DG6 027 元戦士の村長
翌日
サトシ「出発前に、俺たちがどれぐらい強くなったか測ってから行こう」
アスカ「そうね」
サトシ 攻撃3510 魔力4586 タフネス3885
シバキ 攻撃3422 魔力4630 タフネス3677
アスカ 攻撃3190 魔力4291 タフネス3596
シバキ「微妙に上がってるところが面白いね」
サトシ「そうだな。 だがまだ一人で突出できるほど強くない。先は長そうだ」
アスカ「クオンに稽古でも付けてもらう?」
サトシ「剣術や銃の戦闘、魔法は俺たちが上だ。単純にマナを吸っていないだけだよ」
シバキ「強力なモンスター討伐でもあればね」
サトシ「まあいいさ。3人いればそうそう死にはしないだろ。国境ラインで集合な」
アスカ・シバキ「OK」
サトシ「こっからどう行けばもらった領地の町まで着くんだ?」
シバキ「西に70kmぐらいね。バイクで1時間もかからないはず」
サトシ「よし行くか。オープン」 パシュン ブオー
アスカ「久しぶりの原チャ(笑」
プルプルプルー
サトシ「ん?」
アスカ「クオン隊の誰かじゃない?」
サトシ「いや、攻撃1920魔力1112タフネス1650 こんな奴知らねーぞ」
アスカ「位置は?」
サトシ「西50km」
アスカ「街の人じゃない?」
サトシ「埋もれた人材って奴か。まぁこの程度の強さじゃ、いらないけどな」
ブオー
サトシ「着いたな。例の反応は、このでかい屋敷からだ」
アスカ「行ってみる?」
シバキ「何?」
アスカ「埋もれた人材がいるのよ」
ドンドンドン
サトシ「たのもー」
ギィー
小物「へい。何でございましょう」
サトシ「ここに名のある人が居るんじゃないか?」
小物「へえ。ここは村長様のお屋敷ですが。どちらさまでしょうか」
サトシ「数日前からこの地方の新領主になった北条サトシだ。挨拶までにな」
小物「こりゃ大変失礼しました!どうぞどうぞ中へ」
サトシ「村長が一角の人材ってことか」
村長「ようこそいらっしゃいました領主様。お話は伺っております」
サトシ「そうか。よろしく頼む」
アスカ「爺さんね」
シバキ「そんなことだろうと思った」
アスカ「ハッスル爺さん(笑」
村長「何でも戦を始めるとか。 私目もこのような老体でなければお役に立ったのですが」
サトシ「いや、気持ちだけで十分だ。それよりもこの戦争に反対する民はいないのか?」
村長「多少はおりますが、些細なものです。皆、勝ち戦は人や物を動かし経済を良くすると心得ておるのです。負け戦は散々に酷いものですが、今回指揮されるのは"カナン第二の剣"とまで噂される若き侯爵殿とのこと。村人は誰もが勝利を確信しているのですよ」
サトシ「なるほど。わかった。 明後日になれば本体も到着するが、 このぶんなら混乱は起こらんな」
村長「ええ。兵数はどれほどになるのですかな?」
サトシ「正規軍が11500 予備兵が19000ほどだ」
村長「大部隊ですな。 お役に立つことがあれば、なんなりとお申し付けください」
シバキ「ありがとう村長」
サトシ「では、この館の隣にコテージを張るが、いいかな?」
村長「そんな大変なことをせずとも、この屋敷を軍本部としてお使いください」
サトシ「それは助かるが、いいのか?」
村長「古い屋敷ですが、部屋数はたくさんございます。 お役に立てるなら光栄であります」
サトシ「では使わせてもらおう」
村長「これ、お部屋にご案内して差し上げなさい」
小物「へい。どうぞこちらに。掃除はちゃんと行っておりますから、ご安心ください」
サトシ「頼む」
小物「お食事はお済みですか? 2時間を予定しております。 降りてきてくだされば、いつでもご用意できできるようしておきますだ」
シバキ「お酒もお願いできるかしら?」
小物「へいへい。 様々なお酒をご用意しております」
シバキ「至れり尽くせりね。ありがとう」
小物「もったいないお言葉。お部屋は3つでよろしいのですか?」
サトシ「いや、とりあえず2つでいい。将が到着したら10ほど使わせてくれ」
小物「かしこまりました」
サトシ「サーチ君様様だな」
シバキ「そうね。持っていないで旅をしていた父さん母さんが信じられないわ」
アスカ「頑張ったのね父さん」
シバキ「そういえばサトシ、あのお爺さんを若くしてあげたら?戦力になるんじゃない?」
サトシ「ちょっと考えたけどな、 時空魔法はまだ秘密にしておきたい。噂が立つと後が面倒だからな」
アスカ「そうかもね」
サトシ「ここからミツマタまで何kmぐらいある?」
アスカ「目の前よ。20kmもないわ。30kmに砦、40km先に町があるって地図にあるけど」
サトシ「奇襲じゃないからな、その砦には1万以上居るんだろうな」
アスカ「そうね。あ、もしかして?」
サトシ「そうだ」
アスカ「じゃあシバキにも相談しないとね」
サトシ「ああ」