009過去の回想
作者のアイです。
今回は、過去のお話です。
何故、地球がこのように、なったのかが少し紐とかれる話
宇宙歴 699年
『メトロノームシンドロームの解決法が見つかりました』
解析用の人工頭脳から合成音声で、最高評議会に結論が伝えられる。
長髪で金髪の青い瞳の30歳ぐらいの女性。
ショートカットの金髪の赤い瞳の20歳ぐらいの女性。
40歳ぐらいの外見の白髪で赤い瞳のセシル。
この3人が、仮想空間上の背景もない空席がある円卓を囲んで座っている。
初期は帝国の代表が6人居たが、今は2人しかいない。
しかも、そのうちの1人はセシルになっている。
ここ300年で4人が病気で自殺(削除)していた。
メトロノームシンドロームと言われた病気は、機械化した脳に発症して全ての事柄に興味を失って行き、最後は死ねない自分を呪い自分をデリート(削除)して消滅してしまう病気。
『原因は死なない事による思考寿命の低下。解決方法は一旦記憶を失い死ぬ環境下で生活して死ぬ事』
「擬似世界の構築を急がせて、発病者を優先して送り込んでください」
長髪金髪の女性が言う。
「私も発病した様だ、急速に好奇心や興味が無くなっておる。
50年持ちそうにない。
早急に対応せねば」
ショートカット金髪の女性が言う
「帝国の最高評議会の人員の確保も最重要であるが、信用に値する人物がいない」
セシルが言うと長髪金髪が笑う
「あはは、もはやセシル様だけの評議会ですよ。
形だけで6人中4人がいなくなり過半数の承認不可も出来なくなりました。
私は、皇帝の意識を探索を開始します」
「よろしくお願いしいます」
2人が消えてセシルだけが残る。
2人の消えた事を再確認した後に、解析用の人工頭脳に命令を下す。
「分化の実験を最優先にしてください」
『了解しました』
帝国の代表は、既に3名になってしまったようです。
次回は、セシルの思い出の場所のお話です。
次回へ続く。




