表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このアイテムは呪われています!  作者: マリー?
2章.仲間との出会い~王子編~
25/98

23.予定を決めよう!

読んでくださりありがとうございます!



勉強の間に書いたものです。


 ダンジョン〈夢見の大地〉管理室



「あたしは、王宮に戻りたい」

 皆が集まってから、あたしは開口一番そう言った。

 そしたら驚いたような、予想してたような心配してるような、よく分かんない複雑な表情を浮かべたロイさんが

「わたしは反対です。貴女を見捨てたというリーダー君とやらがいるのでしょう?」

 そう聞いてきた。

 あたしは仲間宣言の後、あたしの事情を話した。たぶん、リーダー君の転移前や雪様とあたしへの態度の違いからそう言ってるんだと思う。


 実際、あたしもあの豹変ぶりには驚いた。でも、へー、だから? で終わる。別に助けてもらわなくても安全だったし。


「確かに、あの様子は狂信者みたいだな。他の奴もああならやめるべきだろ。それに」

 主サマはそこで一旦言葉を切り、あたしの方に向き馬鹿にするような(気のせいかな?)挑戦的な笑顔を向けて、

「そのお強い能力がバレると大変じゃないのか?」

 と聞いてきた。

 あたしはステータスプレートを見る。




  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ナオ・ノガワ(79)


 女


 人族(16)



 体力〈510

 魔力〈1260

 持久力〈480

 筋力〈660

 知力〈850

 忍耐力〈120

 器用〈0



  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 skill

 エラー




  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



 ……どうせ、器用0のお強い能力だよ! ヘマするかもしんないよ! ダンジョンで転けそうになったりしたからね!! (器用は細かい、魔法や武器のコントロール、アクロバティックな体の動き(直線を走るのにはあまり関係ない)などに関係するらしい……あれ? あたしヘマする可能性大……)

 ……ま、まぁ、もともと潜入の予定だからね。あ、会うことは無いからね、大丈夫だよ! ……たぶん。


 あたしが潜入することを伝えると、主サマはあっさり了承した。……あれ? いいの? ロイさんは不満げだけど、あたしの嬉しそうな顔(脅迫じみた笑顔)に無言で頷いた。わーい、お許しが出た!

あたしが、やった! って喜んでると、主サマがスパッっと切り伏せた。

「ただし、もしもの時のために、偽装工作はすべきだろうな?」

 交換条件だね。一応、意思を聞いてる風だけど、絶対だよね? なんか脅迫オーラが見えるよ……。ん? でも、あたし使ったこと無いよ?

 そんなあたしの思考回路を読み取ったのか、覚えろって言ってきた……異世界にも居たんだ、完璧超人。


 ……主サマの言ってることは分かるよ? 世の中何があるか分かんないもんね。異世界転移があるくらいだし。



 そんなこんなで、予定を決め始めた。



 ***



 あの後、呪いアイテムの情報を共有したり、今後の予定を立てていった。……あたしの指輪(呪いアイテム)、魔獣(獣型の魔物)や、危険な獣が寄ってこないし、良いだろ! と慰められた。慰めては無いよね……動物……モフモフ……!


 そして、お昼を食べた(朝ご飯と同じ……)後、魔法の練習を始めた。



 ……早く王宮行きたくてしょうがなかったよ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ