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無自覚美少女クール会長

作者: ナベノヂ
掲載日:2025/10/13

美人だけど無自覚で、クールな、生徒会長。

その会長に、小さい頃から恋してる生徒会役員の後輩。


無自覚系ラブコメ。

「うわっ、外が真っ暗」

僕は驚いて口にする。

流石10月、暗くなるのが早い。

高校の文化祭のために、今日は、放課後、僕(1年生、生徒会役員)と、会長(3年生、美少女)が、放課後に、あれこれしていた。

今月末に、文化祭がある。まだ14日なんだけどね。

「暗いな、確かに」

会長は言う。

そして、

「じゃ、気を付けて帰れよ」

鞄を取り、教室から出ていこうとする。

僕は、慌てて、走って会長の前に立つ。

「なにかな」

「なにかな、じゃないですよ! 危ないじゃないですか!」

「1人で帰るのが怖いのか? そういや、昔から、君は怖がりだもんな」

この…、この無自覚美少女は…!

危ないのは会長ですよ…、女子高生だし、可愛いんだから…! 真っ暗なのに。襲われたらどうするつもりだ。

「全く、困った後輩君だな、はっはっ」

「もう、それでいいですから…」

「?」




「小学生の頃、行事で肝試しがあったよな。そのときの君の怖がりよう」

「はは」

「しかし、今も怖がりか。

私の家まで来るのはわからないがな。君の家は手前のはずだが」

無自覚美少女は。

暗いなか、僕と会長は、並び、下校している。街灯が頼り。懐中電灯を持っているはずがないし。

僕は強くないけど、もし、この美少女が襲われそうになったら、なんとかして守らないと。

頭も悪く、運動も苦手な僕だから、余計頑張らないと。

…。

可愛い会長、すごく可愛い会長。

その会長と今、2人きりで帰っている。

来年、多分、この人はこの県にはいないんだろうな、都会に行くかもしれない。会長は、僕の真逆で、可愛いし、学力も常に学年1位だし、運動もすごいできるから。この県にはおさまらないんだろう。わかんないけど。

小さい頃から一緒だったのに、2つ差があるけど。

付き合えたら、って、

「ダメだダメだ!」

「どうした!? ブンブン首を横に振って!」

今は僕が守らないと! よこしまはダメ!

「気にしないで下さい」

「そ、そうか」

そして、守らないと守らないとと必死に思っていると、

「月が綺麗だね」




『月が綺麗だね』

訳:愛してる

What!?

「見ろ、月が綺麗だ」

こ、告白をされた!?

まさか、会長も僕のことが好きでっ。

「ロマンがあるよな。星とか、月とか、普段は気にしないけど、こうして見るとすごく美しく、宇宙の歴史とかを意識すると、本当にいい」

空を見て、うっとりとする会長。

本当に、本当に、この無自覚美少女は…!

「き、綺麗ですね」

「だろ?」

宇宙の歴史はわからないけど。

ああ、ドキドキが消えない。

は、早く家に着いてくれ…。

2人の恋はどうなるか。

読んでいただき、ありがとうございました。月が綺麗だったみたいです。

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