにいる貧弱そうな男は一体誰なんだ?」
拳斗「え?俺がその勇者らしいが?、東雲拳斗だ」
アリス「あんたのような貧弱そうなのが勇者なわけないわ嘘を言わないで!」
バルカ「その者が勇者だ。」
鷹「そしてWA☆TA☆SIがその勇者の主FAL☆CONだ!」
アリス「バカなことを言わないでよ父上、私よりも弱そうよ。」
バルカ「ならば決闘してみるといい。この者の実力を知るいい機会だしな」
拳斗「ちょっと待ってくれ!決闘って、おいおい!」
アリス「はあ?あんた勇者のくせに私と戦う覚悟すらないわけ?ふざけるのもたいがいにして」
鷹「大丈夫だ、君はWA☆TA☆SIのKE☆RA☆Iなのだから!」
拳斗「お前はちょっと黙ってろ!この鳥が!あとお前の家来になった
覚えもなるつもりもねえよ!とっととどっかいけ!」
鷹「そんなこと言うな、WA☆TA☆SIとKI☆MIの仲ではないか!」
――――そんなやり取りをして冒頭に戻るのであった――――
アリス「あんたが勇者ならその力を確かめさせてもらうわ」
拳斗「いったいどうすりゃいいんだよ…。」
バルカ「勇者よ、この腕輪を使うがいい、これは我が国に伝わる勇者のみが扱えるという腕輪だ。」
拳斗「そうか… だが、これで戦えるのか?」
バルカ「心配はいらぬ、その腕輪は貴殿の能力に応じて姿に変えるのだ。」
鷹「それではWA☆TA☆SIは見物させてもらうぞ、王よKA☆TAを借りるぞ。」
アリス「即刻あんたの首を落とさせてもらうわよ。」
拳斗「ちょ、ま、首を落とされたら死ぬわ!」
アリス「問答無用よ!」
そういって、俺とアリスの戦闘が始まった。
アリス「はあぁぁぁぁぁ!」
アリスの使ってる武器は長剣である、そして、その斬撃はまさに高速である。
拳斗はその高速の斬撃をギリギリの所で避けるだけで精一杯だった
拳斗「ったく、あぶねえな!」
アリス「あら?あんたなかなかやるじゃない、私の斬撃を避けるなんてね、
だけど、これならどうかしら?」
そういってアリスはさらに斬撃の速さを速めた。
拳斗「(これは…きついな…。)」
その時だった、拳斗の付けている腕輪が輝きだしたのだった。
拳斗「なっ?」
『適合者を認証…能力確認完了…これより形態を変更します。』
バルカ「やはり、勇者殿は救世主であったか。」
そして、光は消え、腕輪は盾に変わっていた…。
拳斗「腕輪が…。」
アリス「腕輪の姿が変わったから何よ、そんな盾に何ができるっていうの?
もういいわ、一撃で終わらせてあげる。」
そういって構えた瞬間アリスは目の前から消えたのだった
拳斗「消えた!?」
アリス「死になさい!」
そして、一瞬で目の前に現れたアリスが剣を振るったと同時に闘技場全体に衝撃波が奔り
目の前にはアリスが倒れていたのだった。
拳斗「いったい何が起こったんだ?」
アリス「う…うん…。私は敗けたの?」
拳斗「おい、大丈夫か?」
アリス「拳斗、私に勝ったんだから責任とってよね!///」
拳斗「ちょっと待て、責任ってなんなんだ?」
バルカ「ああ、言い忘れていたが我が国では娘より強い者を婿にとるというのが決まっているのだ。」
鷹「よかったではないKA☆、我がKE☆RA☆Iよ。」
拳斗「ちなみにその決まり破ったらどうなるんだ?」
バルカ「極刑、火炙りだ。」
拳斗「そうか…。(なんて理不尽な…。)」
こうして一方的に婚約は決まったのであった。