プロローグ
「凜花何かお疲れの様だが大丈夫か?」
俺、黒霧秀一は欠伸をしながら隣に座った恋人に声をかける。
「あ~昨日少しね~。」
なるほど。声優業の方か。
「幸い今日は午後寝れるしね。」
確かに午後は寝ても何とも言わない・・・正しくは寝たところで注意しないもしくは俺たちについて知っている先生だからそうなんだが。
「そういうシュウだって目に隈があるじゃない。」
「まあな。そもそも昨日は親が居無かったからアイツ等の面倒を見る羽目になっていたんだよ。」
俺の家は母子家庭で凜花・・、浜井凜花は父子家庭で下に弟妹が居る為バイトが可能であり良く互いの家で夜ごはんを食べる。造るのは主に俺だが・・・。まあラノべ作家という事も在り家事全般や物づくりは得意だ。よくVRMMO系で飯テロを起こすので飯テロ作家の異名も遭ったりもする。
「あの二人いつ見てもラブラブよね~。」
「噂ではもうかなりの所まで進んでいるとか?」
「直に二人だけの空間を作れているよね~。」
と女性陣からの評価はもう直結婚するんじゃない。という感じだ。
男性陣は視線で人が殺せるほどの視線をいつも向けて来る。
さてと隣人は無視して俺はいつも利用している小説投稿サイトを開く。いつものようにアクセス解析を見て少ない物から書き上げ投稿する。大体5分で終わるので2話分投稿すると担任の先生が教室に来るので俺はスマホを仕舞う。
「着席・・・出席確認をする。」
担任がそう言い終えた瞬間だった。
ドーンと何かが破壊される音がし校内全域を飲み込む。俺と凜花は直に鞄を抱き込み机の下に逃げる。このあたりは避難訓練について撮影所で徹底されていたのでわりとすんなり出来た。俺は先程とは逆の正すなら非常時用のスマホを取り出し何があったか確認する。
ただ情報は何もない。つまりこの学校内での出来事なんだろう。俺はそう安心し凜花を落ち着かせる。
凜花は幼いころ母親が落雷を浴び亡くなった為こんなトラウマが甦るのはあまり宜しくないと医者に告げられているからだ。
ただ俺は雰囲気が変わったの察し気配を殺す。
俺たちが居たのは西洋風のお城の中でどうも対面室みたいだ。
この瞬間何があったか分かった。これは異世界召喚だと。