第一印象は大事です。
投稿し始めたばかりです。
とりあえず勢いで!頑張ります。
日本のある山の中腹にある邸で、火の手が上がった。
麓の人間たちは火の手が上がったことによって、そこに邸があったことを初めて知ることになった。
だが、そこに誰が住んでいたのか。
何故火の手が上がったのか。
犠牲者がいたのか。
そのことは、誰にも知らされることなく処理された。
俺、何かしましたか。
いや、誰にも見られてないしとか思って、儀式中にすべきことはしなかったけど、それガキの時に終わってるし。繰り返す必要ないよね!?
いいじゃんちょっとぐらい高い壁登りたいなとか思っても!だって男の子だもん!
とか思って現実逃避してたら近づいてきてますよ。何がって?
JI・ME・N!!
「っおちてるうぅぅぅぅっっっ!!!!」
紐なしバンジーとか望んでませんからああああぁぁッッ!!!
「ぁぁぁあああぎゅっ!?」
こ、この鋼の精神が恨めしい・・・・失神とか一秒もしてくれなかった。
ってか、何とか対処しようと頑張ったおかげで生きてるんですけど。
飛び上がって喜べないのはあれですよね。目算誤ってなんかにぶつかった痛みのせいですよね。
まじいてえええぇぇぇぇっっっ・・・・・・・・
「・・・んだよ何処だよナニ潰したんだよ何このまっピンク!ちょっとざらついててひんやり冷たいっつーか気持ちいいのか気持ち悪いのかわかんないこれって生きもの?やっべ殺した?ううわごめん悪い意図してないとかホント取り返し付かないんだけど。あーもー食え!食ってしまえ大和!!」
一飲みで目の前すっきり!わぁお兄さんと目があったー。
・・・・・今大和に食わせたピンク色の持ち主とかですか。恰好いいのに趣味悪くないですか。
どうでしょうここは1つ消えちゃったショッキングなピンクの物体のことは忘れて、御自分の趣味を見直すというのは!
いやそれよりも大和のことが見えてない一般人っぽいから、マジックで隠しただけなんです~とかどうだろう。え、消化した?出せねぇじゃん、どんな胃袋してんだよ。あ、やめて見せようとしなくていいから。
「・・・・神子、か?」
みこ?巫女、御子、神子・・・・はてさてどういう意味かな?この人には大和が見えていないようだし、俺が女に見えるはずもなく、つまり俺が神の子かってこと?
「ねぇ、ミコってどの意味のミコ?」
「・・・・神に愛されし子、だ。」
「じゃあ違う。」
あれは愛じゃない。うん、あんな人が必死になって坂道登っている時に背中に重しをつけたり、後一歩というところで額をツンとかやって転げ落ちさせようとかするあれは愛じゃないよ。
というか神かどうかも疑わしい。実はひそかに鬼じゃないかと思っている。
「ならば何故、空から降ってきたんだ?」
真剣な顔をして聞かれても、俺にだってわかってないんだけどなぁ。
「ええと・・・実は俺にもよくわかってなくて・・・あの、此処って何処?」
「・・・・・ここは、グランフェール大陸の北の森だ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・んん(・・?
「ガルミシュラ国領になっているとは思うが、ほとんど手は入っていない。」
「待って。もう一回お願いします。」
「・・・・・グランフェール大陸ガルミシュラ国領の、北の森だ。」
・・・・・・・・・どこさ?
え、まてまてまて!記憶喪失?
いや俺は桐山尊歳は17。日本人でちょっと変わった古い家の次期当主。
普段は高校生。友人多め。成績可もなく不可もなく。
今日は当主になるための第一儀式の日。だけど、昔こっそり一人でやって成功させたことのある儀式だから、やらなくていいかと大和を創る儀式を行っていた。
大和が生まれてよっしゃ成功!とか思って、思って・・・・・それから・・・・・・・・?
「おい!」
「う!?あ、ご、ごめんなさい。ちょっと考え事して・・・・。」
「いや、まぁ、それはいいが・・・。」
大丈夫かと問われて、とりあえず頷く。何が大丈夫なのか、何故聞かれたのかもよくわからないけれど。
「とりあえず、此処が地球じゃないことはわかった。」
「チキュウ・・・?」
うんその反応からしてもね!泣きたくなる反応ありがとう!
でもよく見ればおにーさんの服装は冒険者×旅人÷2みたいに見えるし、髪夕日色の瞳は月色って日本じゃ見ないけど日本語ペラペラー・・・・俺混乱してた!見ればわかるじゃん!!
その腰に佩いているのは剣の鞘?剣本体はおにーさんの後ろの暗紫色のトカゲの死体に突き刺さっているあれですか。そーですか。
銃刀法違反とかない世界ですか。銃ってあるんですか?いやその辺重要じゃねぇ落ち着け俺。
「おにーさん、時間ある?」
この世界を知るためにも、お兄さんにいろいろ教えてもらいたいんだけどいいかなぁ?
あ、人の精いっぱいの笑顔に逃げようとしなくてもいいじゃん!逃がさないけどね!!
批判は苦手ですが、感想や誤字脱字は頂けると嬉しいです。