073半壊魔王城
負け犬のラクアです。
カードゲームが不調です……
城も壊してしまいました。
今回は、そんなお話。
魔王の城に戻るために、ゲートを開いたがエラーコードが表示される。
「ん?」
怖いので一旦ゲートを閉じて、衛星を利用して再度座標を算出してゲートを開く。
ケリテファとゲートをくぐると何もない空間だった。
急速に落下して8m程落下したところで、地面にぶつかる。
「なんじゃ! 空中に転移してるのじゃ!」
地面に顔からめり込んで、地面から顔を抜いてからケリテファが文句を言う。
私は華麗に足から着地。
周りを見渡すと魔王城が半分えぐれたように無くなっていた。
アルテアがレールガンを装備している右手を使ったのかと思ったが、この壊れ方はラクアの右手の装備の範囲攻撃に近い気がする。
待ち合わせ予定だった元来た部屋がなくなっているのだが、どうしようか?
残った魔王城からサキュバスのメイドが飛んで来た。
「おかえりなさいジェス様」
「どうして、こうなったんですか?」
「アルテア様と魔王様が戦闘中にラクア様が戻られて、魔王様がラクア様を挑発してしまい、こうなってしまいました。
崩壊するまで時間が結構あったので、皆さん脱出してから城が砂のように崩れました。
皆様は残った魔王城にてお待ちしてますので、どうぞこちらに」
犯人は、ラクアで確定した。
想定だと右手の範囲攻撃で1km程指定して、分子結合の解除をするような処理を行なってしまったと予測する。
誰も被害がなくて良かったが、半分城がなくなったな……
深夜に近い時間だったので、残った部屋を借りて一回寝てから朝に集まる場所に案内を頼み、今日は寝ることにした。
ケリテファは、用事があると言って何処かに行ってしまった。
朝になり通された客間には、魔王とラクアとセシルとアルテアが待っていた。
魔王とアルテアが凄くいい感じで雑談していて、ラクアがしょんぼりしていた。
セシルは、地図を眺めている。
私が来たことを魔王が気がついて話しかけてくる。
「ジェス様! ラクア様にも力の一端を見せていただきまして、大変驚きました。
聞くことによるとジェス様が作られた武器だそうで! もはや、信仰の域まで貴方4人が私の中に占めています。
ラクア様が『やば!範囲間違えた! どうやって止めるの! ええ! 皆さん逃げて!!』と言って下さらなければ、城内の魔人が半分いなくなる所でした!
この城も記念に修復せずに、このままにしていこうと思っています。
今後もよろしくお願いいたします」
ラクアがしょんぼりしているのは、失敗した事ではなく、一晩中魔王のラブコールがあったからだそうだ。
それは、私も避けたい所だ。
コウモリの様な男が入ってきて魔王に耳打ちする。
「結果が出ましたので報告します」
調査結果は、2箇所で場所の座標をセシルが算出して、セシルとアルテア組と私とラクア組で別々に行くことになる。
過去のセシルの花畑の記憶データをもらう。
「ジェスさん頼みましたよ」
セシルとアルテアが転移して行く。
「ラクア、闘技場どうだったの?」
「……何故!?こそっと行ったのバレてるんですか! ……しばらく、行くのやめます」
元気が無いので私があげたレアカードを負けて奪われたのかな?
指定された場所に2人でゲートで向かう。
セシルの思い出の場所の類似ポイントが、判明!
発見されるのか?
次回は、そんなお話に……魔王のお話が絡むお話!




