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ホラー短編作品集

見てる。

作者: 候岐禎簾
掲載日:2015/06/06

4月からの新生活にもやっと慣れ、今は勉強にバイトと充実した毎日を送っている。


でも、最近気になることがある…。



「はぁ…。眠れない」

真夜中の自分の部屋で俺はそうつぶやいた。

時計を見る。

今の時刻は深夜2時だ。

ここ数日間、なかなか眠りにつけない。

体は疲れているはずなのに…だ。

寝る姿勢を変えてみる。


その時だ。


窓際のカーテンの隙間から誰かの視線を強烈に感じた。


誰かが俺を見ている…。


俺は視線を感じるカーテンの隙間を見ようとした。


ダメだ。体が動かない。金縛りだ。


「う…。うぁ…」

叫ぼうと思っても声がうまくでない。

いったい誰なんだ……。そもそもここは5階の部屋だぞ。どうやって外のベランダまで来たんだ??

そんな言葉が頭をよぎる。


体が恐怖で小刻みに震える。


「は……。はぁ…はぁ…」

息がうまくできない。金縛りのせいだろうか。


それから長い時間が過ぎたような気がする。


気がつくと朝になっていた。



次の日も昨日と同じく眠りにつけない。

目を閉じても脳は元気に活動しているといった感じだ。

時計を見てみる。

今、ちょうど深夜2時だ。

のどが乾いたのでお茶を飲もうとしたまさにその時だった。


見てる。


見てる。


見てる。


見ている!!


誰かがまたカーテンの隙間から俺を見ている…!!

でも、今日は昨日と違い金縛りにはならなかった。


俺は勇気を振り絞ってカーテンの隙間を見た。


「あ…。あぁ…」

恐怖で声がうまくでない。


髪の長い女性が俺を見ている


目だけが異様に大きい。


月明かりに照らされたその大きな目が俺をにらんでいる。


間違いなく誰かがそこにいる。


その時ある異変に気づく。

女性の目線は俺の少し下を見ているようなのだ。


そう、ベッドの下だ。


気になった俺はベッドの下を見た。





ベッドの下に誰かいた。




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― 新着の感想 ―
[良い点] ベットの下に誰がいるんだと思わず叫びました! 思わず、ベットの下を確認したくなったけれど、怖くて覗けません。深夜に良質の怖い話をありがとうございます。
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