異世界での朝と王との対面
そして翌朝。俺は一気に書きためた小説を見直しながらメイドを待つ。どうも解析は鑑定の上位互換らしく、ふと視線を向け解析したいと思うとステータスが完全に解析でき服の材質や城の壁まで解析が出来るレベルにチートだった。・・・この世界は何故俺が初期に書いた小説に似ているんだ?その疑問が何度も湧いたが答えが出る訳ない。
「勇者さま・・・謁見の準備が整いましたので案内いたします。」
ドアの外からメイドの声が聞こえ俺はスマホなどの道具をストレージに仕舞う。そしてばれない様に学ランの下には金属糸で編まれたアーマーを装備し外に出る。
「いよいよね。確か。」
「あぁここから始まるはずだ。」
「お二人とも何の話をされているのですか?」
俺たちがこれから起きるであろうイベントに関して話し合っているとメイドが聞いてきた。隠す事ではないが俺がラノべ作家と知っている人はあの学校には居ないので何も知らないはずだ。
「ちょっとしたイベントだよ。」
としか答えられなかった。
案内された部屋には案の定やつれている男子生徒が多くメイドも昨日ほどいない。全く何で何も知らない地でそんな事が出来るのかね?
そして王座の近くには昨日のフィリアと呼ばれた王女に大神官に聖女。まるで他国から奪ったかのようにエリートな連中が居る。
「さて昨日は少し興奮していたようでわざわざ遠くから来た勇者さま方に八つ当たりをして申し訳ない。早速だが本題に入らせて貰う。」
やはり来るか。俺はこの王の出方次第では最上級の切り札を斬る羽目になるだろう。そんなことが起きないように祈りつつ俺は王へと視線を向ける。
と次の瞬間王の目が光った気がした。俺は直に目を閉じ精神を強く持つ。
「アンチファンブル」
小声でそう唱え俺は視線を返す。
『精神耐性 のスキルを獲得しました。
精神干渉 のスキルを獲得しました。
精神魔法 闇魔法 を獲得しました。』
『称号 抗う者 を入手しました。』
これがスキル習得緩和か。とても使えるな。では早速
「アクティベート」
俺は精神耐性のスキルレベルをMAXにする。
「・・・昨日も話した通り・・・」
とまるで一連の流れが無かったように話し始めた王様である。