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流れ星

作者: 喩らり
掲載日:2025/12/06

あと37年後に隕石が地球に衝突して、世界は滅ぶらしい。変わることのない事実で、決して陰謀論なんかじゃないらしい。

37年後なんて想像が出来なくて、ぼんやりと37年後には絶対に死ぬんだなぁ、ぐらいにしか思えなかった。

絶望しても、悲しんでも学校には行かなくちゃいけないし、来年には進学か就職をしなくちゃならない。

ずんと暗い気持ちになる。どうせ後37年で世界が滅ぶんだから、全部投げ捨てちゃいたい。


暗い気持ちのまま空を見る。真っ暗な中に長い長い流れ星。あと37年後に地球に来る星が見えた。

あぁ、流れ星。あの流れ星で私は死ぬんだなぁ。

悲しいような、どうでもいいような、ぼんやりとした気持ちで流れ星を見ていた。


ロマンチックでも何でもない流れ星。ずうっと流れているのだから、もうただの星とおんなじ。

もう何にもやる気なんて出ないから、早く流れ切って欲しい。

そんな馬鹿らしい願いを、3回唱える。今なら3回でも、300回でも願えてしまう。いくら願っても叶わないだろうけど。


じいっと憎いぐらい見つめていたら、眩い光が向かってきて、世界に光しかなくなった。

どうして、願ってしまった、なんて思う暇さえなく世界は無くなってしまった。

最後まで、流れ星は流れていた。

憎いぐらいに。


流れ星という希望に満ち溢れたもので、世界が滅んでしまうなら面白いな、と思って書きました。

楽しんでいただけたら嬉しいです。

見て頂きありがとうございました。

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