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詩全集3

オサレ

作者: 那須茄子

見つめていたのはたったの5秒だけ

トンボが跳ねて水面を枯らすような

あっという間の出来事だった


待つのは案外慣れたもんで

小洒落たワイヤレスイヤホンを

耳にはめ

線があるかなしかの微々たる違いかなと

首を傾げて

音楽を幸せな気持ちで聴いていた


花びらが1つずつ離れて落ちる頃

私は宇宙飛行士にでもなって

宇宙をスケッチブックにおさめているんだろか

見たまんまの 

あの綺麗な青色を一体どうやって表現しよう?


瞬きでは追いつかないの

切り替わりと似たようなものだけど

致命的なズレで

お互い違うもの同士でいられる


見つめていたのはたったの5秒だけ

鈍間が足をつけた

トンボが跳ねて水面を枯らすような

あっという間の出来事だった



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