DG6 008 侯爵
カチカチカチ
プルプルプルー
サトシ「攻1280 魔1340 生命1300だ」
アスカ「No2は?」
サトシ「攻689 魔141 生命605」
アスカ「いけるね」
サトシ「マグに装填できてるか?」
アスカ「もちろん」
シバキ「行こっか」
サトシ「よし」
-侯爵の居城-
門衛「待たれよ! どこへ行く?」
サトシ「侯爵に要件だ。通せ。ほら、この書状」
門衛「!!」
サトシ「邪魔すれば切る」
門衛「くっ…通れ」
サトシ「開門せよ。俺はとなりの領地の主である!」
隊長「何用か」
サトシ「ほら、これ」
隊長「!! これをどこで」
サトシ「お前じゃ話にならん。領主を出せ」
隊長「おのれ」
パン
隊長「く、はっ」
サトシ「次は殺す」
隊長「キサマ…」
パン
サトシ「殺すと言った」
兵士1「何事だ! …隊長!?」
サトシ「No2の反応が消えた。コイツだったっぽいな」
シバキ「この男は我が領主に無礼なふるまいを行ったために殺した! 素直に侯爵に会わせればよし、逆らえば殺す!」
兵士1「なんという事を…隊長…!!」
兵士2「…こちらへ」
サトシ「あんたが侯爵さんかい?」
侯爵「そうだが我が場内で殺しを行ったそうだな」
サトシ「ほら、コイツを見てみろ」
侯爵「これは弟に持たせたものだ。どこで手に入れた!?」
サトシ「オープン」
バシュン!
侯爵「おおお、何ということだ!! 弟よ!」
サトシ「落とし前はどう付ける?」
侯爵「お前がやったのか!」
サトシ「チンピラのように私闘をけしかけて来たのはコイツだ。返り討ちにしたまでのこと。書状から身元が割れたので、こうして落とし前を付けてもらいに来た」
侯爵「クソ! 何が望みだ」
サトシ「この城と土地をもらおうか。アンタには爵位がある。どこへなりと移れるだろう?」
侯爵「キサマ!」
サトシ「おっと私闘かい? アンタを殺して、この城ごと頂くだけだぞ」
侯爵「国王がこんな暴挙を許すわけがない!」
サトシ「なら試しに死んでみろ」
カチャ
侯爵「兵たちよ!! この者どもを殺せー!!」
パン パン パン パン パン パン パン
パン パン パン パン パン パン パン
兵士2「侯爵様!!」
サトシ「爆破呪!」
ドーン!
兵士たち「!!」「ぐはぁ」
シバキ「ザコはいくら集まってもザコ。爆破呪」
ドーン! ドーン! ドーン!
アスカ「討ちもらし」
パン パン パン
サトシ「よし。全滅させたな。アスカ、全学生を連れてきて後始末をさせてくれ。シバキ、金をばらまいて国王側に裏工作を頼む」
アスカ「わかった」
シバキ「はいはい」
サトシ「上手くいけば、この城も土地も手に入るか。思わぬ収穫が舞い込んだものだ」
・
・
・
兵士「伝令! サトシ様を侯爵とし、元侯爵の領主すべてを任せるとのこと!!」
サトシ「上手くいきすぎたな。たかがモンス討伐にでただけなのに」
シバキ「金をつかませたのが大きいのよ。2億かかったし」
サトシ「まあ安い出費だな」
アスカ「死体はすべて片付いたよ」
サトシ「久しぶりに俺たちの強さを測ってみるか」
サトシ 攻撃2051 魔力1820 生命力1466
シバキ 攻撃1933 魔力1730 生命力1350
アスカ 攻撃1740 魔力1650 生命力1166
サトシ「ずいぶん上がったな」
シバキ「領地も倍になったしね。小城まで手に入ったし、戦争でも役に立つわね」
サトシ「まだ戦争するには弱いけどな」