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ちょっと聞きたいことがあります。


とりあえずシュオルさんに代筆してもらい、俺はギルドカードというものをもらった。

これにランクとか、こなした仕事のこととかが刻まれていくらしい。無くしたら再発行は可能ですか。まァ無くさないけど。


「後で本屋にも寄るか。」

「お手数おかけします。」


図書館行っても、読めなかったら意味ないしねぇ。なんで口語は通じるんだろ?

ほんと、シュオルさんって面倒見いいなぁ。日常生活でも苦労してるんじゃないだろうか。今現在苦労をかけてる俺が言うのもなんだけど。


とりあえず服屋ではおばさ・・・・・げふん、おねー様方に膝上半ズボンを着せられそうになるのを断固拒否し、7分丈ズボンとTシャツ、カーディガンのような上着を買ってもらった。

体は子供、頭脳は大人な某名探偵を今ほど尊敬したことはない。あれを着たら羞恥で死ねる。

ましてや似合うとか言われてしまったら生き返れない。


そこで実は俺が履いているのが靴ではなく足袋だと知ったシュオルさんは、すごく怖い顔をした。


「なぜ言わなかった。」

「いやあの、忘れてたと言いますか」

「知っていれば外を歩かせたりしなかったというのに。」

「歩かないと買い物に行けないよ!?」

「タケルを抱えるぐらいわけはない。」

「いやいやいや、抱えられて移動とかあり得ないから!」


シュオルさん俺を何歳だと思ってんのホント!?

ぐったり疲れつつも走れメロスみたいな靴を買ってもらった。足袋って足底少し硬いから、あんまり気にならなかっ・・・・ごめんなさい。





げふんげふん、え~・・・、本屋ですよ。本は本だけれども、書いてある文字がなぁ。


「書き方練習の本ってある?」

「・・・・さあ?」

「おいっ!?」


いきなりのボケに突っ込み入れちまったぜ!本屋って言ったのはシュオルさんだろ!


「店主に聞けばわかるだろう。」

「それもそうか。」


自力で見つけようとは欠片もせずに、かきかたよみかたの本ゲット。どこの世界でも作りはあんまり変わらないみたいです。



そうやって買い物をしていると村に戻ってきたのが結構いい時間だったらしく、辺りが闇に包まれ始めた。

家から漏れる明かりが、夜道を照らしている。街灯はないけど、結構明るいな。空気がきれいなのか。


「そろそろ戻るか。夕飯もできているだろう。」

「そーだね。久しぶりの御飯だなぁ。」

「久しぶり?」


あ。ついうっかり。儀式のために精進潔斎とか言われて、昨日の朝から何も食べてないんだよね。

あいつら俺のへそくりおやつまで取り上げやがって・・・・っっ!!

でも、そんなことシュオルさんに言ったらまた怒られそうな気がする。心配してくれるのはありがたいけど、俺にとっては慣れたことだし・・・。


「なんか別世界に来ちゃったりとかいろいろあったから、ずいぶん食べてないような気分になっただけ。」

「そうだな。あの宿は飯が美味い。この村に来る時はあそこがいい。」

「それは楽しみ!」


よし!上手く誤魔化せたな!







おねー様方はきっと似合うとか思ってくれたに違いないです。

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