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このアイテムは呪われています!  作者: マリー?
4章.仲間との出会い~魔王編~
47/98

45.二個目の呪いアイテムは

 



「炎の愛……。これまでの流れでいくんなら炎から嫌われるんだよね? ……炎って意思あるの?」

 あたしは強い日差しを受けてキラキラと輝くネックレスを目の前に持ち上げて見つめる。

 鍵が模されてて、チェーンとのつなぎ目の近くに赤い宝石がはまってる。わー綺麗。


 これ絶対実証とかしたくないな……。指輪は動物に近づけば分かるけど、炎には近づきたくない。怖いし。


 そういえば、ギルドに登録するときにステータスプレートをもらったな。前に持ってたのはそのまま王宮に置いたままだったからちょうどよかったな。


 確かポーチに入れたままだったはず……あ、あった。

 前みたいに魔力を流し込んでと……。

 するとくすんだ銀の表面に文字が浮かび上がった。



  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ナオ・ノガワ(96)




 人族(16)



 体力〈290

 魔力〈3980

 持久力〈114

 筋力〈114

 知力〈820

 忍耐力〈300

 器用〈0



  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 skill

 エラー




  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



 ……そうだった忘れてたスキルはギルドでしか測れないって。

 そして、前に調べたときの数値は覚えてないけど確実にいえることが三つあるね。

 魔力増えすぎ!!

 筋力とか落ちてる!

 なんで器用は0のままなの!?


 魔力はまあいいんだけど、呪いへの抵抗としてはいいんだけどなんか解せない! 完全に魔法使い向きだよね。

 筋力が短期間にこんなに落ちるとか怖い。短期間に沢山付いたから一気に落ちたのかな?

 あ、王宮でなんかの魔法を使ったときか。抜け落ちる感覚がしたのは実際抜け落ちたってことかな?不便は無いしいいけど。


 と、いうか器用ー! 増えて! この頃目立つ失敗が無かったから期待したんだよ、増えたかもって。魔王との戦いは気にしない。


「まあ、スキル調べに行こうかな……」

 プレートをポーチに入れて、ギルドのあるとこへ足を進めようとすると後ろから声がかかった。

「こんなところに居たのかい。証拠を届けに王都に行くからさ、宿に戻って荷物を纏めるよ」

「あれ、レン? 見取り……ムググ」

 見取り図は? って聞こうとしたら口を押さえられる。あ、外だからか。


「あ、魔王なら手伝いとかで連れ去られたよ」

「ああ、夏祭りの準備だね。二、三週間先の」

 夏祭り!? 四季があるの!? 特に暑くも寒くも無いけど。

 あたしが驚いてるとレンが笑いながら言った。

「リョウタ・ワタベっていう勇者の一人が考案したらしいよ」

 わたべさーん! 夏祭りを持ち込んじゃったの!? 他には! 他には何を持ち込んだの!?


 ってそれよりも、

「新しく呪いアイテムを貰ったんだけど……」

「誰からだいっ!」

「え、えっと雪様。あ、あれだよ、お店に売ってあった物だから! だから偶然だよ!」

 雪様の名前を言ったとたん鋭い目つきになったレンに、慌てて弁明を始める。分かるよ? 暴走してるはずの雪様が普通にプレゼントとかしたら怪しむのも。でも、大丈夫だって。雪様だし。


「それで、スキルを調べてもらいたいなって思ったんだけど」

「プレートを貸して、調べるからさ。それと、呪い内容は?」

「えっと、炎からの愛。あ、ありがと」

 ほぼノータイムで返ってきたステータスプレートに目を落とすと、『防御魔法(ネックレス)』って追加されてた。いや、魔法なのはいいんだよ? 魔力高いし。


 レンを見ると眉を寄せてたけど、すぐに首を振ってあたしの手首を掴むとスタスタと宿屋のほうへ歩き出した。



読んでくださりありがとうございます。

今更ですが、色々後付けしてます。ぶっちゃけほぼ後付けです。矛盾があったら教えてください。


これからは後書きに書かせていただきます。

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