1,瞬く間の出来事
思いつき要素満載ですので多少強引に押し込むネタには目を瞑って見逃して下さいませ。
どうしたら良いのかさっぱり解らない…
なぜこんな状態なのかも理解できない…
ほんの一瞬 遠くに行きたい って思いましたよ!思いましたともさ!ほんの一瞬だよ!!
なのにどおして…どぉしていきなり崖の上でポツンと一軒家なわけ〜〜〜〜〜(ぴえん。)
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見渡す限りの緑色の景色を眺めつつ、今に到るまでの記憶を呼び起こす…
何の取り柄があるわけでもない私は、 中川莉瑠20歳、黒髪黒目の普通の社会人2年生職場も仲が良い訳では無いが悪くもなく、やっと慣れてきた仕事に不満はない。、溜まった有給をどうやって消化しょうかな~っとふと思い付いた海外の雲の上の国に行ってみようかなあって思っただげ。ショボショボする目に目薬を落してパチパチしていただけ。そう、それだけだ。
ボケっと狼狽える事数分、とりあえず深呼吸して、すぅ…はぁ…すぅ…はぁ…
「よし!取り敢えず景色は見た!」
次は……
目の前に佇むお家を観察してみる。… 外観は、オール木材で出来てるっぽいちょっと素朴なコテージ。なんでこんな崖の上に建てたんだろう?不思議だなぁ~っと思いながら今の所頼れそうな存在はこのお家だげなので、取り敢えず安全確保したいなぁ でも、悪い人とか住んでたら……………………
と色々思いを巡らしながら、じわじわと汗が浮いてきた所で思い切って玄関ドアをノックしてみる。 コン。 コン。 コン 。…………………
「あのー!何方かいらっしゃいませんか~!」
……………………。…………………。…………………。無音…
「留守かぁ…。」っと言いつつもドアノブに手をかけると、 カチャ…っと扉が開いた。
そっと中を伺うけど、人の気配は無く、ドキドキしながら家の中に入ってみた。
中に入ると意外と広く少し埃っぽいけど温かい日差しが ぽわん と差して妙に落ち着くなぁ…っと思いながら探索開始!
1階はダイニングとキッチンと浴室にトイレ…
「空き家っぽいな…」 ボソボソとつぶやきながら2階に続く階段をゆっくり昇って行く…
2階にはベットのある部屋が2つと、少し小さい小部屋が1つ。屋根裏は無さそうだなぁ。
一通り見て回った後1階のリビングに置いてある椅子に腰かけてそっと息を吐いた。
……………まず、寝る場所を確保して、それから食べ物を探さないと……。
なんでこんな事になっているのか解らないけど、泣いてたってどうにもならない。 とにかく今やるべき事をしなきゃ!っと2階の部屋に入り窓を開けた。
ゆっくりと部屋を視て回りながらベットに敷いてあるシーツに触れてみると、ふわりと埃が巻き上がる。
埃を包むようにしてシーツ類を剥がして外へ出て、 パンッ、パンッっと叩いて適当な木に引っ掛けて天日干し。本音は洗いたいけど、やる事リストがパンパンな今はこれで我慢だ!
キッチンでバケツになりそうな容器を探して、
「さぁ!お願いします!いでよ、水!!」
っと願いながら水道を捻ると、出てきた水に感動した。水がある現実に胸を撫で下ろしてできる限り綺麗にしようとお掃除を開始した。
掃除が一段落した所で、外に出て食料探し。
何か、食べられそうな物無いかなぁ。っとコテージが見える範囲に限定して木々の間をキョロキョロと探してみると、リンゴのような、梨のような樹の実を見つけた!
「これ、食べれるかな…」
ほのかに香る甘い香りに我慢できずに1つにかぶり付いた。
シャクッ… 「いける!何だろうこれ、シャキシャキだけど果汁が溢れてる!」
何個か布にくるんで戻ることにした。勿論目印を付けながら!
暫くは大丈夫そう。
家に戻りもう少しお掃除しちゃおうかな、とぐるっと見渡してた時に、あら?っと気がついた。
「あれ、階段の下に扉がある!ハリポ◎部屋じゃない!!」
テンションの上がった私は鼻歌を歌いながら階段下の扉を開けてみた。
それがこの不思議なお家の秘密のほんの始まりだとは思わずに………。
初投稿です。思い付き発射ですので、更新不規則です。