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079記憶の復帰

チャンピオンのラクアです。


最近は、出番が少なかったですが、闘技場での激闘を制して、とうとう大会を優勝!


今回は、どんな話?

 ナクトがいた、仮想空間から戻されると、眼鏡をかけた堀の深い顔の黒髪の男が立っていた。


 目の前の男が言う。


「おかえりなさい。戻ってきて早々にお願いがあるのだが、この装置は外部から動かさなければ中に入れない。私がスキャニング装置に入ったら実行してもらえないだろうか?」


 周りを見渡すが、私以外はまだ施設内にある仮想空間のようだ。


「他の人達がまだ戻って来ていないのですが、問題は、ないですか?」


「中から外に出るには、外部からの操作は不要だよ」


 目の前の男が装置説明をしてくれる。


「であれば、構いませんよ。貴方はコヒネタさんですか?」


「そうだが、何故私の名前を知っているんだい?」


「内部でナクトに伝言を頼まれました。【長い間ありがとう】と伝えてくれと言われています」


 伝えるとコヒネタが一筋の涙を流す。


「他には、何か言ってなかったかね?」


「私の事を【未来の私】と言っていました」


「なるほど、君の中にいたんだね。

 私もナクトを追うとしよう。

 一万年振り以上になるので、何を話すか迷う所だ。

 制御は奥の部屋だ」


 奥に部屋にコンソールがあり、コヒネタがスキャニング装置に乗ったのを確認して開始する。


「名前は知らぬが、君のおかげで救われた。この研究施設は、エネルギー供給が別回線でずっと動いているのだが、研究施設以外の施設は、暴走の可能性があるので最後に電源を落としていってくれ。頼んだよ」


 コヒネタが消えた後に、3台のスキャニング装置が動き出しセシルとアルテアとケリテファが戻ってくる。


「ジェスさん、貴方が何者か知ることができました。兄が残した遺産を起動してもらいたいのですが、良いでしょうか?」


「それでセシルが幸せになるのであれば、手伝いましょう」


 顔を見合わせて笑みを見せる。


「なんじゃ、記憶が戻ったのは、主らだけかと思っているのかや? 我の【メトロノームシンドローム】は、完治したぞセシル、今後は最高評議会の一人としてお前に付き合うのじゃ」


 ケリテファが難しい事を言っている。


「私も帝国国民としてセシル様を支えましょう」


 アルテアも記憶が戻ったらしい。


 地球にいる人々は、元帝国国民で別に記憶があるのだな。


「ジェス、宇宙に向かいましょう。そこで詳細は話すわ」


 研究施設の転移座標を登録した後に、研究施設以外の電源を落として、ラクアを闘技場で拾ってから海底の帝国科学研究所へ転移した。


 ラクアは、闘技場のチャンピオンになっていた。

元帝国国民の3人は、みんな記憶が戻ったようです。


彼女達は、何者?


次回は、そんな話ですか

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