082補給基地ゲオルグ
主人公ジェスです。
来たことがある場所が、補給基地でした。
前に思った事の謎も解決しそう。
そんなお話です。
駆逐艦を補給基地ゲオルグに接岸して、直径10kmのドーム状の街に入る。
街の向こうに草まみれの天空の門の昇降機があった。
やはり、天空の門があった場所であった。
街を見ると下界と全く変わらぬ感じの街で、人も沢山いて賑わっている。
種族は様々で人間や魔人もいれば獣人もいる。
どうやって、みんな来たのだ?
「補給に2時間は、かかるから飯でも食べよう」
グラパが言う。
「グラパさん、ここに、何故こんなに人がいるんですか?」
グラパとキャサルが不思議そうな顔をする。
「分化で記憶をなくして生命体に意識を移す際に、記憶が消えなかったり下界の生活中に記憶が戻ったら精霊で監視していて、ここに強制転移して落ち着くまで生活する所ですよ。
自殺が帝国の法律で禁止されてますから一旦ここで記憶操作して下界に戻るか、仮想空間に戻るか考える場所でもあります。
下界と仮想世界との狭間のような街ですね」
セシルが説明してくれる。
記憶が戻ったグラパやキャサルにとっては、当たり前の場所だったようだ。
「仮想空間でいつも生活してる帝国の人が、ここでは記憶もある状態で生活してるって事ですね?」
「そうよ、結構ここが気に入ってずっといる人も多いわ」
キャサルが教えてくれる
州府飯と言うご飯屋さんで、ご飯を食べている。
「懐かしい味だな、前回来た時は、900年前かなぁ」
グラパがしみじみ感想を述べる。
帝国の人って本当の年齢が化け物しかいない気がする。
今回の旅は、グラパがいなければハーレムだった気がするなど不純な事を考えているとキャサルが言う。
「ジェスさんの目線が私の胸に向いてる気がする」
ジト目で睨まれる。
「なんじゃと! 何故私の胸を見ないのじゃ?」
ケリテファがボケる。
「ジェスさん不潔です」
ラクアが参加する。
「!? ケリテファは、記憶戻ったのならば〔のじゃ〜〕って治るのでは?」
私が突っ込む。
「癖は、そう簡単に治らんのじゃ」
「私と話す時は、ケリテファは普通に話してますよ」
セシルも突っ込みを入れる。
「……この方が男性に好かれると、聞いたのじゃ!」
確かにそうかもしれないが、違う気がする。
突っ込みを入れたセシルも、14歳ぐらいの姿のままだ……もう一度、理由を聞いてみたくなる。
補給が終わり木星へと向かう。
今の時期は、地球から木星まで7億万kmの距離があり、高速先行型駆逐艦でも2日間加速して2日間減速する計算で4日かかるそうだ。
4日でロンギヌスに関して調べる事にする。
帝国国民の平均年齢が、怖いことになっていそうです。
次回は、過去の回想になります。




