5.混乱の渦
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やっと異世界転移!
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矛盾を修正しました
それは本当に突然だったな。
「ぇ……な、何っ……!」
「床が急に!」
「誰か助けてっ……」
「おい、先生呼んでこい!」
「いやあぁぁぁあ!?」
普通ではあり得ないことに、クラスは混乱した生徒でいっぱいになってる。
そんななかでもリーダー的存在の針山慎〈はりやま しん〉は、冷静だった。
もしかしたら、あたしも冷静だったのかもしれないな……
彼は指示を出して生徒を落ち着かせたりしていた。
笑顔で話しかけてるね。
そこに、慌てた足音が響いた。
ドバンッッ
うるさい……
ドアが勢いよく開けられ、お兄ちゃんと陽がいた。数人の生徒に連れてこられたみたいだね。
陽は、昼休憩こっちに来てたのかな?
会いに来てくれてもいいのに……
二人は、いつの間にか浮かび上がった魔方陣の方へ来た。
あたし達は皆、魔方陣の上にいる。
そして、
少し眺めたあと二人が、
小さく
誰も分からないくらいに
小さく頷きあっていたのを
……あたしは見逃さなかった。
そして、強烈な光と共に、
「ようこそいらっしゃいました、異界の皆様。……我らが勇者様」
そんな声が聞こえてきた。
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